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英語を身に着けるために必要なたった1つのこと

今日は、英語について書きます。

先日、タイ・バンコクの国際カンファレンスでパネリストの1人として登壇していました。通訳はありません。英語です。

その後、参加者の方から、「英語、お上手ですね。どうやって身に着けたのですか?」と言われました。

そこで今日は、英語を本当に身に着けたい人向けに、何をするとよいかをシンプルに書きたいと思います。

私は、日本で生まれ日本で育ち、海外に初めて行ったのは19歳の時。
大学まで日本の教育機関で過ごし、その後2年大学院でアメリカに留学しました。

2年の大学院だけで英語で仕事ができたり議論ができるレベルになるかと聞かれると、難しいだろうと思います。

大学院&大学院生活で使う英語と、仕事&プロフェッショナルな場面で使う英語は似て非なるものであるように感じています。

私の場合、大学院の2年はアメリカで過ごしましたが、英語で講義ができるようなレベルもしくは国際カンファレンスのパネルでディスカッションできるレベルではありませんでした。

社会人になって必死に身に着けた英語です。
私のやっている英語学習法は以前書きましたのでこちらをご覧ください。

その上で、のお話を今日は書きたいと思います。

私の知る限り、日本人の中には、英語を完璧に話そうと思いすぎる傾向があるように思います。

完璧な状況を求めるがあまり、英語を実務で使う第一歩を踏み出せていなかったり、英語を使えていないような場面に出くわします。

長きにわたり英語を「勉強する」ことにはたけているが、英語を「使う」ことはしていない。

習うことは好きなのに、なぜ使わないのか?

自信がないから使いたくないというのが強いのかもしれません。

そして、その気持ちは痛いほどわかります。本当によくわかるのです。
なぜなら、私の10年前がまさにそうだったからです。心が拒絶するといいますか。恥をかきたくないし、そもそも相手の言っていることを聴き取れない不安。

ですが、前にこのNOTEでも書いたのですが、
「自身があるから行動(英語を使う)するのではなく、行動するから自身が付く」
ということのほうが大事なのではないかと、自分の経験をもってしても思います。

これが唯一の近道です。

私は、今は、授業も英語で行いますし、その他の仕事も英語で行っています。

しかし、英語でのスピーキング・リスニング・ライティング・リーディング力はどれをとっても、日本語力と比較すれば不自由です。

しかし、そこに自分で落胆しなくなりました(精進しようとは思っています)。

なぜならば、それは当然だと思っているからです。

英語は大人になってから学んで使っている言語。
生まれた時(もしくは小さい頃)から使っている日本語と同じレベルにするには、相当の経験・学び・センスが必要。

私の英語は、第2言語としての英語なのです。

世界を見渡せば(特に東南アジアにいますと)、多くの人が「第2言語としての英語」を話しているのであり、その人たちと仕事していると、文法の正しさとか関係ないし、発音も様々なアクセントが交っているし(私の英語は、日本語アクセント)、でも果敢に英語で議論している。

もちろん、プロフェッショナルな素晴らしい英語を第2言語でも使いこなす人も多いので、プロフェッショナルな場(例えば、カンファレンス登壇など)で英語を話すときは、私もかなり英語をブラッシュアップはします。

それでも私は第2言語で話していて、わからないこと、聞き取れないことは相当数あります。

その時には、わからない時には「もう1回言って」と伝えればよいだけです。

周囲から「わからなかったから、もう1回言って」と言われたら、言い直せばよい。それでいいのではないかなと思っています。

そして、「もう1度言って」とか、「●●という意味か?」と聞き返してもか、誰も嫌な顔はしません。再度コンファームしてくれます。

ちなみに、私の第一言語の「日本語」ですが、私がその日本語を正しく使えているのかと言えば、そうでもないことがよくわかります。
私の場合は、日本語でさえそんな感じなのです。

上記は、全くの素人的考えですが、私の経験から思ったことです。

たいていの場合、我々には英語の「知識」は十分にあります。

あと必要なことは、
自信をつけてから英語を使うのではなく、自信をつけるために、一緒にバッターボックスに立つということです。

大学生の時に教授から言われたことを思い出しました。
留学の相談に行った時に言われた言葉だったと思います。

「葛山さん、英語を習いに行く留学ではなく、英語で専門分野を勉強するための留学だったら、その留学は応援するよ」と。

その時から20年以上たっていますが、大学生の時にとても大事なことを教えてもらっていたのだと思いました。

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