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花粉症治療の請求書は誰に送るべきか・・?
4月も下旬になると随分と花粉症が楽になってきたことが感じられます。何を隠そうこの私は、小学校に入学する前ぐらいから結構ひどい花粉症に悩まされてきたのです・・・
それもそのはず、私は東京のド田舎出身なのですが、スギの木の下で産まれたようなものですので、恐らくまだ沐浴をしているぐらいからスギ花粉を吸い過ぎたのでしょうね。
ヨーロッパやロシアにいた時分は、目のかゆみ、鼻づまり、鼻水といった諸症状に苦しむこともなく極めて快適な春を過ごしていたのですが、日本に帰ってきたらそういう訳にはいきませんでした・・・
皆さんは、舌下免疫療法という花粉症の治療法をご存じですか?ざっくり言うと、毎日アレルゲンのタブレットを舌の裏で溶かして飲むことで少しずつ体内に吸収させ、アレルギー反応を弱めていく治療法です。
https://www.torii-alg.jp/slit/
注意事項としては以下のようなものがあります。
①スギ花粉が飛んでいる時期には治療が開始できない
②毎日薬を服用し、人により差はあるが3~5年程度の治療期間が必要
私はここ2年半ほどこの治療を続けていますが、治療を開始した次のシーズンから花粉症の薬を買ったりしなくてもナントカなる程度には効き目が出ていて、かなりおススメです!
毎日忘れずに薬を飲むのは面倒と感じる人もいるかもしれませんが、逆に言えば、飲むだけであのツラ~い花粉症の症状をこの先長年にわたって軽減できるというのは大きなメリットだと私は思います。
なんと可哀想に、我が家の上のお姉ちゃんもいつからか私と同じ時期にくしゃみ鼻水鼻づまりで苦しんでいます・・・
「花粉症って遺伝するの?」と思って検索してみたところ、花粉症自体に遺伝性はないが、親の持つアレルギー体質は子供に影響が出やすいんですって・・・5歳以上から治療可能ということですので、娘にも舌下免疫療法をやらせた方がいいかなあ、なんて思っている今日この頃です(花粉症はともかく、めんどくさがりと大食いは遺伝するのでしょうかね・・?笑)
そんなわけで、今日は遺伝に関するアネクドートを読んでみました。
В частной клинике больного выписывают и приглашают в кабинет главврача.
Врач:
- Мы сделали всё, что могли, но полностью справиться с вашей болезнью не удалось - она у вас наследственная.
- В таком случае пошлите счёт моему отцу!
частный:私設の | клиника:(大学・研究所付属の)病院 | больной:病人、患者 | выписывать:退院させる | приглашать:招待する、呼ぶ | кабинет:執務室、治療室 | главврач:医長 | всё, что могли:(我々が)出来たこと全て | полностью:完全に、すっかり | справиться с (造) :うまく対処する、克服する | болезнь:病気 | удасться:成功する、~することが出来る | наследственный:遺伝性の | в таком случае:それなら、そういう場合には | пошлите → послать:送る の命令形 | счёт:勘定、請求書
とある私立病院で患者が退院する際に医長の部屋に呼ばれる。
医師:「出来ることは全てやりましたが、完全に治すことは出来ませんでした。あなたの病気は遺伝性のものでしてね」
「そういうことでしたら請求書はうちの父に送ってください!」
いかがでしたでしょうか・・・?遺伝を理由に症状を治療しきれなかったら、治療費の請求書も自分ではなく遺伝元の父に送ってくれ、というお話でした。日本人の国民病と言っても過言ではない花粉症が話題だったら、一体誰に治療費の請求書を送ればよいのでしょうね(笑)
ここまでお読み下さり有難うございました。
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