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迷ったら面白い方、面白い方にハンドルを切る

人生は選択の連続だ。
誰かが言ったこの言葉、使っている言葉は違えど同じようなニュアンスの言葉を聞いたことがない人はいないと思う。そのくらいにこの世の心理であると言うことだろう。そんなわけで、今回は人生で大切な決断ランキング5本の指には入るであろうキャリア、そのファーストキャリア、新卒での進路のお話です。
既に僕の進路をお話している人はともかく、僕とお話したことがある人であれば「自動車業界でしょ!」と百発百中で口を出されますが、結論、自動車業界には進みません!完成車メーカーも含め自動車業界も就職活動中は受けさせていただいていましたが、結果として辞退をすることにしました。就職活動中に関わった自動車業界の方、面接中に自分の理想のクルマ像だとか、50年後のクルマの姿だとかを時間オーバーするくらい語ってしまい申し訳ないです笑その想いが伝わったのかよいお返事を頂けた際にはとても嬉しかったです。
ただ、結果として選んだ道は自動車業界ではありません。今回は、なぜそのような決断に至ったのかのお話です。

好きな自動車メーカーはスバルです!!!

進路について

どこ(業界)に進んだの?

自動車業界に進まないことは冒頭にお話ししましたが、すぐに疑問になってくるのは、じゃあどこに進んだんだい!という話だと思います。
業界としては人材業界に進むことになりました。なんと社員がまだ4人しかいない会社に新卒第二期生として入社させていただく予定です。

そこって何をするの?

人材業界というと企業名で行くとリクルートさん、ワンキャリアさん、ビズリーチさんらが上がってくると思いますが、僕の就職先は社外人事と呼ばれる企業内に設置される人事部の業務を外部(自分達)に委託してもらい業務を行う、といった仕事になります。なので、一般の人材業界と聞いて想像する採用以外にも労務やキャリア開発支援なんかも行うわけです。
競合業界だとコンサルティングやRPO(Recuruitment Process Outsourcing)になります。

なんでそこにしたの?

僕は留学留年をしているので同級生は既に社会人二年目です。そんな同期から「お前は大企業合わないから!」と言われていたこと、そして自分自身も大企業で働くのはそれこそ同期や先輩からお話を聞く限り合わないな、と感じていたのでそもそもとしてベンチャー企業や中小企業を見ていました。また、人混みが苦手なので出来れば関東圏・関西圏は避けたい、という想いもありました。もし働きたい会社が関東・関西にあれば全然飲み込める程度の希望ですが。それも踏まえてですが、なんでその会社に入ることにしたのか、を説明します。

就活の軸

もともと就活の軸は自分の中で二軸に絞っていました。
自分が成長できる環境であるか、人を大事にしている会社であるか、の2つです。

自分が成長できる環境であるか、については社員さんが社長含めまだ4人しかいないベンチャー企業です。そんなん自分から求めればいくらでもあるでしょう!と言われてしまえばその通りです、としか答えることはできないのですが、特にこの会社で間違いないな、と感じたシーンとしては面接前のカジュアル面談での説明で「社員が少ないので社長から直接教育することが多いこと」「内定者インターンが入社前6月からあるので入社時期には一通りの業務が一人で出来るようになっているようになっていること」「どベンチャーなので様々なことをやってもらう」との説明を受けて確信することが出来ました。また、研修など形式ばった物で知識をインプットしていくのではなく実際の業務を通して学んでもらうという説明を受けたことです。僕はどちらかというと授業チックなもので知識をインプットしていったり、本や動画などで知識をインプットするよりも実際に手と頭を動かしてインプットしていく方が自分に合っているとこれまでの経験を通じて知っていました。なので、環境だけでなく、その環境でどのように知識をインプットするかという手段においても自分に合っていると思いました。

また、二つ目の人を大事にしている会社であるか、においても面接中はもちろん、面接以外の選考期間中のやり取りもとても丁寧にして頂き、更には選考期間中にトラブルが発生したのですがそのトラブルにも親身になって対応していただき、そのトラブルに対応していただく姿を見てこの会社であれば間違いがないと確信を持つことが出来ました。

