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時間は思っているよりない

留学中に色々感じたことを書き溜めておこうシリーズ3つ目は、時間についてです。
過去2つでは「働く」ことについてから自分が現時点で理想としている生き方について考えてみたり、弱さと強さという視点から大学で勉強することであったり、人について考えてみました。
過去2つのノートは以下にリンクを貼っておきます。

今回は、「時間」について思ったこと、考えていることをまとめてみようと思います。そう思ったきっかけは、『弱さと強さ』の冒頭に書いた

最近、いろんな人と、いろんなことについて話します。
アメリカ人や留学生はもちろんのこと、他にも日本にいるもう社会人になって働いている人、アカデミックな研究に全てを注ぎ込んでいる人、学生団体での活動に全身全霊をかけている人、インターンを掛け持ちして超弩級の学生ビジネスマンになっている人、大学の部活に所属して体を作り仲間との勝利にひたむきな人、パートナーと幸せになると恋愛に意気込んでいる人、勉強とバイトだけをしている人、今はもう学生団体やインターンを辞めちゃった人、生きることにちょっと疲れちゃって人生の休憩地点にしている人、同世代といっても本当に様々な人と話をします。

『弱さと強さ』より

この部分から来ています。同じ22歳、同じ大学生でも一人一人がみんな違った生き方をしています。ある人の時間の使い方、生き方が素敵に見えたりもする一方で、当然人ですから全員に共感できるわけでもなく、ある人の時間の使い方がもったいないように感じることもあります。そして、他者の生き方に強く共感したり、そのように時間を使いたい、生きたいと思うこともあります。けれど、当然自分にも自分の時間の使い方・生き方が存在していて、他者のようになるためには自分の時間の使い方を見直し、どこかを切り捨てたり短縮することによってのみしかそうなることはできないように思います。なぜなら、人には皆1日は24時間、1週間は7日、一か月は30日程度といった限られた時間しかなく、その中でいいなと思う人全員の生き方を真似したり、無尽蔵に取り入れていくことは不可能です。
ここでは、一日(24時間)を例にとって、いったい自分にはそういったことをすることができる時間はどのくらいあるか、から時間の使い方を考えてみたいと思います。

自分の一日

先ずは、自分の一日の使い方を振り返ってみます。このノートを書いているときは既に夏休みに突入しているので、夏休みの生活の仕方、と捉えて下さい。(以下、全て計算をしやすくするために30分単位で計算しています)

先ず、自分はどちらかというとロングスリーパーな方だと自分では考えています。7時間を切るような睡眠、6時間半程度の睡眠でも2日続けば自分の頭が働いていないな、疲れやすいな、といったことを体感できるレベルで自覚してしまいます。夏休み中は特に切迫した予定や締め切りなども無いため、7時間半から9時間程寝ています。自分の睡眠欲を満たすためです。
寝ている時間は当然の如く何もできないため、この時間を何かのために費やすことはできません。

となると、実際に自分が使うことのできる時間(=起きている時間)は
24(時間)-9(時間)=15時間程度となります。
計算を分かりやすくするため、最大の9時間を値として使っています。

15時間と聞くと、案外ないな、と思います。自分も24から睡眠時間を引いてみて感じました。
①そこから、です。僕は毎日7時過ぎに起きます。しかし、二度寝なんかをして実際は9時過ぎに起床します。(それも含めての9時間です)寝る前に一日の息抜きとしてYouTubeや動画コンテンツを楽しむ人も多いかと思いますが、僕は起きた後にその時間を取っています。大体1時間程度かな?
②そして、洗濯ないしはお風呂掃除に取り掛かります。現在6人で住んでいるので家事を分担しているのですが、洗濯は個々人で、共用スペースの掃除は分担で、といった具合で僕はシャワールームとお手洗いを担当しています。洗濯がある日は一時間半程度、掃除は毎日しているのですが、10分程度です。だいたいリビングルームにいるルームメイト・スイートメイトと話したり、途中で牛乳を飲んだりをしているので30分程度。洗濯は週に1回程度なのでここでは30分という数字を採用します。
③その後、毎日朝食を抜いているのでお昼の時間まで待って、昼食を食べに行きます。夕食もカフェテリアか外食をしないといけないので、その移動時間なんかも含めて大体90分程度一日で占めています。
④その後、大学の図書館に行って、NewsPicksの第二期Student Pickerとしてニュースにコメントをしたり、こうやってノートを書いて自分の頭の整理をしたり、読書をしたりして、大体夜の7時くらいまで6時間程度フリーの時間があります。場合によっては大学の近くのカフェに行ったりもしていますが、内容は特に定まっていないので最も柔軟に使うことのできる時間です。
⑤朝寮を出る前と寮に戻ってきてシャワーをしているのでそれぞれ大体30分程度で合計1時間です。
⑥その後、寝るまで映画を観たり、ゲームをしたり、音楽を聴いたり、読書をしたりしています。これが大体4時間です。

というわけで、ぼくの夏休みの普通の生活の場合、②、③、⑤は削ることのできない、修正不可能な時間、①、④、⑥は比較的自由に使える時間です。
つまり、僕の生活の場合、24時間の内実際に自由に使うことができる、自分が主導権を握っている時間は10時間、ということになります。もちろん睡眠時間を削ったり、ご飯を急いで食べて短縮化することもできますが、何かに追われている生活をしているわけでもないですし、今年の個人的抱負は「ホモ=ルーデンス(遊ぶ人)になること」でもあるのでなるべく流れに任せた生活をするように心がけています。(もちろん、ずっと遊び惚けているわけでもなく、とっても嬉しいことに色んな人からオンラインイベントのお誘いや、○○一緒にやらない?とお誘いを受けるのですが、全部引き受けることもせず、勇気を出して断ることも大事にしています!自分の興味が向いていて、かつ、時間と相談してマッチした時にお受けしています!)

となると、一日の半分以上は生命維持であったり、人間的な生活を営むために最低限必要な時間として捉え直すこともできるので、実際に自分が自分のためであったり、他の人のために使うことのできる時間は一日の半分もないことになります。(少なくとも僕の今の生活の場合!)
なので、どうしても生活の中で取り組むことの優先順位付け、すること・しないことの取捨選択が必須になってくると思います。

振り返り

実際、自分の一日の生活を書き出してみる、なんてことは生まれて初めてやってみました。何となく感じたことですが、何にせよこの「自分でコントロールすることができる制限時間」に対して、「やりたいこと・やらないといけないことが必要とする時間」の方が大きくなり、そこで取捨選択をすることないしは自分の生活を見直すことを行わなかった場合、いわゆるキャパオーバーの状態になってしまったり、心身に影響を及ぼしてくるのだろうな、と思います。昨年の自分は振り返ってみるとまさに、「自分でコントロールすることができる制限時間」に対して、「やりたいこと・やらないといけないことが必要とする時間」の方が大きくなっていたのだろうな、と思いました。

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