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タイムの自由研究「なぜ、缶詰は長期保存が可能なのか?」

楽しい夏休み到来!

こんにちはタイム缶詰です。
子どもたちは夏休み。プールに花火大会に旅行と、いつも通りな夏の楽しみが戻ってきて嬉しいですね!

そして夏休みといえば、「自由研究」!!

缶詰は比較的安価で常温で長期保存できることから、ストックしているご家庭も多いですよね。

ここで1つの疑問が浮かびます。

それは、「なぜ、缶詰は腐らないの?」ということ。
ではどうして何年も長期保存できるのでしょうか?

今回は「なぜ、缶詰は長期保存が可能なのか?」について研究します!

缶詰が長期保存できる理由は製造工程にあった!

なぜ缶詰は長期保存ができるのか、その理由は製造工程にあります。
そもそも食べ物が腐る原因は、「空気中にいる雑菌が食べ物について繁殖するから」なんです。

ここで缶詰の製造工程を見てみましょう。

①缶詰に詰める原材料をきれいに洗浄し、処理する
②処理されたものを缶に詰めていく
③バキュームポンプで空気を取り除く(缶の変形を防ぐ・缶内部が腐食することを防ぐ)
④缶を密封して、真空状態にする
⑤缶ごと加熱殺菌する(殺菌して缶の内部を無菌状態にする)

ポイントは、③④⑤です!
缶詰はこの3段階に分けて、缶詰内の食材が痛まない工程があります。

つまり、食材が悪くなる原因が一切無いのです。

「缶詰は保存料をたくさん使っているのでは?」と誤解している方もいるかもしれませんが、それは間違いなんですね。

食材が痛む原因がないので、保存料を使う必要がない!というわけです。

真空缶巻締機で缶を密封!

缶詰は、真空缶巻締機で、「二重巻締」という方法で密封します。
缶の中の空気を抜いて、真空状態にします。

フタをして密閉状態にするため二重巻締する「真空缶巻締機」。缶内を真空にします。
二重巻締イメージ図

缶を密封する時、はんだなどは使わていません。
フタと胴の周縁を合わせて折り曲げ、巻き締めて密閉します。

缶ごと高温高圧をくわえ、完全に殺菌する

密封した缶詰はレトルト殺菌装置に入れられ、完全に殺菌します。
高温高圧を加えるので、同時に調理もされます。
超巨大な圧力釜でもあるので、
・魚の骨は柔らかく
・お肉や魚の身も柔く美味しく
調理されます。

缶ごと加熱殺菌するレトルト殺菌装置。高温高圧を加え、完全に殺菌・真空にします。

⭐︎オマケ⭐︎缶ビールや缶ジュースを2分で冷やす方法

冷たい缶ビールや缶ジュースが飲みたいのに、冷えてなくてガッカリ!
そんな時、たった2分で冷やして飲む方法があるんです。

その方法とは、水を張った容器に水と氷(10個くらい)を入れてグルグルと回すだけ!

グルグルと2分間回すだけ!※撮影後スタッフが美味しくいただきました♪

ではなぜそれで温度を下げる事ができるのか、考えてみましょう。

■冷えるのは、缶の熱伝導のおかげ!
缶は他の容器に比べて熱伝導が早いです。
そのため、缶の一部を氷にくっつけて回すことで、缶から氷を伝って熱が奪われていきます。
もっと効率良く温度を下げたい時は、氷に塩を振りかけるとOK!
ではなぜなのでしょうか?

■氷に塩をかけると温度が下がるのはなぜ?
氷の温度は0度ですね。
そこに塩をかけてかき混ぜると、−14度くらいまで下がります。
ではなぜなのでしょうか?
その理由は次の2つ。

①吸熱反応
・塩をかけると氷が溶けて周りの熱を奪い、温度が下がる
・塩が水に混ざると温度が下がる。水に混ぜると温度が下がる物質がいくつかあり、塩もその一つだから
③凝固点降下
・水に塩が混ざる事で0度でも凍らない液体が出来る。温度が下がっても凍りにくい液体を、不凍液といいます。

■「缶」と夏を賢く美味しく過ごしましょう!
氷と水と塩、これさえあれば冷蔵庫で冷えるのをジッと待つ必要は無し!
ですが、炭酸飲料は気をつけてフタを開けてくださいね〜!


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