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頂いたサポートで、今月二度目の寄付をしました

先日、頂いたサポートが千円を超えたので寄付をしたばかりだったのですが、

なんと今日、またしても頂いたサポートが千円を超えました!ありがとうございます。月に二度も寄付できるなんてー!本当に皆様のお陰です。感謝の限りです。

今回は日本財団の子ども支援事業の中から、子どもの貧困対策についての寄付先を選びました。

ところで私は以前、七十歳を超えていらっしゃる知人男性から「戦時中を知らないあなたは、食べ物の無いことの苦しみを知らないでしょう。想像もつかないでしょう?」と言われました。皆で畑仕事をしていて「戦時中はこんな草の根みたいなものも食べたんだ!」的な話の流れから、だったかな。

仰る通り、私はそこまでの食糧難、寧ろ飢餓ともいえる状態を経験したことはありません。

けれども、その男性がしきりに「今は恵まれている、今の若者はいい生活をしている」と言いたげに昔の食糧難を語る姿勢には、いささか疑問を感じました。

そりゃあ、戦時中と比べたらモノには恵まれた時代です。環境だって随分と平和です(…とも、一概には言い難いのが現状ですが)。

しかし貧困に苦しむ子どもというのは、このモノに恵まれた現代であったって、想像以上に多く存在しているのです。

日本財団の調べでは、日本の七人に一人の子どもが貧困状態にあるとのこと。

「飢餓」というところに重きを置いたらば、例えば2013年には、大阪でこんな悲しい事件が起きています。

ちなみに亡くなったのが子どもに限らなければ、「大人の餓死」というのも結構、起きているのが現状です。上記の事件を調べていたらまた別件で、大阪の八尾市でも今年、成人母子が餓死する事件が起きていました。

ちなみに、こういった「食べるものにも困る状態」という貧困を絶対的貧困と呼ぶそうです。それに対し、平均よりも所得の少ない状況のことを相対的貧困と呼ぶのだとか。日本は今現在、表に出づらい相対的貧困がより多い状態と考えられている様ですが、ちょっと「餓死」で検索してもぽろぽろと事件が見つかる現状を考えると、絶対的貧困とてけして少なくはないというのが、今の日本における本当の現状なのやも知れません。(参考にした記事・子どもの貧困は連鎖する?子どもの貧困と格差の連鎖を止めるには?)

貧困は連鎖するとも言いますが、とりあえず何よりも先に「まずは子ども達にお腹いっぱいおいしいものを食べて欲しい、話はそれからだ!」という気持ちにもなりますね(*´Д`)

日本財団では全国各地に「第三の居場所」という施設を設け、学校から帰ってきた子どもたちと食事をしたり、読書の時間を作ったり、そんな風に学童の延長みたいな環境を準備しているのだそうです。学童の元指導員としてはちょっと気になる施設。どうしても「学童+α」な感じがして、今の学童とか放課後デイサービスが補い切れない部分をカバーする施設なんだろうな、そして是非「そうあって欲しいな」と思うばかり。

中には発達障がいを持つ子どもが多く利用している「第三の居場所」もあるとのこと。規制の緩和なのかな、一時期ごわっと増えた障がい児向け放課後デイサービスについてあまりいい噂を聞いてこなかった身としては尚更、日本財団という大きな団体だからこそしっかりと向き合って貰いたい、そう感じています。

ところで、今更ですが私も、若い時の本当に一時期は食べる物にも困る生活を送っていました。子ども時代ではなく二十歳を超えてはいましたが、運良くお米がある時は塩ごはんだけでしばらく暮らしたり、シェアハウスの走りみたいなところで暮らしていた時は、共用の冷蔵庫に誰かが遺していった、いつのものかわからない冷凍食品を食べてみたり…たまーに憐れみから奢ってくれる友達がいたりして、そういう時にいただく御馳走は本当、美味しくてしかたなかったなあ。

さて、占星家の鈴木ワカナさんが「今週の宙予報」の中で、これから「平等」の時代が始まるにあたって、平等というのは、自分より弱者だと思っていた人々とも等しい状態であるということ―と仰っていて。

先日書いた「教育」に対しても、そして「食」に関しても、弱者なんていなくなって皆平等に与えられるものになるのならば、それは本当に素晴らしい時代の訪れになるのだなあと感じています。

最後に、いつも私のnoteを読んでくださる皆様、スキをくださる皆様、そしてサポートをくださった皆様、本当に本当にありがとうございます。

この世は流転にあると私は思っていて(Gargoyleの「流転の世にて」が好きだからなんだけれど)、お金というのも「流す(=使う)」ことで皆が潤う結果になるのだと思っています。だから私はnoteで文章を書いて、そうして頂いたサポートの分はきっかり寄付していこうと決めています。その中でも未来を担う子ども達について、寄付したお金を使って貰いたいのです。

今回寄付したサポートが、どこかの子どものお腹をめいっぱい満たしてくれます様に。日本財団さん、頼みまっせ!!

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頂いたサポートはしばらくの間、 能登半島での震災支援に募金したいと思っております。 寄付のご報告は記事にしますので、ご確認いただけましたら幸いです。 そしてもしよろしければ、私の作っている音楽にも触れていただけると幸甚です。