ロジカル思考とデザイン思考は見つけたいモノ違う。一番いいのは両方使えること。
こんにちは。てぃろです。
今回はロジカル思考とデザイン思考の違いと、それぞれの使い所について書きます。
・デザイン思考って何?ロジカル思考と何が違うの?
という疑問に答えていきます。
普段からエンジニアとしてデザイン思考を使ってサービス設計をしつつ、会社員としてロジカル思考を使って成果を出している経験から書いていきます。
ロジカル思考とデザイン思考は見つけたいモノが違う
まず最初にデザイン思考についてこんな誤解してませんか?
・デザイン思考は最新の考え方でロジカル思考は古い!
・これからの時代はデザイン思考だけでいい!
そんなことはありません。
ロジカル思考とデザイン思考は相反するものではありません。
これらの違いは、見つけたいモノにあります。
・ロジカル思考 => 問題に対する”解”
・デザイン思考 => ”問題”そのもの
ロジカル思考は、戦後まだまだ社会が成熟していなくて、明らかな問題がどこにでも転がっているような時代にはぴったりでした。
問題はすでに明らかで、みなが欲していたのは”解”だったからです。
そのため、解を求める思考法であるロジカル思考は絶対的に必要でした。
一方、現在は大方の問題は解決されてきました。社会が成熟しみなが豊かな暮らしをできるようになりました。
でも、なんかまだモヤモヤする。なんかはっきりと言葉にできないけど、もうちょっと暮らしがよくならないのかな?そんなふうに思ってませんか?
あなたは自分が抱える問題がわからなくなっているのです。なにをどうすれば自分の暮らしがもっとよくなるのか?なぜモヤモヤするのか?
現在はこんな風に問題そのものが何かわからない時代なのです。わからない問題を特定して解決すればよりよい暮らしが待ってるかもしれないのです。
だから、まず問題を特定する必要があるのです。
そこで、問題を特定するための思考法であるデザイン思考が必要とされたのです。
デザイン思考とロジカル思考は、時と場合と相手で使い分ける
ロジカル思考とデザイン思考は時代背景からもその登場は必然だったとも言えます。
そして、これらは上でも書いたとおり、相反するものではありません。
・問題を見つけるためにデザイン思考を使い、
・問題を解決するためにロジカル思考を使う
という使い分けができます。
他にも、成果物を見せる相手によっても使い分ける必要があります。
会社の経営者や部長などの上層部はこれまでロジカル思考しかしていない人が大半ですので、その人達にデザイン思考をもとに導き出した問題や解を見せても理解されません。
それでも、エンドユーザに使ってもらうプロダクトはデザイン思考で見つけることが本質的に価値のあるプロダクトになることは間違いありません。
そのため、エンジニアでありながら会社員である自分としては、
・プロダクトデザインはデザイン思考を使い、
・報告資料の作成やその説明にはロジカル思考を使う
なんてことをしています。
デザイン思考で考えたことをロジカル思考で説明するとは、一見して矛盾していますが、ここは経験則や上司との関係性、言葉の使い方などでなんとかなります。
いちばん重要なのは、
エンドユーザにとって最も価値の高いプロダクトをいかにして届けるか
ということです。
ロジカル思考もデザイン思考も、ただの思考法でしかありません。
その価値を理解してうまく使い分けて、目指すべきユーザにとっての価値を実現していくことを考えましょう。
いつも記事を読んでいただいてありがとうございます。少しでもあなたの人生にプラスになる話ができているとうれしいです。