ヤマトの心 @ニ文字熟語

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ヤマトの心 @ニ文字熟語

ブログ「二文字熟語」(https://ameblo.jp/kdoba2716/)の管理人です。漢字の中には、文字を超越した深い意味や思いが込められている事に気付きます。そして、日頃何気なく使っている様々な言葉の中に、脈々と流れているヤマトの心(日本精神)を読み取る事も出来ます。

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自分の幸せは、誰かのお陰

 自分の不幸は誰かのせいなのだ、と考える人は多い。でも、自分の幸せは誰かの御陰(おかげ)である事を忘れてはいけない。  この言葉は、某人気作家の言葉ですが、聴いた瞬間、鳥肌が立つのを感じました。  御陰(おかげ)の御(お)の一文字。これを名詞などに付けると、尊敬や丁寧の気持ちを表わします。また、陰(かげ)は、光によって見える姿や形、目につかないところ。比喩的な意味では、神的なものの威光による恩恵などを指すこともあります。  御陰(おかげ)とは、神仏のみならず、他の人の力添え

    • よく、今の自分にたどり着けた

       私の家のご仏壇には、ご先祖様、両親などのご位牌を祀っています。毎朝、コップの水を入れ替えて、供養を欠かしません。  とりわけ、私がまだ30代半ばの頃に若くして亡くなった母については、例えば、どんな子供時代だったのか、どんな青春を過ごしたのか、どんな人生観を持っていたのか。記憶(きおく)していることは少なく、もっと、あれこれ話を聞いておけばよかったと、今更ながら後悔しきり。さて、記憶(きおく)ですが、記(き)とは、書き付ける、心に印象をとどめる、覚える等の意味。また、憶(おく

      • 沈黙は金

         沈黙(ちんもく)は金。「沈黙」を、銀よりも高価な金にたとえていったもの。 流暢に話せることも大事だが、黙るべきときを知ることは、もっと大切。沈黙(ちんもく)の“沈(ちん)“は、しずむ、しずめる、元気をなくす、軽々しくない等のこと。また、“黙(もく)“は、ものを言わない、だまる等のこと。すなわち、沈黙(ちんもく)とは、軽々しく語らないこと。  自分の考えや意見を押さえることは、結構、ストレスがたまる物ですが、雄弁や饒舌であることが相手の誤解を招き、大きなトラブルになることも

        • 生命の神秘

           生命(せいめい)の神秘。 生きているっていう事、命が人間や動物の中に宿るっていう事、本当に不思議です。  生命(せいめい)の“生(せい)“とは、生きていく、生かす、産まれる、成長する事など、沢山の意味があります。また、“命(めい)“は、言いつける、生きながらえる、いのち、天から与えられた宿命などの事。即ち、生命(せいめい)とは、生きて、成長し、そして持って生まれた使命のようなものを達成するため、命の炎を燃やし続けること。それが、生命(せいめい)の本質なのだと思います。

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        自分の幸せは、誰かのお陰

          カエルの楽園の恐怖

           2016年2月、衝撃の問題作「カエルの楽園(らくえん)」(百田尚樹氏の著)が発刊。  それから既に、8年以上がすぎました。以下は、同書の内容に、現在の日本の姿を重ね合わせた私のイメージです。  ツチガエル(=日本人)の棲むお花畑意識の国民が多いナパージュ(=日本)に対して、侵略を常とするウシガエル(=中国共産党)等が虎視眈々と狙い、南の島に侵略を繰り返す。これまで信じて疑わなかった”三戒”(=日本国憲法)が揺らぐ。ナパージュの守護神となっているタカ(=米国)も年老いてきて

          カエルの楽園の恐怖

          心地よく生きたい

           人生いろいろ。人は、それぞれに価値観も異なり、生き方も違ってきます。  人は、どうメリハリをつけながら生きていくのか。言葉を換えれば、どう濃淡(のうたん)をつけながら生きて行くのか、ということ。濃淡の“濃(のう)“は、細やかである、密度が大きい等の意味。また、“淡(たん)“は、あっさりしている、色や味わいなどが薄い、さっぱりして執着がない等のこと。  すなわち、濃淡(のうたん)とは、執着心の強弱の事でしょうか。  人が生きて行く上で、これが絶対といった価値観は無いわけです

          突然、終止符が打たれた

           想定もしていなかった現実を、突然、伝えられた時の驚きと困惑(こんわく)。  どうして驚いたのか。どうして困惑したのか。  “困惑“の困(こん)ですが、苦しむ、動きがとれないこと等の意味。また、惑(わく)は、判断ができないで迷う、まどう、惑わす、また仏教では正道の障りとなるものを意味することもあります。したがって、困惑(こんわく)とは、自分の心が、大きな迷いの中で身動きがとれない状況でしょうか。  いろいろ、些末な心配事に翻弄される日常の、中でも、最も大きな悩みに、突然、

          突然、終止符が打たれた

          未知への、不安と憧れ

           澄んだ瞳が、遠くに見える山並みを、じっと見つめている。  何かに憧れている憧憬(しょうけい)の視線。そんな光景を思い浮かべたことありませんか。遠くにあるかもしれない未知への不安と憧れ。  さて、憧憬(しょうけい)ですが、憧(しょう)には、あこがれる、心が定まらない等の意味。また、憬(けい)は、はっきり理解する、あこがれる、気がつく等の意味。すなわち、憧憬(しょうけい)とは、漠然とした憧れ(あこがれ)のこと。  ただ10代の頃は、将来に対する憧れというより、漠然とした不安

          未知への、不安と憧れ

          私の顔にも、年輪が?

