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部下に好かれる上司となる方法は、特別感を持たせること
こんにちは、経営者のこうたです。
私は正社員の下っ端から先輩、上司、管理職、代表と、一通りの立場を経験していきました。
やはり尊敬できる上司の言葉は一言一言が心に沁みますし、部下と距離の近い上司は無条件に信用ができてしまいます。
不思議なことに、部下に好かれる上司は、総じて女性にも人気があります。
このことが、私にヒントを与えてくれました。
1.単純接触効果
心理学で有名かつ、効果的なのにお手軽に行える手法です。
単純接触効果とは、挨拶一つだけでも対象と接触回数を増やすことで、心理的親近感を持たせて好意を持ってもらいやすくする技法のこと。
営業回りとして取引先に用もなく何度も顔を出すのも、この心理効果を狙っています。
イメージしてください。
大きな上場企業の社長は、滅多に下の者と顔を合わせることはありません。顔を出した時には、部下は恐縮して必要以上にかしこまるでしょう。
文字に起こすならば、全ての文末に「!」がついていると思います。
しかし頻繁に顔を合わせる小さな会社であれば、「しゃちょー」なんてフランクに声をかけますよね。
これも単純接触効果によるものです。
上場企業の社長相手でも、何度か顔を出していれば笑顔が増えて固さもなくなっていきます。
業界や社内環境によって、上司と部下が顔を合わせやすい、合わせにくいは異なると思います。
毎日当たり前のように一つの部屋で業務を行う場合は、顔を合わせる、コミュニケーションをとるということに特別感がありません。
同僚であれば特別感は不要ですが、好みの異性だったり部下だったり上司だったりと、立場が違う場合は特別感を持たせなければなりません。
2.特別感(顔を合わせやすい環境の場合)
簡単なのは、タバコ。
上司が部下に、「一服いかないか?」と誘うだけで充分です。
喫煙者からしたら、まず拒否することはありません。
よほどの理由がなく拒否された場合は、私なら危機感を抱きますね笑
非喫煙者であれば、5〜10分休憩の導入を推奨します。
夕方は最も集中力が落ちる時間帯なので、昼食と退勤の中間がいいですね。
実はこの小休憩って、メチャクチャ便利です。
タバコミュニケーションを実感している人は分かると思いますが、小休憩時の会話って本当に重要です。
口が軽くなるし、自然と緊張がほぐれるんですよ。
張り詰めていた中での休憩ですからね。昼食とはまた違います。
グループを日に日に変えて会話をするだけでもだいぶ変わりますし、なんなら上司が休憩を邪魔しちゃったとかで、「5分後に戻っておいで」と言って去ればかっこいいですね。
業務以外で上司と話すのは、あまりあることではありません。
それが稀でなくなった時、関係値が向上した証拠となります。
注意しなければならないのは、飲みに誘うのはやめたほうがいいこと。
ある程度の関係値ができていればプラスですが、それほど仲が良くないのに誘うのは逆効果です。
試しに誘うのであれば、3、4人集まっている中のついで感覚で軽く誘うのがいいでしょう。
嫌なら相手は断りやすいですし、参加もしやすいです。
昼食も同様に、長時間の拘束は御法度です。
5分の短い時間だからハードルが下がるのです。
今時の子は、休み時間にはガッツリと携帯ゲームをやりたがりますからね。
雑談の単純接触回数を増やすことを意識しましょう。
3.特別感(頻繁に顔を合わせづらい環境の場合)
私が営んでいた派遣業なんかはまさにそうでしょう。
または、顔を合わせることはあっても、会話をする余裕がない場合。
この場合は、頻繁に電話をしましょう。
いわゆる共有事項やヒアリングをする際、LINEではなく電話を意識するのです。
可能なのであれば、この場合は食事に誘うのも手です。
重要なのは、気にかけているという意思を伝えることです。
それが特別感になります。
気にかけることは、部下に好かれる上司の必須スキルですからね。
そして最も大切なのは、君の働きは耳にしているよと伝えることです。
ちゃんと気にかけて評価を拾い、評価が良いことを伝える。
これだけで相手は気分が良くなります。
部下に好かれる上司の要素として、部下の動向をキッチリ把握しているのは非常に重要なことです。
4.私が尊敬した上司
私が尊敬した上司には共通点がありました。
同性から見てもカッコよく、穏やかで、全員に分け隔てなく声をかけて気にかける様子を見せていました。
実はタバコを一緒に吸うことは一度もなく、雑談をしたのも数回程度。
顔を合わせることですら数えるくらいしかありませんでした。
しかしどの先輩に聞いても評価が良く、人に懐きにくい私も一瞬で虜になっていました。
一方で仕事はすごくできるのに、同僚から評価の悪い先輩もいました。
その人は部下の言葉を一般論で一蹴し、上司に対しても文句と意見が紙一重になっていたそうです。
こちらは業務上よく会話をしていましたが、話し方からして違います。
前者の上司は内容もすんなりと受け止められることばかりなのに、後者の先輩には疑問ばかり持っていたのをよく覚えています。
5.部下に好かれる上司に必要な要素は認められること
単純接触効果はきっかけでしかありません。
部下の意識を自分に向かせるのがせいぜいです。
もちろん、上述した休憩を利用した立ち回りでも効果は見込めるでしょう。
しかしそもそも上司とは、仕事を監督し、時には叱り、かつ褒めて成長を促す役目を担っています。
それらどの業務にも適切な対応を見せてこそ、部下に好かれる上司となるのです。
私は尊敬される上司のノウハウを当初持っていませんでしたが、頻繁にコミュニケーションをとることだけは強く意識していました。
その姿勢が認められたのか、多くの部下が慕ってくれています。
気にかける、を意識するというのは本心です。
その気持ちが伝わったのだと思っています。
ノウハウはもちろん大事ですが、まずは部下のことを理解する気持ちを持つこと。
まずはそこから始めてみれば、自然と必要な技術が身についてくると思います。
一つ一つのノウハウもいずれご紹介しますね。
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