見出し画像

Tiglon Partners 社員インタビュー エグゼクティブディレクター 近藤大介

Tiglon Partnersの社員インタビューシリーズ。
第6回目の今回は、エネルギー業界・IT業界の各ポジション、事業会社全般の経営幹部人材のサーチ担当するエグゼクティブディレクターの近藤大輔のインタビューをお届けします。
新卒でリクルートエージェントに入社後、人事・人材紹介の業界で一貫してキャリアを積んできた近藤に、現在の仕事のこと、人材業界に足を踏み入れた理由やこれまでのキャリア、Tiglon Partnersで働く魅力、そして仕事の原動力やこれからのことについても話してもらいました。


Tiglon Partnersでの仕事

現在の仕事、担当領域について

ー現在近藤さんがご担当されているお仕事を教えてください

主にエネルギー業界、IT業界を担当するコンサルタントとして、日々クライアント(企業)の中途採用のご支援、求職者の方々の転職支援をおこなっています。取り扱う職種(ポジション)はかなり幅広いですが、最近は経営幹部人材、Cクラスの等のエグゼクティブクラスを扱う案件が増えてきています。

ー現在のお仕事の中でやりがいを感じる場面でどんな瞬間でしょうか

これまでの様々な経験が線となって繋がる事によって、自身の介在価値が発揮できた瞬間でしょうか。

新卒で入社したリクルートでは、製造、サービス・小売などのB2C、ヘルスケア、ITと様々な業界、大企業から中小ベンチャー企業まで幅広い業界、クライアントの採用支援に携わらせて頂き、法人に対する採用コンサルティングの知見を深めることが出来ました。一方、直近の7年くらいは、ミドル・エグゼクティブサーチのコンサルタントとして、いわゆるピンポイント案件におけるヘッドハンターとしての経験を積み重ねることが出来ており、例えば、以前転職をご支援させていただいた方がご活躍され、今度はその方から新たな採用支援のご依頼をいただいたり、関係性の深いクライアント企業から他のエージェントには発注していないコンフィデンシャルな求人案件をいただいたり、企業の人事戦略の関するご相談を頂いたり、といったことも多くなってきています。
人材紹介の仕事は、日々地道な作業を淡々とこなすことも多いのですが、そうした地道な仕事の結果が次の仕事として返ってきているのを実感できると、改めて目の前の仕事に取り組む意欲も湧いてきます。

印象に残っている転職支援事例

ーこれまでの転職のご支援で印象に残っているご支援はありますか

これまでの成果はお世話になっているクライアントや求職者の方々からいただいたご縁であり、何れもストーリーやドラマがあり中々選ぶのは難しいところです。あえてひとつ挙げるとするならば、とあるエネルギー事業会社様からいただいた次世代幹部候補を探すというコンフィデンシャル案件でのご転職支援でしょうか。

ご依頼元であったクライアント(大手日系エネルギー事業会社様)からは、事業変革の中枢を担う組織のDiversity & Inclusion(D&I)の推進に向けて、次世代の幹部候補を採用したいというお話でした。どんな方であればご活躍いただけそうか、仮説を立てながらサーチし、ヘッドハントさせていただいた中で、日系大手事業会社において、経営企画や社長直轄の組織改革、様々な新規事業立ち上げに尽力されてきた方のご入社が決まりました。半年が経過し、クライアント(企業)からは「新しい組織にも馴染み、活躍されていらっしゃる、今後の活躍が楽しみでならない」というお言葉を頂きました。事業変革を担う重要なポジションでのご採用でしたので、今後その方のご活躍により、クライアントの事業がどう成長し、どう変革されていくのか、その過程を見届けられる事を個人的にも非常に楽しみにしています。

組織課題の解決というのは、答えのないパズル。そのような答えのないパズルに対して、人材紹介やヘッドハンティングは、アナログな『人』でソリューションを提案するサービスだと思っていますが、改めてその影響力を実感できる転職事例のひとつとなりました。

