イエスの街を歩く
Beit Jalaにバスが着く。目の前には大きな看板が付いている信号機がある。バスを降りると多くの客引きがバンクシーの絵のある分離壁、周囲の観光地に勧誘する大きな声がある。毎度のことながら熱気がすごい。
もう勝手知ったる道、眼を瞑っていても生誕教会までたどり着ける気がする。本当にやってしまうとこの交通量の多い道、間違いなく交通事故。
進行方向にまっすぐ行けばヘブロンに向かい、その途中には古い難民キャンプデヘイシェがある。
向かって左の坂道を行き、マンガースクエアを目指す。
坂道が一旦フラットになると歩道にはオレンジを売っているおばさんやきゅうりを売っているおじさん、アラブコーヒーのおにいちゃん、スパイスや漢方のような薬を売っている老女がいたりする。
明日から犠牲祭、この場所もいつも以上に多くの人がごった返しており、大晦日のアメ横のようだ。
人の波を飲まれ揉まれながら押されながら前へ前へ進んで行く。スクエアの少し手前に実は好きなお店がある。ファストフードといえばファストフードだが。アラブ版モツ煮込みというところだろうか。
鳥モツを玉ねぎとスパイスでじっくり煮込んだものをピタパンに挟んで食べる。
ランチにお呼ばれしているにも関わらず、せっかく来たんだし!とモツサンドを前菜にいただく。
おじさん!熱々のモツちょうだい!
これ好きなの?観光客で珍しいねー。
大好きよ!これって何のスパイス使ってるの?教えてよ!わたしも作りたい。
これはオリジナルのミックススパイスを使っているけど、玉ねぎがやっぱりポイントだよ。
玉ねぎの偉大さをイエスキリスト生誕の地、ベツレヘムで感じる。
ロシアでボルシチの作り方を習ったとき、インドでカレーの作り方を習ったとき、同じように玉ねぎがポイントだと言われたのを思い出した。
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