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インテリア思考 ~あなたの脳を整理して装飾しよう~

タイトルを見て、「インテリア思考って何?」と思われた方も多いと思います。これは私が普段から活用している、自分の頭の中を楽しく整理整頓し、新たなアイディアを生み出すための思考法の土台です。

前回の投稿「批判的思考(Critical Thinking)は、批判的な思考法ではない」では、Critical Thinkingは「自分の頭の中にインプットされたことに対し、自分の頭の中で徹底的に考え抜いて、論理的に正しい筋道をつくる思考」と定義しました。

この自分の頭の中で徹底的に考え抜く、というアクションをスムーズに進めるには、頭の中、すなわち脳内を整理整頓することが必要です。そこで、脳内を家の中ととらえ、そこにどんな家具をどういうレイアウトで置いて、どの引き出しに何を入れるのか…という、脳内のインテリアを考えていくのが「インテリア思考」です。自分の家の中のインテリアを整理して装飾していくのとプロセスで、脳内を整理していく、ということです。

ここまで書けば、勘の良い方は概ね「インテリア思考」が意味するところを理解いただいていると思いますが、論理だてて説明するより、例を出してイメージしていただこうと思います。

例えば、まず仕事の部屋と、プライベートの部屋を分け、仕事の部屋にはシンプルにタンスと机を置きます。タンスには10段の引き出しがあり、その引き出しに「総務」「財務」「マーケティング」…とラベリングしていきます。そして、既にインプットしたことを分類された引き出しに入れていきます。机の上には、優先順位の高いタスクを置きます。

…という具体に整理していくと、自分の脳内に思考するためのバーチャルな家が構築されます。無機質な家具だけだとワクワク感がないので、日本の伝統的な桐のタンスやと西洋のルネッサンス家具など、自分の好みに合わせて、インテリアに工夫していきましょう。「頭の中が真っ白になる」というのは、まさにこの家が存在しない状態で、そうならないよう、頑強な家を建てて、既に購入したモノ(インプットされた知識)を整理整頓し、家の中を回遊してインテリアを楽しむ習慣をつければ、自ずから思考力が高まる訳です。

全くお金をかけずに、脳内の家でインテリアコーディネイト、部屋づくりを楽しみましょう! その結果として、思考力の土台となる頭の整理が進み、新たなアイディア想起等のアウトプットに繋がっていくことと思います。

ぜひ、 #インテリア思考 で、みなさんの家(脳)のインテリアをご紹介ください!

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