          人の顔は、過去によって作られると言います。  長い人生を歩んできた人の顔からは、深い年輪(ねんりん)を感じるものです。年(ねん)は、とし、年齢、時間の単位等のこと。輪(りん)は、物事の巡り、巡る、車の輪等のこと。  年輪(ねんりん)とは、本来は、木を横に切った切り口に見られる樹齢のことですが、比喩的に、年と共に深まる経験等の痕跡を意味するのでしょう。  私の顔にも、年輪があるのかな。 若い頃の顔の張りは今は昔。大分、年輪が出来てきたかも知れません。周囲の親しい方々の顔を、

          私の顔にも、年輪が?

          子供の頃の、遥か昔の情景

            昔の事です。母と一緒に、甥っ子を連れて、鎌倉の大仏を見に行った時のこと。  甥っ子も、いまや逞しい男に成長していますが、当時は、まだ3歳位の、本当に愛らしい児童で、つぶらな瞳にふっくらした小さな顔。鎌倉観光に来ていた外国人夫婦がその可愛さからか、突然、カメラを向けてきたので、外国人というだけで慌ててしまって、その場から逃げるように立ち去ったことを覚えています。今となれば、別に、写真を撮ってもらえばよかっただけのこと。遙か昔の、記憶に残る情景。  さて、情景(じょうけい

          子供の頃の、遥か昔の情景

          和をもって貴しとなす

           “和気(わき)あいあい”という言葉。  なごやかに楽しみ合う様子を意味します。  この和気(わき)という言葉の音(おん)からイメージされたのが、かの聖徳太子が、日本の国としての理念をしめすために制定(西暦604年)した「十七条の憲法」です。何故かって?学生の頃に習った有名な言葉を思い出したからです。  それは、「和をもって貴しとなす」(和+貴)というこの憲法第一条の条文です。今から1400年以上前のこの時代に、国内の人々に対して自己努力による平和の尊さを訴えていたのは驚き

          和をもって貴しとなす

          私たち日本人を育む素晴らしい国

           人の歴史は、過去~現在~未来(みらい)という、連続した時間軸の中にあります。 過去から、現在・未来に向かって流れる時間。  未来(みらい)の未(み)とは、まだその時が来ない、まだその事が実現していない等のこと。また、来(らい)は、こちらへ近づく、現在の次に現れる等のこと。すなわち、未来(みらい)とは、現在の次に現れるであろう時空のこと。  過去から未来に向かって流れる時間軸の中に、生まれては消え、消えては生まれる“歴史“に、何か不可思議な存在を感じませんか。時間の経過とと

          私たち日本人を育む素晴らしい国

          神話を忘れた民族は、必ず滅びる

           「神話を忘れた民族は100年以内に滅びる」・・これは、イギリスの歴史学者アーノルド・J・トインビーの言葉。  キリスト教では、聖書がまさに神話の世界を伝える。  日本では、「古事記」(西暦712年)が、日本神話を記録しています。神々による日本創世の物語に始まり、天照大神(あまてらすおおみかみ)そして高天原神話など、日本国が誕生してきたというお話。  さて、神話(しんわ)ですが、神(しん)は、人間を超越した宗教的な存在。また、話(わ)は、はなしをする、ものがたり、口から

          神話を忘れた民族は、必ず滅びる

          愛情とは、心から慈しむ心の働き

           私たちの様々な感情は、“喜怒哀楽“の4つの大枠で表現する場合もあれば、仏教で言うところの“七情(しちじょう、喜怒哀楽愛悪欲)“でくくられる場合もあるようです。  愛情(あいじょう)は、こうした感情の一つで、相手に注ぐ愛の気持ちです。愛情は、“七情“で説明する七つの感情のうち、「愛」がそれに当たるようです。愛(あい)とは、いとおしく思う、慈しむ心、大事なものとして慕う心等のこと。情(じょう)は、人の心の働き、心、真心、情け等のこと。  すなわち、愛情(あいじょう)とは、心か

          愛情とは、心から慈しむ心の働き

          適度な運動で、筋肉量を維持しよう!

           寿命(じゅみょう)と言えば、命の限界を意味する言葉です。 日本人の平均寿命は、女性87.09歳、男性81.05歳。これは、直近の厚労省の調査(2022年、令和4年)による数字です。  それに対して、“健康寿命“(=老後と言われる期間、何歳まで元気で過ごせるかと言う年齢)は、女性は75歳、男性は72歳だといいます。あくまで平均値ですが、寿命は延びても、健康寿命は随分短いですね。  さて、寿命(じゅみょう)ですが、寿(じゅ)は、命が長い、長命を祝う等のこと。命(みょう)は、

          適度な運動で、筋肉量を維持しよう!

          順風満帆に進んでいる時には、要注意!

           “順風満帆”という言葉は、順風を帆いっぱいに受けて舟が快く進む様子。転じて、物事が順調に進むこと。  さて、この四文字熟語の前半”順風(じゅんぷう)”についてです。先ず、順(じゅん)の文字です。この文字の意味は、逆らわない、素直である、秩序のある道筋などのこと。また、風(ぷう)は、字の如く”かぜ”を表しますが、他に、実に様々な場面で使われます。  風という文字がついている用例を見てみますと、例えば、強風、風俗、風貌、風景、風刺etc.、様々です。この、風(ふう)の字の用例に

          順風満帆に進んでいる時には、要注意!