プロジェクトマネージャーの転職者インタビュー 〜制作会社出身のさんちゃんの場合〜
こんにちは。人事担当のもんちゃんこと佐藤です。
今回は2022年1月に入社した三園さんにインタビューをしました。社内では「さんちゃん」と呼ばれている彼。入社して早々、コンセントリクス・カタリスト(以下、CAT)の東京オフィスで2022年度、一番大きいプロジェクトを担当しました。
今回のインタビューを通して、CATのPjMの仕事内容について更に理解を深めていただけたら嬉しいです。
前職について
——前職ではどんな経験をしていましたか?
Webと映像の制作会社で、WebディレクターやPjMとして15年間従事してきました。キャリアをスタートして7-8年ほどはクリエイティブ側にいましたが、後半はディレクションやマネジメントを行っていました。
ディレクター、デザイナー、エンジニア等が所属する(全体で10名程度の)制作部があるのですが、そちらのマネジメントや進捗全体を見るポジションを経験しました。クライアントの業種は問わず、幅広く関わっていました。案件規模も様々で、単発のLP作成から数千ページの大規模コーポレートサイト制作まで一通り経験をしたと思います。プロジェクト期間としては、Webサイト制作であれば1ヶ月から1年程度まで、運用案件ではおよそ10年ほど継続するものなど、複数のプロジェクトを併走させて動かしていました。
——前職での担当していたプロジェクト内容をもう少し詳しく教えてもらえますか?
自社チームの規模感としては、多い時で7名程度(Designer 2名、Frontend Engineer 2名、Backend Engineer 2名、PjM 1名)で、場合によってはEngineerとPjMの2名で実施することもありました。
ただ、1人でクライアントに対峙することが多かったので、自分がインプットを受けて、社内に展開する役割を担っていました。クライアント側は中小企業であれば役員、大企業だと広報・マーケティング部の部長といった意思決定者が主でした。デザインやコード等の制作物の品質管理をしながら、プロジェクト全体の進行管理まで行っていましたね。
PjMとして動いていた範囲は、要件のヒアリングから見積もり作成、ワイヤーフレームやサイトマップ作成までです。そこからはDesignerに渡してデザインを進めてもらったり、システム要件のヒアリングを行ってEngineerに渡して仕様書作成をしてもらうような流れで進めていました。
現在、担当しているプロジェクトについて
——CATに入社したのはいつですか?
2022年1月です。
——もうすぐ1年というタイミングですが、現在担当しているプロジェクトとその概要を教えてください。
ちょうど他の媒体で対象プロジェクトが記事になったのですが、SMBC様の”Sustana”という企業のCO2の排出量算定・削減支援サービスに携わっています。企業のCO2排出量を可視化し、現状把握するデジタルプロダクトなのですが、サービスの立ち上げから立ち上げ後の継続支援を含めて担当しています。
——プロジェクトの規模感やPjMとしての役割を教えてください。
自社側はUX Designer、Product Manager、UI Designer、そしてPjMが関わります。クライアント側には、SMBC様とSMBC様のグループ会社であるシステム開発関連企業の方々が関係しており、複数の企業を巻き込んで開発スプリントを回しています。
私の役割は、実施内容の計画からスケジュール調整、ミーティング設計、工数管理、クライアントとの連携を行うことです。全部を自分1人で進めるのではなく、プロジェクトメンバーと協力して計画を立てています。例えば、日々のスプリント計画は、UIスプリントをはじめ複数のプロジェクトが併走しているため総合的に考える必要があり、そういう部分ではProduct Managerと一緒に立てるようにしています。
課題やリスク管理、品質管理の観点では、メンバーとの定期的な1on1を実施し、上がってきたアラートに適切なタイミングで対処します。例えば、チーム全体で振り返りの場を作り、課題に対する目線合わせをしたり、その場で一緒に検討をするなどです。
課題点や改善点を見逃さず、素早くアクションを取ることが大切だと考えていますし、同時にメンバーの個別対応ではなくチームで認識合わせをし、全体で解決を図ることを心がけています。クライアントに的確に伝えるべく必要に応じて内容を自分の中で咀嚼、翻訳して伝えることもあります。以前も今も、チームワークを重要視しています。
——前職の経験や業務の中で、活かせる経験はどんなところですか?
前職と比べるとプロジェクトの規模感、支援範囲が広がりました。その分、プロジェクトに関する詳細な内容は自分で学ぶ部分も多いのですが、プロジェクトを俯瞰的に捉えると、進行方法や気をつけるべきポイントなどは類似しているので、これまで複数のプロジェクトを回していた経験やマネジメントをしていた経験が活かせるなと感じます。
プロジェクト進行においては、最終成果物もありつつ、それを作り上げるメンバーたちのパフォーマンスをどう最大化できるかに重きを置いています。自分はどちらかというとサーバントタイプだと思うので、メンバーそれぞれの悩み・困っていることを聞き出して、業務に集中できるように環境を提供することかなと思います。
転職して学んだこと、そして今後について
——転職後の率直な感想を教えてください。フラットに。例えば、プロジェクトのこんな所が面白い、あるいはこんな所に難しさを感じているとか。
そうですね、PjMチームに対してなのですが、個々のメンバーのバックボーンやスタイルも違う中で、PjMチーム内はまとまりがあると感じますね。前職にはロールモデルがなく自己流で進めていた部分が多かったのですが、CATのPjMからは学べることが多くあると感じます。
——CATに入社して初めて味わったこと、学んだことはありますか?
今まで関わる機会が少なかった上流フェーズに携われることです。クライアントの戦略や本質的な課題だったり、ユーザー目線で考えることに重きを置きながらその軸をぶらさずにカタチにしていく点が学びになっています。これまでは「なぜこれを作るのか」が抜けがちだったのが、そこを考えてカタチにしていくことで、違う目線でプロダクトに向き合えていると感じます。
——今後、CATでどんなことにチャレンジしたいですか?
Sustana案件は、自分にとってもCATにとっても重要な規模の大きいプロジェクトです。今後どこまで継続できるか、成果を出し続けられるかがチャレンジだと思います。
今まで培ったクリエイティブ経験を何らかのカタチで活かしたり、+αのバリューを出したりできないかと考えています。
PjMのもう一人、亀ちゃんにもインタビューしていますので、こちらもご覧ください。
バックボーンやPjMとしてのアプローチ方法は違えど、これまでの強みを活かしながら、時にはこれまでの成功に頼らずアンラーンしながらアウトプットを出し続ける点が共通していました。
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