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-本を読むとか書くとか-

とりあえず、また書物などを読んだので、ご報告にきました。

昨日から、この週末に、先日発表された今年上半期の芥川賞作品を読みました。

文藝春秋の今月号に掲載されています。

まずは、高山羽根子さん「首里の馬」。

芥川賞作品にしては、好きな傾向。

〜にしては、って失礼な物言いですけど。。

淡々と書き進める、そのひとつひとつの描写の丁寧さが、個人的には好みでした。

続けて、遠野遥さん「破局」。

こちらは、下世話な描写など、わたしがあまり好まない作風。

ちょっと流し読みにしてしまいました。

そして、加えて、芥川賞候補作品の選評。

「首里の馬」高山羽根子
「破局」遠野遥
「赤い砂を蹴る」石原燃
「アウア・エイジ(Our Age)」岡本学
「アキちゃん」三木三奈

この中で唯一読んでいないのは、「アウア・エイジ」。

今からでも、読んでみて、それからまた選評を読み返す、というのも、芥川賞選考の勉強になるかな、などと思ったりします。

あと、余談ですが。

そんな読書日和のなか、執筆も進めています。

新作は100枚の大台に乗せてみました。

多分、今までに書いた作品のなかでも、最もボリュームのある作品。

少しずつ、ボリュームのある作品を書いていけたら、と考えています。

ということで、あとは、ドラマ「MIU404」にはまっていたり、そんなこんなの日々です。

星野源さんと綾野剛さんの、程よい当世風の絡みが、とても好感触なドラマです。

あとは、アンナ・カヴァンさんの「アサイラム・ピース」という短編集を、たまに開いて読んでいます。

静かな文章を書く作家さんだな、と思う。

それはそうと、知らないことや関係のない事柄について、人はとても饒舌になるし、さもわたしならできる、という口調になる。

わたしが、こうして、きちんと芥川賞作品や選評にいつも目を通しているのは、芥川賞と自分を隔てる、その境や壁のようなものを、しっかりと認識するためである。

まじめに向き合ったものほど、安易な言葉で批判できなくなるし、安易な中傷などはできなくなる。

他者に、きちんと向き合え、と強要することはできない。

だから、せめて自分は、大事な局面で、安易なことをせず、しっかりと向き合おうと思う。

それでは、またいつかの夜に。

◇ ◇ ◇

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