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勇気を出して、最初の一歩を!

子供の頃の遊び、「最初の一歩(いっぽ)」。

 鬼の役をやる子が一人、その他大勢が鬼に追いかけられる役。鬼が後ろを向いて目を隠している時に、後ろにいる大勢の子供たちが、“最初の一歩”と叫びながら前進し、そのとき、鬼が振り向いて誰か動いていないか確認する。これの繰り返しですが、誰か、ヨロヨロと動いた瞬間に、鬼が、大勢の子供たちを追いかけて捕まえる。こんな遊びをしていたことを思いだします。

 さて、一歩(いっぽ)という言葉は、説明するまでもありませんが、敢えて確認します。

 一(いち)は、自然数の最初の数、物事の最初、もっぱら、わずか等の意味があります。また、歩(ほ)は、足で進む、運命、巡り合わせ等の意味があります。

 一歩(いっぽ)という言葉、なかなか深い意味がある。
 運命に向かって最初の歩みを行うこと。
 勇気がいることです。


 勇気を奮って最初の一歩を踏み出す。

 今年から来年にかけて、日本国民が最初の一歩を踏み出せるかどうか。日本社会の当面の、最も重要な課題の一つは「憲法改正」です。


 厳しさを増す我が国を取り巻く安全保障。多くを語る必要はないので割愛しますが、改憲の論点を、憲法学者(国士舘大学特任教授、日本大学名誉教授ほか)の百地章氏の見解を借用すると、次の3点になります。

 1)国家の根幹に関わるもの、2)緊急性を要するもの、3)国会議員の3分の2以上の賛成および国民の過半数の賛同、が得られるもの。

 以上の点を踏まえると、憲法改正の中心となる事項は、次の二つではないでしょうか。

 Ⅰ.憲法9条関連では、“日本国と日本国民の自衛の措置を妨げない規定“の追加と“自衛隊の明記“。

 Ⅱ.国家存亡の危機への対処規定の追加。例えば①今回のウクライナへのロシアの侵略に見られるような他国から我が国への侵略行為への対処、②直下型地震や南海トラフ地震などの大きな自然災害などに対処するための“緊急事態”への対処規定の追加。

【注】なお、緊急事態条項については、内閣総理大臣への権力の集中となり危険だと指摘する声も一部にはありますが、緊急事態を具体的に定義し、乱用できない歯止め規定をしっかり定めれば、単なる杞憂に過ぎません。憲法改正に反対する左翼的・反日的な勢力が、いろいろ策動しているようですが、迷わされることなく考えていきたいものです。

 今後、憲法改正の論議が加速されていくものと思います。

 日本国民である私たち一人一人も自身の問題として、又、子々孫々の問題として、日本の現在そして将来を守るため、「憲法改正」という最初の一歩を踏み出しましょう。