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【第10話】不安

私は今、強烈な不安に襲われている。 忘れもしない、2022年4月24日。 試合も残すところ10分、15分くらいだっただろうか。 相手選手との接触、そして着地の瞬間にこれまで感じたことがないほどの痛みが身体を駆け巡った。 あ〜、これはだめだな。 そう理解するのに大した時間はかからなかった。 右足関節内果偽関節部再骨折。 手術以外に完治はない怪我だ。 なんとか手術を回避する方法を模索し軽いジョギングができる程度にはなったが、結局それ以上の回復は見込めなかった。

    • 【第9.5話】負け犬の雄叫び

      桑木としょうへいが結婚するらしい。 突然の報告で声出して驚いた。 桑木は相手が野々廣らしいから勝手ながら幸せにしてあげてほしいななんて思っている。 言わんけど。 しょうへいは子供も近いうちに産まれるらしい。 会ったことないけど絶対奥さんに似た子が産まれてきてほしい。 言わんでもわかるやろうけど。 アローン会は現在、大智ともりっちと僕の3人だけになっている。 りくととたいがはまだ帰ってきそうな雰囲気ある。 たくまは結婚しそう。 危なっかしいやつやからしっかり

      • 【第9話】究極の選択

        人生とは、選択の連続である。 常に目の前に現れる無数の選択肢の中から意識的に、時に無意識にいずれかの選択肢を選んでいかなければならない。 自分自身が選んできたその1つ1つが今の自分を創り、 今この瞬間選択したものが、未来の自分を創造していく。 時に人は、重大な選択肢を前に立ち尽くす。 「究極の選択」とも言えるような、あからさまにこれからの人生を左右する状況下に晒された時だ。 人は迷い、悩み、そしてほとんどの場合間違える。 何年後、何十年か後に振り返った時にあの時

        • 【第8話】声を大にして言いたい

          声を大にして言いたいことがある。 「僕はダサくない。」 僕はよく私服がダサいと言われる。 しかし、それは大きな間違いである。 今回は僕がダサくない理由を大きく分けて2つ紹介する。 これを読んでもなお、僕のことをダサいと思う友人(仮)はぜひ連絡してほしい。 1.おしゃれしていないから正直これに尽きる。 僕はおしゃれにお金も時間も一切使っていない。 本人が努力していない、興味がないことに対して良いだの悪いだの議論が起こる状態は正常とは言えない。 例えば、サッカーを

        【第10話】不安

          【第7話】リスク管理

          お久しぶりです。 先日、何年かぶりに本気で体調を崩し3日ほど寝込むということがありました。腹が減っても喉が乾いても、しんどすぎて外に出ることができない。同じアパートにチームの先輩がいて助かりました。しかしそんな危機的状況にありながらも悲しいかな人間は感じてしまうのです。デブな男に看病されるのは嫌だと。身体はウイルス、心は寂寞感に侵されながら過ごした3日間。彼女の必要性をこれ以上ないほど実感させられました。 体調を崩すと彼女が欲しくなります。あとはどんな時に欲しくなるか考えま

          【第7話】リスク管理

          【第6話】休日が差を生む

          noteを書く意義海外でプロサッカー選手をしている先輩がその一部始終をnoteで発信している。ピッチの内外に関わらず、日本にはない当たり前をそこに書き記している。間違いなく彼にしか書けない内容である。 大学生でありながら、プロサッカー選手を目指す日常をYouTubeで発信している後輩がいる。自主練の内容や食事風景、公式戦前日の様子などプロを目指す人間のリアルを映像として観ることができる。誰にでもできることじゃない。 ふと、自分のnoteを見返す。 どうした、内容が小学生だ

          【第6話】休日が差を生む

          【第5話】社会人2年生

          《悲報》noteが監督やキャプテンにバレる 最近note読んでるよという声をたまに掛けられます。そのたび親にエロ本の隠し場所がバレた時のような気持ちになっております。本当に勘弁して欲しいです。 第5話にして初めて「見られている」というプレッシャーに見舞われています。どうも、竹田そらです。 コロナウイルス襲来から約1年。数多くの感染者が発生し、世界の在り方を突如変えてしまいました。現在も終息の気配はなく、我々の脅威となり続けています。いつの日か「え、マスクせずに外出してたん

          【第5話】社会人2年生

          【第4話】タイムマシーンに乗って

          美容院のシャンプー後に聞かれる「流し足りないところございませんか」は本当にそっちが判断してほしい。 すみませんご挨拶遅れました、竹田そらです。 「お湯加減大丈夫ですか」や「痒いところございませんか」はまあわかるとして「流し足りないところございませんか」は、こっちには判断のしようがありません。そうは思いませんか? これも時代の流れでしょうか。最近はこのように、丁寧にしすぎて逆に失礼みたいなことが多すぎるような気がします。他の例は全く出てきませんが。そうは思いませんか? そん

          【第4話】タイムマシーンに乗って

          【第3話】かつて天才だった私

          あけましておめでとうございます。 2021年始まって2ヶ月、皆さんどのようにお過ごしでしょうか。 私のいる宮城県では先日、震度6弱の地震がありました。気付いたことは緊急地震速報が遅すぎるということ。携帯が鳴った時には家中のあらゆるものが倒れてきていました。数日経った今でも余震が続いており、落ち着いて大便もできません。 年明けてすぐの話ですが、帰省する前に洗車でもしようかなとガソリンスタンドにいったら、モップが凍っていて洗車できないという事件がありました。それだけに留まらず、帰

          【第3話】かつて天才だった私

          【第2話】日本の義務教育

          お久しぶりです。 無事、第2話を書き始めることができました。今回は日本の義務教育について真面目に書いています。皆さんもぜひ、当たり前だと思っていることに疑問を持ってみて下さい。 本題に入る前に1つ自己紹介をします。 僕は小説が好きです。小説で使われる絶妙な日本語がすごく好きです。その中で、最強に強調したい時に対義語を使うパターン。例えば、「面白いくらいにつまらない」や「うるさいほどの静寂」など。こういったMr.Children構文があると8回くらいその箇所を読み返してしまい

          【第2話】日本の義務教育

          【第1話】はじめてみようかな

          はじめまして、竹田そらです。 こういうのって読みたい人が読みたいタイミングで読むから、「こんにちは」か「こんばんは」か、はたまた「おはようございます」か迷って何回も書いては消してした結果、決断するのを諦めその迷っている状況を書くことにしました。これがいわゆるスキマスイッチのボクノート戦法です。 なんとなく始めてみました。完全にブームに乗り遅れた感は否めませんが、皆やってるしちょっとやっとこかなくらいのノリで始めてみました。この機会を逃すと二度と始められない気がしたので。未

          【第1話】はじめてみようかな