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医療的ケア児にとってのケアマネとは?

HAMTマガジンで「多職種連携」担当のすぎやんこと鍼灸マッサージ師の杉下辰雄です。いつも購読していただき誠にありがとうございます。

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医療的ケア児にとっての相談先とは?

結果から言うとケアマネジャー(以下、ケアマネとする)はいないけれど、「相談支援専門員(以下、相談員とする)」はいます。小児の在宅療養のコーディネーターという位置付けです。

医療の専門家ではないため、医療的ケア児(以下、医ケア児とする)に対して、2013年から2019年の論文において相談員の医療的知識がないことが課題とされていました。

そこで、医療的知識を補う目的として、「医療的ケア児等コーディネーター(以下、医ケア児等コーディネーターとする)」が新しく設置された。

相談員とケアマネの共通点と違いについて

まずは共通点からまとめると、

相談窓口であったり、社会復帰を促す点ではほぼ共通していると言えますね?


試験はなく初任者研修を受けることで活動ができるようになるんですね?
最近では、在宅での医ケア児増加によりご本人はもとより、ご家族への繊細な対応も相談員には求められているようです。

在宅で過ごす医ケア児やそのご家族にとって、相談員は福祉サービスを利用する際に最初に相談窓口になる方なんですね?

利用のためには「パスポート」や「サービス等利用計画」が必要になるんですね?このあたりはご存じない方も多いんじゃないでしょうか?

日々不安なことが多いでしょうから、定期的に相談できる機会があると嬉しいですね?でも、個人的にはもっと短い間隔でモニタリングをしてもらいたい気がします。

医ケア児をもつご家族は、周りの目を気にしたり、人工呼吸器や吸引器を持ち運ぶ大変さもあってどうしても外出の機会が少なくなりがちです。
社会との接点を増やす機会を後押ししてくれる存在が必要ですね。

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一方でケアマネに対してですが、もう一度おさらいしていきましょう。

ケアマネジャーかケアマネージャーかと言うお話がありますが、厚労省の書類などでの名称は「ケアマネジャー」、会話などでの一般的な呼称は「ケアマネージャー」と言った感じでの使い分けがあるようです。

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