就活はコスパが悪い?早めに資格専門職の利益確定をするのが最良の選択肢!

株式投資の世界では、「利益確定」という言葉がある。一定の株価まで値上がりしたところで、利益確定売りをすることで、少なくとも「損失」にはならないという考え方だ。これを大学生のキャリアにもアナロジーとして応用すると、就活は「利益確定できない」ので、コスパ・タイパが悪い、となる。どういうことか、説明しよう。

五大商社・キーエンスなど高年収企業に入れるかどうかは「運」

年収が1500~2000万円くらいまで到達する五大商社やキーエンスは、入れるかどうかは「運」だ。東大京大一橋大・早慶(上位)の学歴で、コミュニケーション能力や英語力、そして「運」なのだ。何かを頑張れば必ず高年収企業に入れるとは限らない。運が悪ければ落ちる。特に、昔とは違って年収データはインターネットでかなり多くの学生に知られるようになったため、五大商社などの一部企業に人気は集中するので、たとえ東大でも激戦を勝ち抜かなくてはならないのだ。これは、せっかく東大受験に合格したのに、そのメリットがあまり大きくないといえる。しかも、五大商社は帰国子女が大量に受ける。東大生だろうと、英語スキルが低ければ普通に落ちるだろう。インターンシップなどを頑張っても、無駄な努力に終わる可能性は高い。

早めに利益確定できるのは?

早めに利益確定できるのは、医学部だ。それ以外は、早慶附属だ。早慶附属で、高校生のうちから司法試験予備試験か公認会計士試験に集中するべきだ。この2つしか選択肢はないと思う。医学部のほうは地方の人も受けられるが、早慶附属は実質的に首都圏の人に許された特権のようなものだ。

医学部・早慶附属に行けなかった場合は?

医学部にも、早慶附属にも行けなかった場合は、大学四年間の青春を全て犠牲にする覚悟で、資格試験を受けることだ。それ以外にないだろう。理系はまだ技術者として就職できるが、文系だと事務職や営業(ノルマ)で地獄を見ることになりそうだ(これは脅しではない。どうか、後悔しないよう、社会人の意見を聞いてほしい)。文系の場合は資格一択だと思う。司法試験予備試験と公認会計士試験が難しすぎるならば、IT系の資格でもよいと思う(応用情報やLINUXの資格など)。文系でもIT系の企業に就職することは可能だからだ。IT系資格があれば、多少は他の学生よりも有利になるだろう。あとはTOEICも最低800点はとってほしい。なぜITかというと、アクセンチュアなども比較的年収が高い上に、転職が有利だからだ。総合商社やメーカー、金融機関の情報システム部に転職しやすい。事実上、総合商社に再チャレンジできるのはアクセンチュアなど大手IT系だけだと思う。

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