人材業界に足を踏み入れた理由

新卒で人材大手企業へ

ー近藤さんが新卒で人材業界に興味を持たれたのはどんなきっかけがあったのでしょうか

大学3年生の時に参加したインターンシップがきっかけです。大手日系製薬会社のインターンシップだったのですが、そのインターンシップを企画・運営されていた方々に強く魅了されました。休み時間や懇親会の際に話を聞いてみると、『リクルート』や『リンクアンドモチベーション』にて勤務されている事がわかり、そこではじめて人材業界を知ることになりました。お話を伺ううちに、社会人としての意識の高さや視座の高さを感じ、『こんな大人(周囲に良い影響を与えられるようなビジネスマン)になりたい』と思い、自然と人材業界に惹き込まれていきました。

ー当時の近藤さんが感じた『こんな大人になりたい』というのはどんな大人の姿だったのでしょうか

30歳になるまでに一人前になりたい、というのは当時からよく考えていました。『一人前』の定義ですが、自らの足で歩けることは勿論、ひとりのビジネスマンとして人や組織に対して良い影響を与えられている、つまり、自身ならではの付加価値を提供できているビジネスマン、というイメージでしょうか。そんな姿をイメージしていたこともあって、ベンチャースピリットが強い会社や、個々人が高い成長意欲を宿し、常にイキイキと働ける環境が良いと思い、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という精神を体現しているリクルートエージェントを選びました。リクルートエージェントでの経験は自身のbaseとなっていますし、「リクルート」で学べた事や拡がった人間関係には今も本当に感謝しています。

事業会社の人事を経験し、再び人材紹介業界へ

ー1社目のリクルートエージェントでは、人材紹介事業のプレイヤーとしての経験はもちろんのこと、マネジメントや部署の立ち上げ等も経験されたと伺いました。その後、製造業界で人事側の経験を積まれたあとに、人材紹介業に戻ってこられたと伺っています。人材紹介業に戻ってきたきっかけはなんだったのでしょうか。

きっかけは、リクルート時代の同僚からの誘いでした。当時、「人事」を経験してみたいという思いで大手事業会社(上場)の人事をしていました。リクルートとは正反対の環境という事もあり、最初は興味深々でしたが、安定した基盤を有する大きな組織の中では、個の意識や力だけではなかなか現状を変えられないというもどかしさも痛感しており、自身の現状について少し悶々とした日々を過ごしていました。
そんな中、ちょうど事業拡大がはじまっていたエンワールド・ジャパンに入社したリクルート時代の同期と偶然再会し、一緒にやらないかと声をかけてもらいました。

話を聞いてみると、外資系人材紹介会社やミドル・エグゼクティブサーチ会社は、以前自分が所属していた日系の大手人材紹介会社とは、組織の運営の仕方、仕事の進め方、そして報酬制度に至るまでかなり違うということを知りました。
一般的にミドル・エグゼクティブサーチが取り扱う案件は、大手日系人材紹介会社と比べて、肩書き(タイトル)や年収レンジ(600万以上が目安)が高く、またクライアントと求職者の方を一気通貫で担当する為、よりコンサルタントの技量が求められます。
ミドル・エグゼクティブサーチであれば、よりレイヤーの高い候補者の方々の転職支援を通じて、クライアントの事業成長や組織変革という点で大きなインパクトを与えるような仕事ができるのではないか。クライアント(企業)、個人(求職者の方々)、そして私自身の『三方よし』のビジネスができると感じ、もう一度人材紹介の業界でチャレンジすることを決意しました。

ー戻ってみて、実際どうでしたか?

