TickTackMovie 堤真矢

時間と人間をナナメに描く映画監督。『もうひとつのことば』/『パラレルワールド・シアター』/『現実拡張 スマホ仮面』シリーズ等。StarWarsオタクです。まさやと読みます。時々不定期に書きます。 過去ブログ http://ameblo.jp/ticktackmovie/

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時間と人間をナナメに描く映画監督。『もうひとつのことば』/『パラレルワールド・シアター』/『現実拡張 スマホ仮面』シリーズ等。StarWarsオタクです。まさやと読みます。時々不定期に書きます。 過去ブログ http://ameblo.jp/ticktackmovie/

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    • 『さらば時空勇者タマデラス』脚本公開

      スマホ仮面配信から10周年を記念して、そもそも僕が時空動画と本格的に関わることになった理由でもある、2012年に執筆した幻の「劇場版 時空動画」の脚本第1稿を公開します。 ハゲしい勇者や剣士たちの物語には一体どんな「結末」が用意される予定だったのか。 ずいぶん時間が経ってしまいましたが、よければ見届けてあげてください。 有料にしたのは、「誰でも読めるもの」にするよりも、興味のある方にだけ届く形にしたいという思いからです。 当時の時空動画ファンだった方以外には少々わかりづらい作品になっていると思いますので、単純に「堤真矢の脚本」としてご興味を持って頂けた方は、その辺りもご了承頂いた上でご検討頂ければと思います。 脚本本編と合わせて、今回の公開に寄せた文章もアップしています。 そちらはしばらく無料で全文公開しておきますので、作品の背景や経緯などをお知りになりたい方は、読んでみてください。

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    『さらば時空勇者タマデラス』

    『さらば時空勇者タマデラス』 原案 矢ヶ部哲未 脚本 堤真矢

      • 『さらば時空勇者タマデラス』脚本公開に寄せて

        「実現しなかった作品」 というものには、どこか抗いがたい、儚い魅力がある気がします。 今日は、そんな作品について少しだけ思い返してみようと思います。 「しゃべるな!マナジーがなくなるぞ!」 初音ミクのフィギュアを手に謎のミュージカルを繰り広げる頭髪に特徴のある勇者の動画が13年前にちょっとだけ流行ったのを、知っている方はどれくらいいるのでしょうか。 https://www.nicovideo.jp/watch/sm7268716 元々は演劇公演の派生ネタ動画だった上記の

        • 映画業界のハラスメント、搾取について

          ステートメントと銘打てるほどにまとまった考えは書けていないかもしれませんが、自身が自主映画監督として活動してきた上で改めて記しておきたいと思ったことを、今までにもTwitterなどで断片的に書いていたことも含め、少しだけ記しておかせてください。 映画に限らず、あらゆる活動において、その価値が関わる人の安全に優先されることはありません。 映画業界にまつわり、昨今報道されている出来事の数々に日々、暗澹たる気持ちを抱いています。 映画制作の現場やそれを取り巻く構造だけでなく、ミ

          • 「アラサー」というチャプターを閉じる

            あとちょっとで、35歳になる。 「アラサー」という属性を作り手としてもアイデンティティの一つにしていたところがあったけど、定義的には多分あと5分ほどで僕はそこには属さなくなる。 5年間の振り返りなどという大袈裟なことをやろうとするとまた大反省文大会になってしまいそうなので(実際、昨日試みて地獄のような下書きを生み出して病んだ)、最近の気分を記した軽めの文章だけ書いておこうかなと思う。 今年に入ってから、意識してSNSにいる時間を減らしている。 在宅時間が多いと、なんと

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            Life's a bi*** and then you keep living.

            毎年、ブログなりnoteなりで大晦日になんか書くのが恒例行事になっているので、今年もやろうかなと思う…のだけど、一切の下書きもなくこの行に着手した時点ですでに18時半を迎えてしまっているので、今年は大したことは書けないかもしれない。 まとまらないなりの雑文です。 作り手として去年の暮れにここでも書いたけど、『パラレルワールド・シアター』の作り手である、ということに付随していた、怨念めいたものや自虐めいたものと少し距離を置いて、楽しくポジティブなものを作りたい!という気持ち

            「こんなことをしている場合なのか」

            新作を作ることにした。 以前のノートにも書いていた「今年の夏」を舞台にした短〜中編だ。 世の中の空気や状況とマッチしない気がして一度は手を止めていたのだけど、仕事もなく自宅に閉じ込められる日々に何か目的を設けないと狂いそう、という一心で、結局もう一度筆をとるに至った。そして5月の終わり頃、緊急事態宣言が解除される少し前に、初稿を書き上げることができた。 ひとまず「書き上げる」ことが目的で、実現性は半分くらいしか考えていなかったのだけど、やっぱり書いたからには撮りたいとい

            モヤモヤの供養

            画像は『シン・ゴジラ』より、牧教授が遺したSNSの極意(違う) こういうご時世にあって、どんなことを言うのも、言わないのも自由だし、どっちにしても他人から「ちゃんと考えてるかどうか」をジャッジされるようなことじゃない! と思っていたのに、先日、そのことでグルグル考え疲れてしまった結果、自分自身がジャッジする側に見えるようなことをSNSで言ってしまった気がしていて、その後ずっと心に小さな引っ掛かりが残っている。 とはいえ、言いっぱなしのSNSでわざわざ蒸し返すほど補足

            これからの物語、今までの物語

            前回更新してから1ヶ月ほどで、ずいぶんと世界が変わってしまった。 簡単に近況を書くと、今僕は全ての仕事がストップしてしまっていて(もともと、不定期なものと定期的なものと、両方でバランスを取っていたんだけど、どちらも止まってしまった)、完全な無職在宅状態になってまもなく1ヶ月ほどが過ぎようとしている。 すぐに生活に困るような状況ではないんだけど、やっぱり、入ってくるお金がほぼなく、出ていくお金ばかりの毎日というのは、ライフが削られていっている感じがして居心地が悪い。 とは

            思考する停滞

            気づけば『パラレルワールド・シアター』の上映も落ち着いて久しく、完成から考えるともう1年以上経っていて、あっという間に「映画を作っていない自分」に戻ってしまった。 ちょっとした空き時間や仕事の休日、ダラダラ過ごしている時間にも頭の片隅に「何か作らないと…」という焦燥感が消えない。 そんな感覚との再会が、少し懐かしい。 作りたい気持ちもあるし、作りたいものも一応、ある。いくつかある。 ただ、どれほど大変かわからずに飛び込んでいったパラ劇の時とは違って、今はまともに映画を作

            「何者でもない」をやめようと思った 〜映画『パラレルワールド・シアター』を振り返る〜

            3年前、僕は何者でもなかった。 「作り続けてきた」という以外に特に突出した実績もない、売れない自主映画監督として30代に突入した僕は、2017年のはじめ、何の後ろ盾もなしに、長編映画を作ることを決意した。 自分の中に鬱積していた思いを作品に昇華したい、このまま作らなくなっていくのは嫌だという気持ちが、何よりの原動力だった。 「これは自己ベストを更新するための作品であって、ついてくる結果に過剰な期待はしない」 ということはずっと自分に言い聞かせていたけれど、それでももちろ