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Vol.27 岩ガキが出荷されるまで!



突然ですが、岩ガキがこのような形で私たちの食卓に並ぶまで、どのような試練を経ているか知っていますか?

私は、売られている状態のまま、海の中にあるのだと思っていました。笑

いわがきの殻には貝や海藻、ゴミ等がたくさんついた状態のため、何個もの機械を通りながら洗浄されます。

その後に、”みがき”作業を1つずつ手作業で行い、機械で取りきれなかった貝や汚れを取り除きます。

水槽に入るまでに岩ガキは多くの試練を乗り来なければならないため、途中で死んでしまう岩ガキも出てきます。
この水槽に入れる岩ガキは、多くの試練を乗り越えた岩ガキのみなのです。

そして、滅菌された後、岩ガキは箱詰めされ、出荷されます。

出荷された牡蠣はこうして店頭にやっと並べられるのです。

いかがでしたか?1つ1つの、岩ガキにかなりの手間と時間がかかっていると思いませんか?一通り経験させてもらったら、いかに安く売られているかが分かります・・・。1つ500円でも安いくらい・・・!!
ありがたい・・・

私が経験させてただいたのは、出荷前の作業のほんの一部だと思います。岩ガキの種付けや、海からの引き揚げ作業などなど・・・ここには書ききれないほど人の手間がかかっています。
このような経験をしていなければ、私は岩ガキがこんなにもたくさんの手がかかっていることを一生知ることはなかったです。本当にいい経験をさせていただきました。そして、最高に美味しい、海士町ブランド、”いわがき春香”を今後も守っていくためにも役場職員として、半官半Xとして少しでも尽力せねば!

現場に行かなければ分からないことの方が多い。一緒に汗を流すことで多くのことが学べる。生の声が聴ける。

ただ楽しかった、面白かったではなく、現場の声を役場に持ち帰って解決していくのが半官半Xの仕事。どんな形で海士町に還元できるかは分からないけど少しずつ、着実に自分ができることをやっていこうと思う今日この頃。

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