という意味で自分の就活の軸にしていたものとこれ以上ないくらい合致していると確信が持てたので他の選考が進んでいた会社も辞退させていただき決定したという流れになっています。

魅力は感じていた

じゃあ人材業界は元から狙っていたの?と聞かれると、興味は全くなく、選考を受けるはおろか説明会やインターンに参加する際の候補にすらあがっていないような業界でした。何となく「コミュニティ」や「人とのコミュニケーション」「組織」みたいなものは自分の中でのキーワードには上がっていましたが、就活ではそれらを意識してはいませんでした。そもそも、人材系というと新卒採用か人材派遣くらいのイメージしかなく、どちらも辞めときな、と周りから言われていたからです。それでもこうして人材系の選択肢を選ぶことが出来たのはダイレクトリクルーティング系の就活サイトに登録しており、そのサイト経由でオファーを受けたことが興味を持ったキッカケでした。

好きなことは仕事にできなかった

仲のいい人ほど良く言われることの一つに絶対に自動車業界に進むと思っていた、ということがあります。実際に僕も自動車業界は就活中に選考にメインで進んでいました。
けれども、その中で一点懸念としてあったのは大好きなクルマを見つめる視点が固定されてしまうのではないかということです。今は僕はトヨタもいいし、スバルもいいし、日産もいいし、ホンダもいいし…自動車メーカー全部が全部良い!と思っていますが、その視点が崩れてしまうことが怖かったと言うことがあります。また、もしトヨタに就職したりして、ホンダのクルマだったり、海外メーカーのクルマには乗りにくい、というのもよく聞きます。単刀直入にそうなるのは嫌だった、という話です。あとは、周りからお前は絶対に大企業に行くな!合っていない!と言われていたこともこの決断にした理由の3%くらいあります。

とはいうものの

とはいうものの、その人材系の会社から内定のご案内を頂いたときには既に内定保留状態にしている企業がありました。正直全て第一志望群の会社であったので、めちゃくちゃ悩みました。また、選考が進んでいた完成車メーカーもありました。ぶっちゃけると、最終的に進むことに決めた人材系の会社からの内定通知はオンラインでミーティング中に直接言われて、その場で内定を承諾したので、人材系の会社を含めた内定保持期間で言うと15秒くらいですが。何となく最終面接で「あ、コレはイケたな」という感覚があったので最終面接後からその内定を通知されるミーティングまでの期間、日数にすると一週間くらい悩みました。何度も内定をもらっていた自動車業界の会社のウェブサイトを閲覧し、その時選考が進行中であった自動車メーカーのサイトやクルマのレビュー動画をみて、「あーこのクルマが社割で○○万円かぁ」なんてことを考えていました笑

人間(少なくとも僕は)大体迷っている時やためらっている時は好きなモノや好きな人から背中を押されるものです。人生でも最重要決断の一つである就職、ファーストキャリアもその例外ではありません。YouTubeで大量に自動車の動画を漁る中で大好きなスバルのWRXというクルマの紹介ムービーの冒頭18秒に背中を押されました。

人生は選択の連続だ。
無難な道を選ぶ?
いや、迷ったら面白い方。面白い方にハンドルを切る。

ALL WONDER DRIVING /新型 WRX S4【公式】

欲しいと思っているクルマを社割で買って何が楽しい?
自動車業界で働くのは面白いのか?なんだか無難だな。
そんなことを想いました。夢やあこがれはそこに向かって努力するからこそ尊いものであるということをちょっと前の留学で学んだばかりなのに安牌に流れようとしている自分に気が付きました。自動車業界に進むと言うのは言い換えれば、知識が身についている状態で飛び込むことになる、さらには夢の実現への難易度も下がると言うことです。こう捉え直すと、なんだか無難な道に感じてきました。ならまったく知識のない社外人事になろう。夢への難易度を下げることはやめよう。
こう捉え直すと、決断はスッと決まりました。

おわりに

とまぁファーストキャリアの決断について偉そうにつらつらと述べてきましたが、この決断がベストなものだったのかと聞かれるとまだまだ疑問が残ります。
ただ、この決断の真価みたいなものは時が教えてくれるでしょう。頑張れ、未来の俺!

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