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おすすめ児童書「めたねこムーニャン」

今回おすすめするのは、1つの本というよりも、作家さんといったほうがいいかもしれません。

めたねこムーニャン
主人公は小学生のアミちゃんと、飼い猫ムーニャン。このムーニャン、ただの猫ではなく、なんと化け猫!自由自在に変身できて、なぜか死なない(この物語の中では)不思議な猫。食いしん坊で、アミちゃん大好きのムーニャンが巻き起こす騒動を、おもしろおかしく描いています。

この本の著者は、山中恒さん。この本に限らず、山中さんの本はおもしろいものが多く、お気に入りの作家さんの1人です。話のテンポが良くて、展開がおもしろくて、ぐいぐい引き込まれていく感じ。子供目線で描かれていて、子供達も楽しく読んでいます。

古い話は、「この描写はちょっと…」というものもあるので、そこは一言補ってあげればいいかなと思います。どうしても、時代によって変わってくることはあるので…。

そういえばこないだ、長女に「OL(おーえる」ってなに?」「保母ってなに?」って聞かれました。どちらも、もう今では呼ばないですよね。そう思うと、昔って性別に基づく呼び名が多かったんだなぁと改めて思います。今も呼び方が変わっただけで、なかなか考え方まで変化しきったとは言えないのが現実だと思いますが。

今までに読んでおもしろかったのは…

・おとうさん×先生=タヌキ
おとうさんが担任になってしまった小学3年生のシゲ子。学校で厳しくあたるお父さんにシゲ子は…。思わずシゲ子を応援したくなる1冊。親が教師ってけっこうつらいんだなぁってシゲ子に同情します。

・クラマはかせのなぜ
天才・クラマ博士の発明がひきおこす騒動を愉快に描いた1冊。発明って、なんだかワクワクしますね!

・この船、地獄行き
長男が読んで「おもしろい!」とイチオシした作品。家出からはじまる事件を描いた1冊。

・おしりが4つ しっぽが5本
先生に仕返ししたいミツオが巻き起こす騒動を描いた1冊。子供の頃、「先生め!くそ~~」て思ったこと、誰でもあるんじゃないでしょうか?でも、実際になにかするってなかなか難しい。仕返ししようと頑張るミツオに思わず感情移入しちゃいます。

・ねえちゃんゲキメツ大作戦
4人きょうだいの末っ子フトシは、上の姉3人に負けてばかり。がんばれフトシ!と応援したくなります。

山中さんの本はまだまだたくさんあるので、図書館や書店で探してみてくださいね。とっても読みやすくて、おもしろくて、分厚くても、すぐに読めちゃいます。


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