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VUCAはコンセプトではなく現実のものになりました。ビジネスの未来を明るくするために必要なものは行動する勇気です。

ビジネスやそこでのキャリアにおいては、約束された将来は存在しません。自分で解決できることを課題として前進を続けるしかありません。
2024年は大きな節目になることが各所で言われています。
VUCAという言葉がまた目立ち始めました。


VUCAは単なるコンセプトではない

2023年は多くの日本企業の間で、変動性、不確実性、複雑性、多義性の頭文字を組み合わせた「VUCA(ブーカ)」というキーワードが注目を浴びた。米国では成功していると思われていた金融機関が翌月には経営破綻し、ウクライナやイスラエルでの紛争も続いている。VUCAは単なるコンセプトではなく、現実のものになった。

Amazon創業者に学ぶ「両利きの経営」成功の秘訣
米スタンフォード大教授 チャールズ・オライリー氏


米スタンフォード大学のチャールズ・オライリー教授のインタビューをもとに記事が構成されています。
記事は示唆に富んだもので参考になります。

新たな事業の「探索」、専門部署の設立は急務
中核事業の改善を進めつつ、同時に新たな事業を探索する「両利きの経営」の重要性が増していると考えるのは、こうした背景があるためだ。世界が変わり技術が急速に進化するなか、特に大企業にとって自社の資産や能力といった強みを生かし、新たな事業を探索する部門を立ち上げることは急務になっている。

Amazon創業者に学ぶ「両利きの経営」成功の秘訣
米スタンフォード大教授 チャールズ・オライリー氏

#日経COMEMO #NIKKEI

「両利きの経営」が処方箋か?


VUCAの時代の処方箋として「両利きの経営」があるように読んだのですが、ちょっとモヤモヤしました。

そもそもVUCA自体も造語ですが、日本ではどう理解して良いのか?、以前から言われている(VUCAにも含まれている)不確実性との違いは何か?が気になったので、Chat GPTと一緒にまとめてみました。

質問:UncertaintyとVUCAの違いを教えてください。両者共に不確実性と日本語では訳されています。項目にしてシンプルにまとめてください。400字程度でお願いします。

もちろんです。"Uncertainty"と"VUCA"は、どちらも不確実性を表す言葉ですが、意味合いには違いがあります。

1. Uncertainty(不確実性):
- この用語は、一般的に予測不能な状況や結果を指します。
- 不確実性は、ビジネス、科学、日常生活など、さまざまな分野で適用されます。
- これは、情報が不足しているか、将来が不明確であるために、物事の結果を予測するのが困難である状態を指します。
- 不確実性は、リスク管理や意思決定のプロセスで重要な考慮事項です。

2. VUCA(ヴーカ):
- VUCAは、「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧さ)」の頭文字を取った言葉です。
- 元々は軍事用語として使われ始め、その後ビジネスやリーダーシップの文脈で広く使われるようになりました。
- VUCAは、特に急速に変化し、予測が困難で、複雑かつ曖昧な環境や状況を表します。
- この概念は、組織や個人が急激な変化に対応し、適応するための戦略を考える際に役立ちます。

要するに、「Uncertainty」は予測不能な状況の一般的な表現であり、一方で「VUCA」はより特定の、変動性、不確実性、複雑性、曖昧さを併せ持つ状況を指す言葉と言えます。

Chat GPTによるまとめ、太字は筆者

VUCAは一般論ではなく、ビジネスの世界であれば、生き残りや成長のための戦場で起きているものでそこへの対処としての意思決定と実効性が縦横になります。

VUCAは特定のバトルフィールドの状況


そのためにVUCAには従来のPDCAではなくOODAサイクルで対処するアプローチがあります。
興味のある方はぜひご覧ください。
NECのサイトがとても上手にまとまっています。
個人的にはNECのビジネストランスフォーメーションについて注目しています。

未来を勝ち取る戦場で必要なもの


戦場で意思決定をし、組織を動かし、目的を達成するための実行を進めるにあたって、必要なのは何か?と考えていたら、DMMの亀山さんの言葉に出会いました。

少し前の日経では不確実性に弱い日本人はITを前提とした現代のビジネスにおける主体性を失いデジタル時代に「小作人」化しているという指摘がありました。

疑問の答えが亀山さんの記事から見つかりました。

それは行動を促すための「勇気」でした。

以下にセミナーの記事から各項目の見出しだけ抜き出してみます。

大事なのは「空気を読まない行動力」

この30年、経済以上に「勇気」が失われた

全員がちょっとだけ勇気を持ち、暗い未来を打破する

必要以上に未来を悲観することはない

しょぼくれる前に「熱いやつら」から刺激を受けたほうがいい

この30年、日本はお金以上に「勇気」を失った
DMM亀山会長が語る、日本企業を転換させるためのカギ
より
筆者が見出しを抜粋

見出しだけ見てもまさに身勝手に勇気を持って行動したくなります。
ぜひ読んでみてください。

職場での心理的安全性への応用


これは職場における心理的安全性の議論にも当てはまります。
大事なのは「社員・部下のお気持ち」ではなく前に進む「勇気」を出せることです。

ビジネスは勝つことが求められます。
勝利した状態=ありたい姿を目指すためにどうすべきか、視点と行動力が必要です。

ゲームチェンジを勝利のために重要な点として考えていましたが、それだけでは不十分で「勇気」が暗い未来を打破する原動力なることを学んだVUCAをめぐる考察でした。

みなさん、勇気を持って行動していきましょう!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また。

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