![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63088524/rectangle_large_type_2_545c38a8f6c7319c2e59f892dafa8cc2.jpeg?width=800)
地域の場づくりラボができるまで
この取組みとなるきっかけとなるお話は、令和2年5月に上北地域県民局さんからあるお話を伺ったことから始まります。
地域の若い人材が、生まれ育った地域に興味をもち、地域の活動に参画したり、行動を起こしたり、チャレンジできる仕組みを作るためにはどういう取組みが必要なのかを探り、次年度以降につなぐ実施計画を立てたい、というご相談でした。
1. 現状分析
やりたいことと現実のギャップを探るべくお話をさらに深ぼっていったところ以下のような課題が出てきました。
・若者の地域離れに伴い、地域活動に対する興味関心が不足
・仲間が欲しい場合や、活動したいと思っても相談するところがない
・現状においてやりたいと思うことや達成感を感じたりするモノやコトが少ない
・やりがいを与えられたり伝えたりする機会が少ない
2. 方向性の検討
その課題に対して期待する効果としてどのようなことがあるのか出し合い、みんなでディスカッションしやすくするために、わかりやすい課題の定義と成果目標の設定を行いました。
期待する効果
・行動を起こしたい人や、仲間が欲しい人のサポートや気軽に相談できる
・目的を持った人や地域活動に触れることにより興味・関心を持ってもらう
・地域活動に興味を持ち、参画および企画することで地域への愛着を育てる
・やりがいを創出することにより、行動を起こす人・チャレンジする人を増やす
課題の定義
地域づくりを行う人が若者向けにやりがいを伝えられ、関わりたい若者がやりがいを持てる仕組み・取組みを計画する
ビジョン
・若者の地域活動への興味を促進する
・若者の地域への愛着を育てる
成果目標
・若者を中心とした地域づくりネットワークの形成
・若者の地域活動におけるやりがいを定義する
・若者の地域活動への参画を促す施策を計画する
3. アプローチ方法
課題の定義が終わり、次に課題に対してどのように取り組んでいくのかを決めました。できるだけ自分たちだけでなく、参加してくれるみなさんと共通言語を用い、ディスカッションする中で決めていきたいということから、以下のような構成にしてみました。
第一回:事業キックオフ
→事業や背景・取組みの説明
第二回:地域で(やりがいをもって)活動している人に話を聞いてみる
→講師をお呼びして取組み事例を聞くことで非日常の仮想体験をする
第三回:モデルケースを具体的にイメージし「やりがい」の定義を行う
→共通言語にしたい、ぼくらにとっての「地域のやりがい」とは何かの定義
第四回:これまでを振り返り地域の若者に必要なことを考えてみる
→やりがいや課題を踏まえ地域に必要なことを考える
第五回:来年度実行計画に落とし込む
→これまでを踏まえ来年度の実行計画をワークショップ形式でまとめる
4. 実際の取組み内容
そして令和2年度の取組みとしては参加者みなさんで参加できるワークショップやディスカッションを中心にこんなことアウトプットしてきました
4-1. イベントの様子
5. 決まったこと
必要だと思うこと
1. 場・機会の提供
2. 活動情報の提供
事業としてやりたいこと
1. 「聞ける、語れる機会をつくる」をコンセプトに定期的にイベントを開催する
2. SNSやメディア等での情報発信およびアーカイブを行う
6. どんなことしていくのか
そして、活動母体となるグループに名前を付けましょうということになり、2021年にめでたく「地域の場づくりラボ」が誕生しました。
6-1. コンセプト
「聞ける・語れる機会をつくる」
6-2. 活動方針
「ただ実証するだけでなく、学びを通した実証を行っていく」
実証とは?
・やってみたいこと、やっていることを語る・聞ける機会を作る
・自分の住む地域をどんな場所にしていきたいかを語る・聞ける機会を作る
・活動を通して学んだこと、やってみたいことを語る・聞ける機会を作る
学びとは?
・予算確保の手段について学ぶ
・県内視察を通して学ぶ
・地域での活動・メディア運営について学ぶ
・学びたいことを学ぶ(メンバーから学びたいことを公募)
7. 今後の想い
令和2~3年度については県民局さんのサポートがありつつの取組みになりますが、これを持続可能な地域の取組みとして事業終了後も活動・運営していきたいと思っています。
また、noteにこの記録を残していくことで、いつの時代になっても僕らのこの取組みの背景や活動を見て、この地域にもこんな人たちが居たんだと興味を持つ方や、僕らの取組みを糧に僕ら以上の取組みとして実現していってくれる方がどんどんこの地域にあらわれ、色々なコミュニティが相互に作用しあい、自分の地域に誇りを持ち、活発な地域活動につながる取組みに少しでも力になれればと思っております。
ラボについて
「地域の場づくりラボ」の活動概要を知りたい方はこちら!
・・・
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?