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保育園で感染した「今日お仕事ですか?」って聞かれると緊張する呪い

こんにちは、やまママです。

4歳が幼稚園に通いはじめて、約1ヶ月が過ぎました。
朝預けられる開始時間が遅くなり(15分くらい減少)、
夕方預けられる上限時間は早くなり(18時→17時に減少)(時々19時くらいまで預けていたこともあったので、そういう機会は今かなり意識して避けてるけど、これはピンチかもしれない)
やはり幼稚園は、両親共稼ぎ家庭には厳しいようです……
……とか、言いそうなところですが。

気持ちの上では
「ひゃっふぅぅぅーーー☆ 幼稚園、ありがちゅーーー☆」(ありがちゅーはルパンレッドの声で再生してね)」
という気持ちです。

時間の制限が生まれてるのに、なんでこんな快適なのかなって考えてるうちに
自分の中の”「お母さん今日はお仕事ですか?」て聞かれるの恐怖症”に気づいたので、
ちょっとシェアしてみたいなと思って書いています。

これね、いわゆる保育園で植え付けられた”呪い”だと思うんですよ。

保育園時代の在宅フリーランスへの冷遇

以下の2記事でだいたい書きました。

https://yamamamatips.com/freelance-hokatu-nayami

https://yamamamatips.com/freelance_hokatu_story04

「お家でのお仕事なら、本当はお子さん預けなくてもお仕事できるんじゃないですか? 無理に保育園使わなくても大丈夫なんじゃないかなーって思うんですけど」
とか(できないから保育園を利用しています)
「お仕事がおうちの日だったら、早く迎えに来てあげてくださいね」
とか(仕事の場が家だろうとそうでなかろうと仕事には相手もあるのでね?)
「お仕事がおうちの日は、ぜひ保育参加とかしにきてくださいね!」
とか(在宅仕事を仕事と思っていないから言っているとしか思えない!)

まぁ、そういうこと言ってくるのは、2歳クラスの時の担任だけで
あとの先生は、本当に本当に感謝してもしきれない、素敵な先生ばかりだったんですけど。

その先生には何度か
「作業場所が家でも、仕事は仕事なんです」
「相手がいるものなので」
などお伝えしていたんですが、最後までわかってもらえなかったんですねー。

3歳クラスになって、その人が担任ではなくなっても
廊下ですれ違うと「おかあさん今日はお仕事ですか^^?」ってたびたび訊かれてたんです。

仕事だよ……仕事だから子ども預けてるんじゃん……。

もう、どう言ったら伝わるのかわからなくて。

「私は仕事してます」
「仕事してないのに”不正”に預けてるわけじゃないんです」
「預ける必要がちゃんとある、ちゃんとした仕事なんです」
って、
聞かれたら常に全力でアピールしなきゃいけないような気がしていて、
すごくすごく、緊張していました。

っていうか
緊張していたんだな。と、最近、やっと気づきました。

幼稚園で聞かれる「お母さん今日お仕事ですか?」との違い

少し前。
幼稚園の先生にも、「お母さん今日お仕事ですか^^?」って、聞かれたんです。

そのとき
ひゅっと息が苦しくなって。
呼吸の幅が狭くなるような感じ。

今日は仕事だってちゃんと言わなきゃ。
そうだ仕事は家でもしてるってちゃんと伝えたっけ?
家での仕事も預ける必要がある感じの仕事なんだってわかってもらえてたっけ?
……って、一瞬で身構えてしまって。

でも、幼稚園の先生からは「今日預ける必要ありますか?」なんて、聞かれることはありませんでした。

「お母さんお仕事がんばってますねー!」
「しっかりお預かりしますからね! いってらっしゃい!」
って、挨拶。それだけでした。
そして、ニコニコと送り出してくれました。

私はなんだか、肩透かしを食らったような心地でした。

自転車置き場に向かいながら、「えっ、この違いはなんだろう」って考えていました。

”子どもを預けること”への、罪悪感のなさ。

そうか、これが幼稚園か。
と思いました。

子どもを預ける必要がある人なのかどうかで、いちいちジャッジされない
預けるに値する仕事をしているのかどうかをいちいち判断もされないし、それで分断もされない

むしろ「お母さんたち、毎日大変でしょう。たまにはリフレッシュしてくださいね」「なにかあったらいつでも相談のりますから、職員室のぞいてくださいね」って、積極的に言ってくれる。やさしい。

「幼稚園って自由だ!」

と思いました。

でも、本当は保育園でだって

このことがあってから、
自分が保育園で、いかに「今日はお仕事ですか?」と聞かれることに怯えていたのか、
あらためて実感させられました。

最初は
「幼稚園は、仕事してるかしてないかで入園基準作らないもんなぁ」
「保育園は仕事してるって条件で入ってる人が大半なんだから、ジャッジされても仕方なかったか」
とかも思ったんです。

でも、よくよく考えてみれば
保育園て、基本的にはすでに「預ける必要がある」と、自治体から認定されたから通っているわけですよね。
そのうえで、いちいち先生から「今日はお仕事ですか?」とか、確認される必要なくないですか?