現在のように人材紹介会社側でクライアント(企業)や転職希望者(個人)の方をご支援する方が、企業の人事として自社の採用・人事運用にコミットするよりも、私自身の性に合っているかもしれない、感じています。自分は飽き性な性格でもあり…(笑)。多種多様なクライアントのからのご期待を預かり、その過程で優秀な転職希望者の方々に日々お会いする毎日の方が、自分自身ワクワクしていられるんですよね。

クライアント(役員や事業責任者の方々)とお話をする中で、世の中の動きや最新のビジネスのトレンドに触れることができますし、優秀かつ経験豊富な候補者の方々とお話をする中で、そうした方々の考え方やマインドに触れ、学ばせていただくことが多々あります。日々、そうしたさまざまなカウンターパートの方々と関われる事が刺激的であり、自分自身の知的好奇心が満たされ、成長実感を得ながらも何かしらの形で自身が役に立てているという実感と喜びは、今の仕事を続けている大きな支えになっていると思います。

Tiglon Partnersで働く魅力

一流のプレイヤーが集う精鋭プロフェッショナル集団

ー大手含め複数の人材紹介会社をご経験されている近藤さんですが、Tiglon Partnersで働く魅力ってどんなところにあると感じていらっしゃいますか

採用コンサルタントないしはヘッドハンターとしてのキャリアを高められそう、という点でしょうか。
弊社代表の野尻は、一流の法律事務所のように、一流のプレイヤーが集う少数精鋭のプロフェッショナル集団を作る事をビジョンに掲げています。各コンサルタント個々人の強みやり方を尊重してもらえる環境が非常にありがたいと感じています。現在の環境は、もちろんクライアントに対して成果で応えなければならない、というプレッシャーはありながらも、成果を出せるのであれば各コンサルタントが裁量と自由度を持って仕事をさせてもらえる環境です。

より本質的に仕事に向き合える環境

それから、より本質的に仕事に向き合えるようになったというのも、Tiglon Partnersに移ってからの良い意味での変化のひとつです。
どの人材紹介会社でも、コンサルタントは採用支援・転職支援の成果を測る数値目標を持っています。会社によっては、毎月、もしくは四半期ごとで成果を測るため、残念ながら人材紹介会社の都合を転職候補者の方に押し付けなければならないようなケースもあります。一方、Tiglon Partnersではコンサルタントの成果は年間(12ヶ月)で測る人事制度になっていることもあり、候補者の方々のキャリアに対して、中長期的な視線に立ち、より本質的な姿勢で向き合えていると感じています。求職者の方々とお話をする中で、今このタイミングで転職すべきではない、転職がベストな選択肢ではないと感じた時には、「現職に残られた方が良いと思います」と本音で話せるようになりました。その過程で「そのように本音でアドバイス頂き、有難うございます。」と感謝されることも以前に比べてかなり増えたように感じます。自身としても転職はあくまで手段(選択肢)のひとつであるからこそ慎重に、というスタンスを大切にしています。

仕事の原動力とこれから

仕事の軸は『個人と組織の可能性を最大化させる』こと

ー近藤さんにとって、お仕事の原動力とはなんでしょうか。またこれからのお仕事のビジョンがあればぜひお聞かせください

組織を元気にする、人の人生の大きな転機に直接的・間接的によい影響を与える、そしてそのことを通じて『個人と組織の可能性を最大化させる』ということ。これまでのキャリアで人材に関わるさまざまな仕事に携わってきましたが、自分の中心あるこの想いが新卒の頃から変わらない私自身の仕事の軸です。

先ほどの話にもありましたが、クライアント(企業)の経営者や事業責任者、人事関係者の方々、優秀な転職希望者(個人)の方々など、日々仕事でご縁をいただく方々から受ける刺激、そして仕事を通じてそうした方々のお役に立てているという感覚や自身の成長実感が、仕事を続けていく上での大きな原動力になっています。

経営幹部 / Cクラス等のエグゼクティブ案件に注力

最近はコンフィデンシャル案件やCクラス等のエグゼクティブ案件の依頼を頂く事も増えました。その経験やノウハウを活かし、今後はより多くの企業様のエグゼクティブ採用の御支援に力を入れていきたいと思っています。
クライアント(企業)や転職希望者(個人)の方々から頂くご縁を大切にしながら、より高い介在価値・付加価値を発揮し続けられるよう、自分自身を磨き続けていきたいと思っています。

インタビュー実施:2023年11月




この記事が参加している募集

社員紹介

採用の仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?