シェア
リズムの書き遺し
2022年5月9日 13:06
土曜日の朝、澄んだ空を窓越しに眺めながら珈琲を淹れる。彼女のスカートに僕のスキニーが絡まって官能的な情緒をかすめる。ベランダに出て鼻歌を歌う、小鳥のハミングが聴こえる。隣の公園で咲いていた桜の木に子供の笑い声が絡まってる。頓服を飲む。日曜日の昼、仰向けの布団で部屋の常夜灯だけを見ている。カーテンから漏れる陽光に顔をしかめながら布団に潜る。夕方からのアルバイトに物想い、動悸した心臓が