「雑談」から拾った日本語の数々

古賀史健さんのnote「雑談のなかでこぼれた、ひとつの定義。」を読んで思いついたことを書きたいと思う。

「雑談」についてだ。

”もしも今の会社を辞めたら”と考える時、意外とデメリット上位になるのが「日本語で話す機会の激減」なのだ。

現勤め先の外国人が私を含めて3名、皆日本語で読み書き話すのに不自由がないので、日本語で話すのが一番普通になる。

もはや日本語上手ですね!とも言われなくなり、ごく普通に溶け込んでいる。(自分としてはありがたいが)

でも、仮にこの会社を辞めて、5人以下の少人数の会社に転職したり、中国語で仕事したりしたら、自然に日本語を使う環境がなくなってしまうことが、私にとって結構困ることになると想定している。

毎日、インプットとしてニュースやメールを読み、同僚の話を聞く。
アウトプットとして、メールを打ち、同僚に自分の意見を伝える、討論する。

2週間ぐらいの台湾帰省で日本語が下手になってしまうので、こういうインプット&アウトプットがあるからこそ、日本語に馴染み続くことができる。

「雑談」も結構大事。

仕事の話以外、先輩の子供の話、こないだの休みの話、ゴルフ好きの男子が昼休みにいつ打ちっぱなしに行くかの話。とにかくゆるい話が続くが、その間に日本人が自然と使う日本語の意味をすぐ聞ける環境でもある。

「分からないことがあればまずググる」というネット社会の暗黙のルールがあるなか、突拍子もなく「いまこの言葉はどういう意味ですか?」と聞ける環境には感謝しているし、好き。時には「そういえば、これっていつ使うのかな?」となり、話が弾むこともしばしばあった。

ネットで検索するなり、辞書で調べるなりで意味を分かっていても、本当にこの言葉は使うのか?いつ使うのか?そもそも使っている場面に出会わないと一生分からない言葉もあるに違いない。

古賀さんが書いたように、雑談があるからこそ、ひとつの定義について考え、短い時間のうちに自分の結論にたどり着けた場合もある。

ぼんやりだが、今や転職した元上司とこのような会話があった。

私「この会社をやめたら、日本語の環境がなくなるの心配ですよね。」
元上司「大したこと話してないから、大丈夫だよ。」

大したことない話の中こそ、一番よく使う日本語が潜んでいるかも知れないな…
でも、いつまでも同じ人たちとしか話さないと、いずれネタが切れるでしょうね...

絶えないモヤモヤが続くが、今日も1000字近くまで来たので、ここらへんにしておくね。

梅雨のうちに「天気の子」を見る方が良いよ!と友人に勧められたので、今日は「天気の子」を観に行く。

Q

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