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【雑記】銀河英雄伝説

いまアマプラで、銀河英雄伝説(田中芳樹著)のビデオを、ちまちま見ている。

この作品を知るきっかけになったのは、私が若い頃に、同僚の部屋でビデオを見つけたことが始まりだ。
「宇宙版の三国志みたいな物語だよ」
と同僚は言ったが、当時三国志マニアで、三国志に一家言持っていた私は鼻で笑った。
「本当に面白いんだって」
同僚がむきになるので、それならば、と2,3話ほど借りて観始めた。

もともとガンダムなども馬鹿にして観なかったくらいなので(世代が違う)、こういった類の作品には色眼鏡をかけて見ていたのだが、そういった先入観を木っ端みじんに吹き飛ばすほど、面白かった。
早速書店に行って、全10巻と外伝をすべて買って読んだ。
面白くて、数日ですべて読み終えたあと、同僚にビデオをすべて借りた。

普通、原作は面白くても、映像化したら面白くなくなる作品が多いのだが、この作品は映像化しても原作が頭に思い浮かぶほど、素晴らしく面白かった。
私の知る限りでは、他に面白いものと言えば、「リング(鈴木光司著)」の映像化くらいしか記憶にない。
ストーリーを知っているにもかかわらず、次が気になって徹夜に近い状態で観てしまって、翌日仕事を休もうと思ったくらいである。

そんな思い出があったものだから、アマプラで銀河英雄伝説のビデオを見かけて、最初から観始めてしまった。
ストーリーは完全に覚えているのに、キルヒアイスが死ぬシーンと、ヤンが死ぬシーンは、「こうやっていれば、死ななくて済むじゃん」と突っ込みながら歯がゆい思いで観てしまった。
いい年をした大人に、ここまで思い入れを持って観られる物語はすごいと思う。

銀河英雄伝説。
小説もビデオもお勧めだ。

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