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【第5話】社会人2年生

《悲報》noteが監督やキャプテンにバレる

最近note読んでるよという声をたまに掛けられます。そのたび親にエロ本の隠し場所がバレた時のような気持ちになっております。本当に勘弁して欲しいです。

第5話にして初めて「見られている」というプレッシャーに見舞われています。どうも、竹田そらです。
コロナウイルス襲来から約1年。数多くの感染者が発生し、世界の在り方を突如変えてしまいました。現在も終息の気配はなく、我々の脅威となり続けています。いつの日か「え、マスクせずに外出してたん?それって服とかは着てた?」なんて言われる日が訪れるかもしれません。

スポーツの試合において観客の声援というものはもの凄く大きな役割を担っています。ピッチで会話出来ないくらいの大きな声援が戦う雰囲気と緊張感を与えてくれますし、苦しい時間帯我々にあと一歩力を与えてくれます。なにより、あんなしんどい思いして走ってんのに黄色い声援が飛んでこないなんて考えられません。ただの罰ゲームです。うそですチームのために走りたいです監督。なにはともあれ、早くコロナ禍が終息し、観客も選手も気持ちよく試合が行われる日を心待ちにして今回のnoteの冒頭挨拶とさせていただきます。


社会人2年目突入

「仕事」というものの本質は
「気に入らないやつに頭を下げる」ことだ。

気がつけば社会人2年目を迎えた。
仕事終わりにビールを嗜み、金曜日は飲み過ぎて二日酔い。土日は彼女と公園に行ったり同期とゴルフに行く。
そんな当たり前を横目で見ながら地獄を這いつくばる生活。大学時代たまにリア充を見かけては唾を吐きかけてきたが、今や上がってるストーリー全てリア充に見えて絶賛水分不足である。休日が1日もないからお酒全く飲んでないのに。

私は人間関係が得意だと思っていた。
小さい頃から外面がよく、愛想笑いと作り笑顔の重要性を理解している賢い子供だった。
まだぎりぎりコンプライアンスが追いついていなかった高校時代。親元を離れ寮で過ごした3年間は私に十分すぎるほどの縦社会を叩き込んだ。
三重→岡山→京都と何度も人間関係を一から築いてきた経験があったため、様々なコミュニティの中で私は自分の立ち位置を確立し上手く馴染める自信があった。

社会ではそう上手くはいかなかった。
関わる人間を選べないということがこれほどまでに苦痛であるということを私は知らなかった。気に入った人間と深く関わり、どこか引っかかるとこがある人間との関わりは避けて通ってきた。学生時代はそれが可能であった。
しかし、社会に出るとそれは通用しなかった。肌の合わない人間とも毎日関わらなければならない。納得のいかないことに首を縦に振らなければならない。金のために感情を殺さなければならない。

「仕事」というものの本質は「気に入らないやつに頭を下げる」ことだ。
腹の立つ上司、理解不能な客。会社内外問わずその対象は常に存在する。
意味のないルール、罷り通る理不尽。
怒りを押し殺し、憎しみを心の奥底へ沈め、歯を食いしばりながら頭を下げる。
それが社会であり、それが大人である。

「仕事」というものの本質は「気に入らないやつに頭を下げる」ことだ。
人間は社会の歯車だ。欠けていい部分などない。どこかに不具合が生じれば全体に支障を来たす。
生きるために気に入らないやつに頭を下げる。自分だけじゃない。私にとっての気に入らないやつは、どこかでそいつの気に入らないやつに頭を下げているし、こんなことを考えている私もどこかで誰かの気に入らないやつなのだ。

これからの人生、いつまで続くかわからないが生きている限り労働が後をついて来る。先を見据えると気が遠くなる。人生に楽しい瞬間なんてほとんどない。努力なんて到底報われない。与えられるのはムチばかりだ。
そんな時ふと横を見てみると数多くの生きるために働く大人がいる。様々な怒りや憎しみを抱え、それぞれの気に入らないやつに頭を下げる大人がいる。
人生はチームプレイだ。我々は共に戦っている。

私は人間関係が得意だと思っていた。
小さい頃から愛想笑いと作り笑顔が得意だった。そのため本音を話せる友達はほとんどいない。
嫌いになる前に無関心に逃げてきた。そのため友達と本気でぶつかった経験もない。
3年間同じ屋根の下過ごしたやつで今すぐ連絡が取れるのは1人か2人。
ついこの間まで一緒にいた大学の同期もこの1年間まともに連絡を取ったのは3人ほど。

… 。

私は人間関係が得意だと思っていた?


最後までご覧いただきありがとうございました。
社会について考えていたらこんな寂しい気持ちに辿り着くとは思ってもいませんでした。
社会人になると辛いことばかりで、それを支えてくれるのは学生時代の友人です。想像ですが。
それと、長々社会についてなんて偉そうに書きましたが、そういえば大学生の時よりネクタイ結んでないです。一番参考にしなくていい社会人の話でした。エイプリルフールということで許して下さい。
それではまた次回。ありがとうございました。

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