昭和99年のデジタル小作人:日経の見出しを吹き飛ばすべく野心とゲームチェインジの視点で成長のために貪欲にVUCA時代を行動していこう!
刺激的なタイトルの記事がありました。
日系企業をデジタル小作人と称しています。
昭和99年という言葉も最近踊っています。
懐古主義的に日本のものづくりを礼賛していたマスコミの豹変にも色々考えるところがあります。
デジタル時代のモノづくりは今までのモノづくり礼賛ではできない
IT投資が伸びなかったり、IT人材があまり育っていなかったりする現状を振り返る形でレビューしています。
モノづくり自体がサービス業化して、マーケティングが成長のための投資に変化していく中でデジタル技術を運用するすべを取り入れて、人材を含めたリソースのアロケーションを進めてきた=日経新聞的な言い方をすればビジネスモデルを変化させてきた欧米企業、そして、その欧米企業を参考にし、梃子として進化をしてきたアジア系の企業と日本企業の差はどこにあったのでしょうか?
誰のための投資資金か?
ITの設計・デザインはアメリカに依存して、ITのスタジオ機能はインドやパキスタンに期待するということが実際におきています。ソフトウエアの世界のモノづくりについては後進国です。結果的にIT関連費用は国外に流失しています。
これを称して「デジタル小作人」ということですが、実はITビジネスのプロセスにおいては何も手にするものがないとも言えそうです。
職業における専門性を重んじる
日本人のキャリアはジェネラリスト志向。
終身雇用を前提に一つの会社の中でキャリアと企業組織の中での専門性を培っていきます。
流動性が低く外部の人材市場への対応がそもそも前提とされていません。
また専門性の観点では大学教育においても同様の問題があります。
専門性のない人のリスキリングとは何か?単純に疑問に思います。
マーケティングの世界では大学でマーケティングを専攻した人が事業会社に就職して実践する、その実践の積み上げをケースとしてMBAで再びノウハウ化するというループができています。デジタル領域でも同じようなことが起きています。
発注者側に専門性がある、目利きができる=技術的なチャレンジとその納品物のクオリティが判断できるということは残念ですが日本は遅れています。
記事には以下のようにまとめられていますが、発注者側の専門性の欠如は大きいです。
不確実性に弱い日本人
今回特にショッキングだったのは日本人の不確実性への対応力についての項目です。
VUCAと言われて久しいですが、改めて日本人は不確実性に弱いのだなぁと。
かつては現場主義と言われた日本の優位性の面影は何処へ。
しかも、やる気のない社員ばかりという資料も…。
そうなるともはや人手不足や人材不足の問題ではないでしょう。
重要なのは成長への野心
IT人材充実を含む投資を積極的に行っていくことと大事なことは成長への渇望を持つことに思います。
成長する意欲があるのか、現状維持バイアスから抜け出すことをしないとIT投資も成果がないということになります。
ITは成長へのツールであり、現代の読み書きそろばんです。そこには文系も理系もありません。
経営者と現場が指を差し合っていても全く意味がなく、一人ひとりの問題として解決をすべく課題にしていく必要があります。
一人ひとりの改善への努力いかんによっては人口減で待ったなしの社会の崩壊へのスピードが加速するだけになります。
大事なのはゲームチェインジの視点
最近お仕事をさせていただいている企業向け研修でも強調していますが、成長へ向けた野心とそのための視点をつくっていこうと話しています。
新しい成長のためにゼロイチが大事なことはその通りですが、今あるものを改めて進化させていくための努力をより多くの人たちがすることも重要です。
不確実性に弱い日本人という事実にもゲームチェインジの視点でチャレンジしていきましょう。
さぁ、ゲームチェンジを一緒に
成長のための視点を培う気づきは日々のニュースにあります。
それを読み解く工夫をみなさんと一緒にできるような研修を進めていきます。興味のある方はお声がけください。
そして行動する勇気を持とう!
加筆です。
DMMの亀山さんの記事から「行動する勇気の大事さ」に気づきました。
ゲームチェインジの視点と勇気を持って行動することで前進しましょう!
みなさんと一緒に野心的にマーケティングの力で世の中を進歩させる、それがゲームチェンジャーを名乗る僕の意義だと思っています。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。
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