なんでいちいち疑われて、身の潔白を証明しないといけないの?

仕事してるから利用している、という前提が共有されているはずの保育園で
「今日はお仕事ですか?」って聞かれて緊張する体質になっちゃうって
すごく倒錯した話だなーと思いました。

「幼稚園ってすごい」
「子どもを預けることに罪悪感なく仕事ができるって、こんなに快適なことだったんだ!」
って、最近よく思ってましたが
本来なら、保育園だってそういう場所であるべきですよね。

(なお罪悪感のない状態は、無認可園のときには知っていたはずの感覚でした)
(っていうか3歳クラスも最高だったので、あの2歳クラスのときの元担任さえいなければ去年だってもっと快適だったのかも。ちっ!)

幼稚園に転園し、保育園での呪いに気づいた今、思うこと

「やっぱり保育園はダメ! 幼稚園サイコー!」
とか、そういう単純な話ではないのだと思います。

保育園もいろいろだし、幼稚園もいろいろだし。

ただ、今の幼稚園に関して
「このままここでがんばっていけそうだな」
という気持ちが、今はぐんぐんと育っているところです。
ということだけ。

雨上がりの晴れた日の青葉とか、真夏の入道雲とか、
なんかもうそれくらいの勢いで、ぐんぐん。

幼稚園でやっていけるのか、仕事していけるのかって
ずっと不安だったし、今も不安はあって
でもそれが、少しずつ解消できていっている感じです。

うちの幼稚園は、
フルタイムではなくても共稼ぎ仕事しているご家庭は少なくなくて、
実はシングルの人、かつ自営業の人、とかもいることも最近わかって。

3歳以上にも待機児童がいて、公立の幼稚園が近隣3市合わせてもひとつもないから、
うちの市では私立幼稚園のみなさんが延長保育して共稼ぎ世帯の受け皿つくってね。
みたいなこと、幼稚園に要望出してる自治体らしいせいもあるかもしれませんが……

幼稚園といえば「専業主婦家庭が多い」みたいなイメージがあったし、
今だって、「専門家」を名乗る人たちだってその構図で話したりもしているけど
実態はもっともっと多様なんだろうなと思いました。

多様のひとりとして、まぁ、楽しんでいけたらいいな。

保育園については
もっと保育園と、自治体とだって戦えばよかったのかなーとか、
”理解を得る”ために時間を割くべきだったのではとか、
思わないでもないのですが
私の使える時間、体力、キャパシティには限りがあって
優先順位を考えたら、やっぱり今は日々の生活をまわしていくことだけで精一杯だよな。
とも思います。

でも、だから
私の例は私の例でしかないけど、どっかで誰かの参考になればなーとも思うから
ブログでぶっちゃけ気味なことも書くし、
保活する人でも今はないけど、保活なんてしなきゃいけないの違うよねって声出すし、
フリーランス保活のめちゃくちゃさは、これからも言っていきたいなと思っています。

前に、全然違う話題についてツイッターで書いたんですけど、私(たち)がもとめてるのって
”理解を得る”ことじゃなくて、当たり前にあるはずの権利を奪うな。ということなんですよね。
とか、そういうことも意識しつつ、
ともかくは日々、穏やかに楽しく、美味しいもの食べて過ごしていきたいなと思います。

預けられる時間は減ったし
今年は4歳の卵アレルギーについても、食物負荷試験受けたり、家で卵チャレンジ積極的にやってかなきゃいけなかったりでバタバタだし
行事も忙しくなったけど
どれも貴重なものなので、いっこいっこ、踏みしめて噛み締めてやっていきたいです。

……っていうか、行事そのたもろもろ幼稚園のママたちの業務遂行能力の高さにはマジでビビるから!!!!!!

行事の忙しさは、ママたちの仕事力の高さのおかげで快適に作業できるように仕組みが作られていたので、むしろ負担少ないというか。楽しみしかありません。
楽しみます。


……あ、そうだ!

通っていた認可園、今年の4歳クラスの担任は、また、まさにあの2歳クラスの時の担任なのだそうで。少なくとも私は、やはり保育園から離れて正解だったな、と思いました^^;

では、お読みいただき、ありがとうございました*^^*


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※本記事は、ブログにて記載したものと同じ内容を転記しています。

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