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マーケティング戦略構築 2024年マーケターに必要なスキル <メディアプランニング編>

この記事ではマーケティング戦略を策定する際の特にメディアプランニングの考え方を説明しながら、2024年以降に特に必要になるマーケターの思考方法について掘り下げます。

●自己紹介
・私はデジタルマーケティングを中心に企業のマーケティング部門に15年在籍し、広告プロモーションの全体企画・ディレクションを行なってきました。
・転職も何回かしておりまして、在籍した企業の規模は10名程度のベンチャーから100名規模、1000名規模、今は社員数2万人以上いる、いわゆるナショナルクライアントの宣伝部門で部門長を務めています。
・その意味でいろんなサイズでのプロモーションを経験しておりますので多くの方に共感いただける記事を共有できると思います。

マーケティング戦略とは?

まずメディアプランニングにいく前に上位概念となるマーケティング戦略からご説明します。
・ターゲット(Who)
・伝える内容(What)
・伝える場所(Where)

明確にこれらを定義することが簡単にいうとマーケティング戦略だと考えます。
この記事では「Where=メディアプランニング」に焦点を当てます。
マーケティング戦略構築に関する他の記事もあるので、時間があればそちらもご覧ください。

マーケティング戦略 マーケティングコニュニケーション実行までの流れ

未来のメディアプランニングはどうなっているのでしょうか?

未来、AIが人間の知能を上回ることになった時でしょうか、メディアプランニングという概念はなくなりこんな世界になっているでしょう。
つまり統合メディアプランニングの完成形です。
以下Step.2の未来は近い将来実現するかもしれません。

人間の役割は予算、目的の意思決定だけになるかもしれません。

未来のメディアプランニング

つまり上記のように、
マーケターの役割は以下の3つの決定に集約されるかもしれません。

  • 予算:プロモーション予算を1億円とする。etc.

  • 目的:ECサイトの注文数を増加させる。etc.

  • 効果:注文増加により3億円の売上を目指す。etc.  

ここに行き着くまでには多くの課題がありますが、将来はこのような変化が見込まれます。
そんな未来に向けて、2024年にマーケターはどのような思考をすべきでしょうか?
全自動メディアプランニング時代の前に必要なマーケターの2つの視点は以下の通りです。

マーケターが持つべき思考①:人・組織を繋ぐ

テクノロジーがメディアプランニングを変革する中でなんともローテレなことかもしれまえんが、私は人・組織をつなげていくことが統合メディアプランニング=企業のマーケティング投資を最適化する最重要な要素だということに行きつきました。
人同士が繋がると何が起こるか?
こんなメリットがあります。
・高速で情報が行き交い
・高速で集合知が生まれ
・高速で組織・人の間で役割分担が行われます。
つまり、部門間がそれぞれの役割を担いながらも、統合したメディアプランニングを行えるようになります。 詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

人同士が繋がると何が起こるか?

マーケターが持つべき思考②: テクノロジー活用と論理思考のハイブリッド

GoogleのDV360やThe Trade Deskのようなメディア統合ソリューションを活用しながら、人間がメディアを論理的に選定するための理解が必要です。
メディアは多岐にわたりますが、それらを横断的に配信できるソリューションの活用、メディアの特性の理解、訪れる顧客の心理状態の把握が必要です。
これらのハイブリッドスキルが、全自動化される前の今、マーケターには不可欠です。

メディアは複雑、多岐で全メディアの統合プランニング、統合運用は現時点では不可能です。

Google DV360など統合運用ができる領域もあります。

一部Google DV360/TTDなどでメディア統合プランニング・運用ができる

では、全自動となる未来を前にStep1.5としてどんなスキルが必要か?

全統合プランニングになる前、Step1.5で必要となるスキルとは?

マーケターに必要なのは、うまく統合運用ソリューションを活用しながら、メディア、顧客を理解し、適切なメディアを選定していく目利き力が必要になっていると感じてます。

マーケターに必要なのはハイブリッドスキル

この記事のまとめです。
・マーケティング戦略の構成要素しててのメディアプラニンング、この領域は未来全自動化されることが予想される
・ただ全自動化に行き着くまでには時間を要するが、2024年マーケターに必要なスキルは何かというと、
・①人・組織を繋げて統合プランニングを推進すること、
・②メディア統合ソリューションの活用と、メディア・顧客を理解して、メディア選定を行う「目利き力」を持っていくこと

以上記事をお読みいただきありがとうございました!
マーケティング戦略について書いた記事こちらもございます。

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