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2024年1月の記事一覧
短編-そうだったねと呟いて(四六時中辛五里霧中)-
第一回
カムイ与謝五朗が手にしたのは筑前煮しかよそうことのできないお茶碗だった。
ミドリ館二郎の頭にかぶさったのはイチジクで出来たヘアバンドだった
マドロミ喜三太の心には上記の2人が住んでいる。
昔、みんな倒れた戦があって、その時に死骸の山に埋もれて天を睨んでいたのが喜三太だった。
その頃から10年以上が経ち、なんとか死骸の山から抜け出た彼は
西に聳え立つ福祉山を超えて一欠片砂漠の砂の中に潜
短編『地上鉄道777』
光速のバカンスが終わりを迎えて
低速の日々が再びやってくる
オケラの方がよっぽど役立つんじゃないかなと思いながら汽笛を鳴らしてドアを閉めようとする汽車に乗る
ポコポコとそこら中から蒸気が出ていて、ホームはもう真白の先に、あっという間に見えなくなって俺は僕は私は出発したんだ
地上しか走れっこない俺の僕の私の銀河鉄道は1分ごとに一つ隣の駅に停まっていく。
まばらだった車内も気がつけばモォっと牛が