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会社がタバコ(喫煙)を禁止することは正しいのか? デメリットは?

こんばんは、経営者のこうたです。

飲食店の原則禁煙の件もあり、だんだんと喫煙者が住みづらい国になっていきました。

私自身、喫煙を始めたのは実は4年前くらいで、歴としては浅め。
今でもそれほど吸うことはなく、付き合いや小休憩くらいなものです。

私は様々な商業施設や店舗に仕事上行きますが、建物の責任者が喫煙者か非喫煙者かによってその建物の喫煙ルールが大きく変わっていきます。

最近では、「喫煙者は採用しない」「出勤時と退勤時ですら喫煙は禁止」など、徹底している企業が増えてきました。

さて、効率の面でこれらは正しいのでしょうか?

今回は私の見解をご紹介したいと思います。



1.喫煙のデメリット、禁煙のメリット

企業としての視点でご覧ください。

⑴クライアントやお客様に臭いで不快な思いをさせる

⑵マナー違反を含めたモラルの低下

⑶健康不調による生産性の低下

⑷非喫煙者より得している

実際問題、喫煙によるメリットって存在しません。
私はタバコミュニケーションを提唱していますが、別に万能じゃないし代替案を作ればいいだけ。

しかし、明確なデメリットも存在しないと思っています
というより、大勢の人が騒ぐほどの大きな問題ではない。


これは企業に限った話ではありませんが、何か問題が起こればすぐに禁止禁止と騒ぎすぎです。

禁止するのではなく、その問題を回避するためにはという思考になぜ至らないのでしょうか?



2.回避はそんなに難しいのか?

⑴クライアントやお客様に臭いで不快な思いをさせる
ファブリーズとブレスケアで対策できる。
私は接客業をしていたが、一度も指摘されたことがない。
企業が呼びかけていれば、浸透は容易い。
なぜなら、喫煙禁止がいつでも実行可能であることを喫煙者はよく理解しているから。


⑵マナー違反を含めたモラルの低下
業務中の喫煙に関しては、オペレーションに問題がないのであれば指摘するほどのことではない。
そもそも8時間実働+残業の時点で働きすぎ。
視点を喫煙だけに絞るから他の考慮ができなくなる。


⑶健康不調による生産性の低下
アルコールが摂取できない私からしたら、アル中のほうがよほど迷惑。
しかも受動喫煙と違い、回避が難しい絡み方をする人もいる。
次の日に酒臭くなり、遅刻をする人もおり、道端でフラフラとうるさい集団ができあがる。
健康診断で肺が悪い人よりも肝臓が悪い人のほうが多い。
なぜ飲酒者には言及しない?
その時点で説得力がない。


⑷非喫煙者より得している
ならば非喫煙者も得をするルールを作ればいい。
先にも挙げたが、そもそも8時間実働+残業の時点で働きすぎ。
小休憩を増やしていいし、雑談をさせる時間はストレス発散や気分転換に繋がる。
生産性の向上を目指すならそっち方面で考えたほうが建設的であろう。



3.喫煙よりも飲酒のほうがリスクあるんじゃない?

喫煙よりも飲酒のほうが酷い、とまでは言いませんが、大事件に発展しやすい要因であるのは間違いありません。
飲酒運転なんて人の命を奪っていますからね。

しかも飲み会で社名を出して悪口を言う人は少なくなく、会社の知名度を下げる要因にもなりかねません。


喫煙は確かにデメリットでしかありません。
禁止しない理由はないです。
でもそれなら飲酒も同じ。

退勤後の飲酒も禁止するのであれば、禁煙も合理的だと思えます。
でもそんな企業はおそらくありません。

なぜか?
喫煙者よりも飲酒者のほうが圧倒的に多いからです。
企業の上役の人もお酒大好きですからね。
逆に私みたいに飲めない人のほうが珍しい。


タバコも分煙ができないや、非喫煙者に悪影響を与えてしまうなど回避がどうやってもできないなら禁止が妥当でしょう。

しかし、喫煙者は採用しないや禁煙強制を誇らしげに主張する経営者は、ちょっと大丈夫か? と思ってしまいます。


私はお酒が飲めないので良さが全く理解できません。
飲んだ人の迷惑さもよく存じ上げております。
祖父はお酒が原因で亡くなりました。

でも代表として禁止しようとは思いません。
明らかに飲酒者のモチベーションが下がるからです。
多数派だからではありません。



4.とにかく視点を変えてみてから決断しろ

タバコに限った話ではありません。

視点を変えれば解決策や回避策、その考えがいかに愚かなのかが分かるはずです。

リンクは貼りませんが、「禁煙 会社 取り組み」で検索をしてみてください。

凝り固まった思考を解いて考え直してみると、主張している内容に説得力のカケラも感じられません。


禁煙をやめろとか喫煙者を増やすべきとかの話ではありませんよ。
タバコ程度でモチベーションが上がるなら、それを利用したほうがよほど効率的では? という話です。


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