はたらく3児の母

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最近の記事

語り継ぐこの国のかたち 半藤一利

最近また読書に熱中している。 そしてこの本を読んで本当に良かったと心の底から感じるのでここに記しておこう。 途中現代に生きる私にはあまり馴染みのない戦争下の軍や政治の様子が繰り返し伝えられるのだけど、最終章に目が奪われる。 「凄まじい 断定という他ない。統師参考のこの章にあっては、言い換えれば 平時 返事を問わず 統帥権は 三権から独立し続けている存在だったとしているのである。さらに言えば 国家を潰そうが潰す前が憲法下の国家に対して配慮も何もする必要がないと言っているに等

    • 部分調節性内斜視 手術@東京日帰り手術クリニック

      こんばんは、はじめまして。 始めてここへ来ていただいた方も多いと思います。 今日銀座の東京日帰り手術クリニックで根岸医師執刀のもと、長女6歳が部分調節性内斜視の手術を受けてきました。 内斜視の角度がだいぶありメガネで矯正&プリズムレンズで様子を見ておりましたが、手術を受けました。 初めての手術となりました。 私自身が手術に至るまでとても不安や心配があったので、これから同じ思いをする方に読んでいただけたらと思い、綴らせていただきます。 まず朝の来院は8:30ころ。 予約自

      • 愛情の2つのモデル

        本を読んでいると、本当に面白い情報に出くわすことが多い。今回は親の愛情のモデルについて話したい。 愛情には2パターンあると本には記載があった。「医学モデル的な愛情」と「社会モデル的な愛情」の2つである。この本の著書は脳性麻痺があり、障害者として生活している。 例えば「手が動かない」「耳が聞こえない」といった障害者に対する障害の捉え方を医学モデル、そして「階段の横にスロープをつける」「道幅を広くする」といった障害者が生活しやすいように町を変えることを社会モデルというらしい。

        • 三つ子の魂百までに踊らされる親たち

          子供が生まれ育てていると何かと聞く機会が多いこの言葉。 実は現在の科学を以ってすればこれは事実ではないと言えるらしい。 我が子たちの魂は赤ちゃんのうちに決まっていたのだ。そして第3子である長男も現在6ヶ月。彼の精神も定まっているということになる。 これは大変驚くべきことだ。確かに長女は小さい頃からおふざけが多くニヤニヤ笑うことが多かった。それは今も変わらず5歳になってもおふざけが好きで、毎日楽しいことをしてお友達とふざけ合っている。 次女は逆に面白いことにはそこまでこだわ

        語り継ぐこの国のかたち 半藤一利

          私はゆとり世代だ

          私はゆとり世代だ。ゆとり世代という言葉を聞いて、人は大抵マイナスがイメージを持つのではないか。 実際自分が社会に出る中で「ゆとり世代は自分勝手だ」とか「ゆとり世代は社会をなめている」そんな考えを口にされたことがあるからそう思うのである。 当時の大人が決めた教育方針に従ってきたのに、そのように思われるのは大変心外ではあるがそれが教育や子育ての常なのであろう。 一方でなぜ自分がゆとり教育をされてきたのかというきっかけについて聞かされたことは今までなかった。今の20代後半から30

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          怒るのではなく叱るのだという価値観の押しつけ

          テレビでは毎日のように子供の虐待のニュースが流れる。それを見るたびにかわいそうな子供に同情し虐待をした大人にも同情をする。人は何も人を傷つけることが好きなわけではない。ましてや自分の子供に手を上げることに快感を覚える親がどこにいようか。子供も親も被害者である場合があるのだ。 ニュースはまるでその事件ひとつが物事の本質のように話しているが、私はそうではないと思う。虐待はこの社会が生み出した親と子供の苦しさの姿である。 そんなニュースがたびたび流れる中、自分は子供に暴力を振るわ

          怒るのではなく叱るのだという価値観の押しつけ

          大人が子供に腹を立てる理由

          ほんとうにこのとおり。昔読んだ本で女の子は、小学生になるまでは怒る必要がない、と書いてあったけれど、小さいうちの「悪いこと」は大人の価値観で悪いことなだけであって、何も子供の性根が悪いからとかでは全くないのである。 これが怒る私の後悔に常に繋がっているのだとつくづく感じる。 何度もこの手の文章に出会い、考えを改めるのだが、また自分の都合に合わせて大切な自分の娘たちを怒ってしまい、自己嫌悪に陥るのだ。 現代は時間による制約が本当に多すぎるのだと、子育てをしていると日々痛感する

          大人が子供に腹を立てる理由

          兄弟喧嘩は成長の印

          我が家には5歳の姉4歳の妹、そして0歳の弟がいる。上の2人は毎日のように喧嘩をしている。 喧嘩をし始めたのはいつからだろう?と遡ってみると、やっぱり妹が2歳ぐらいになった頃からかなと思う。 最初子供たちが喧嘩をし始めた時、一人っ子の私はこの姉妹は将来とてつもなく仲が悪くなるんじゃないかと心配した。自分のいとこ2人が相当仲が悪い様子なのもそう思ったきっかけかもしれない。 だけど、2人が成長するにしたがってかなり仲のいい様子も見られるようになってきた。そうすると今度は姉妹仲の

          兄弟喧嘩は成長の印

          イヤイヤ期の正体

          子育てしていると、よくイヤイヤ期って聞きます。イヤイヤ期って大変だよね、とかイヤイヤ期ってどれくらいで終わるのかなぁ、とか。 いつから始まったかわからないこの言葉に私は結構疑問を感じていた。 子供がいやーーっと癇癪を起こしたりするときってどんなときなんだろう。そう考えてみると親である自分との関わりの中に折り合いがつけられないときなんだよね。 例えばうちの次女は今4歳。弟が産まれてなんとなく思い通りにならないことが増えてから、よく反抗されます。なにかきっかけがあってスイッチ

          イヤイヤ期の正体

          家族の中で育みたい子供の学び

          正統的周辺参加という言葉を知っていますか?私は本を読み知りました。子育てするおかあさんお父さん、子供を育ててくれる全員が知るべき内容だと感じたのでみんなに知ってほしいと考えて書きます。 たまに昔のほうが豊かだったのではないか、と感じることがあるけどこれもそういったものに属する。 昔は大家族で親子3代4代、もしくはもっと幅広い親戚たちと生活をともにしていた子どもたち。家業を持つ人も多くて子供が仕事を手伝うことが当たり前だった。それによるメリットがじつは大きいという話。 例え

          家族の中で育みたい子供の学び

          働く母について考えてみた

          1月下旬第3子の保育園内定の通知が届いた。 突然ものすごい寂しさに襲われるが、働くことが嫌いかと言われるとそんなこともない。 ただ、まだ子供といたい、子育てをたっぷりしていたいという気持ちが寂しさを募らせる。 そんな中で仕事に復帰する前に今私ができることは何かを考えてみた。 結果、私は図書館へ行って役に立ちそうな本を読み合わせることにした。 「働く母」の子育て 「お金・時間・責任のプレッシャー」」という本を読む中で、子育てについて自分はこれまでたくさん悩んできたけれど、こん

          働く母について考えてみた