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飲み会で3杯しか飲まずに「一番飲んだヤツ」になる方法

はじめに

コロナウィルスの流行に伴い、出社機会が減り、飲み会等も減っていると思います。仕事のクソどっちでもいい飲み会が減るのはとても喜ばしいことですが、「クソみたいな飲み会を上手に乗り切る方法」も一緒になくなってしまうのはとても悲しいので30円くらいの価値しかない情報ですが、3連休に自宅でちょっと飲み始めたこともあり、書き殴ってみようと思います。

自己紹介

私は東京大学を卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学という学問を専攻していました。もともとは博士課程に進学する予定でしたが、色々あって就職することに決め、修士課程修了後、株式会社電通に入社しました。電通は3年で退職し、Gunosyを経て、現在はノイン株式会社というコスメECのスタートアップで取締役をしています。

電通の飲み

電通で私はラジオ・テレビ&エンタテインメント局スポット部(当時)に配属されました。電通は総合広告代理店でメディア局(テレビ、新聞等)が稼ぎ頭でかなりパワーが強いです。スポットがどういうところかというと、インターネットに書いてある電通の悪い(と言われている)ところをすべて凝縮したような部署でまず間違いなく電通内で飲みが最も激しい部署です。ゴリゴリの体育会系部署です。

電通に在籍した3年間は放送局の方々や先輩と毎日深夜まで働いたあとに飲みに出かける日々でした。放送局の方々や先輩と飲みの場でも仲良くなっておくことは(当時の)仕事においては重要で、飲み会でどれだけ活躍したか(≒どれだけ飲んだか)というのは昼の仕事の評価に直結するものでした。(まじで頭おかしい)

幸い私はそこそこお酒が強いのでなんとかなっていましたが、毎日続けているとさすがに体が持ちませんし、飲み会翌日に死にそうな二日酔いの中仕事をするのは明らかに効率がよくありません。

飲み会についての考察

飲み会も仕事の一部なので手を抜いていると見られてはいけません。そこで私は飲み会を録音し、毎日朝に前日の飲み会についての振り返り行うことにしました。また、振り返りの後で一緒に飲んだ方々とどんなことがあったかを話すようにしました。

バカみたいに聞こえるかもしれませんが(まぁ実際バカ)、こちらは命がかかっています。得るものがない飲み会のあとの二日酔いなんかで人生を浪費してはいけません。とはいっても飲み会なんかほとんどが無駄なので、重要なところを掴むのは割とすぐです。すぐに私は法則性を発見しました。それからは仮説検証を繰り返し、新卒1年目の秋にはほとんどお酒を飲まずに飲み会を切り抜けることができるようになりました。また、切り抜けるだけでなく、たった3杯飲んだだけなのに翌日フラフラの二日酔いの放送局の方々や先輩たちに「お前昨日一番飲んでたな!すげえわ!」と言わせることにも成功しました。おそらく電通の先輩、同期、後輩からは私がめちゃくちゃ酒が強いと思われているはずですが、実はこの手法を用いて飲み会をこなしていただけです。

ちなみにこの手法は酒が弱く飲み会で困っていた後輩に伝授し、彼はその後の飲み会をこれで切り抜けることに成功していますので私以外でも実践できることは証明済みです。

飲み会の法則

先に述べた飲み会で見つけた法則とは、「すべての飲み会は必ず3部構成になっている」ということです。

1部

乾杯に始まるアイスブレイクの時間帯。少し緊張感があり、その日の雰囲気を決める。

2部

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