日本的な「レールから外れたらアウト」の世界から逃げるには、学歴よりも資格・スキル

前回も書いたが、今の日本社会においては、レールから一度外れると、終わりである。例えば、職歴が1年くらい空いても大丈夫かもしれないが、2年空くと絶望的だ。もし再就職できても、足もとをみられてものすごく低い年収になるだろう。だから、昔は女性が活躍できなかった。今ほど、産休や育休、休職が充実していなかったからだ。浪人や留年も厳しい。2年までならば大丈夫だが、3年以上遅れると極めて苦しいだろう。

また、たとえ東大卒業でも、新卒で就職した企業を辞めたら、「ただの人」である。有意性は無くなる。転職回数が多すぎても、やはり「おかしな人」扱いされて、もはやレールを外れた人生しか歩めない。

一番苦しいのは、トラブル関係だろう。日本経済新聞の女性記者がストーカーとして逮捕され、マスコミにも氏名が出た。もう、彼女は二度とまともなホワイトカラーの仕事は無理だろう。

そのため、もはや、学歴よりも、「即戦力スキル」や「資格」のほうが、重要かもしれない。例えば、医師資格があれば、多少休職しても大丈夫だ。人手不足だし、再就職できるだろう。独立開業も、お金さえあれば可能だ。

SAPやAWS、AIなどのITスキルもずば抜けたレベルならば、フリーランスなどでなんとかなる。

学歴が良ければ一流企業へ入れるが、入ったあとは、飼い慣らされるだけだ。社畜として、トラブルなく、出る杭にならないよう目立たないよう気を付けて、事なかれ主義で、偉い人にごまをすって生きるしかないのだ。

まあ、一番良いのは学歴と資格、両方あることだろう。だが、どちらか究極の選択をするならば、資格・即戦力スキルのほうを選んだほうが良いと思う。

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