見出し画像

【僧侶が身に付けておきたい話法】004

今回は、【僧侶が身に付けたい話法】シリーズの第4回目をお届けします。
この連載は、以下のような思いを持つ寺院関係者の方々に見ていただきたいコラムです。


・目の前の方の関心に応じた法話をしたい
・分かりやすく伝わりやすい法話をしたい
・相談や傾聴の場面で、相手の思いをくみ取りたい
・人を巻き込みながら仕事をおこなう場面で、関わる方のやる気を引き出したい


そして、今回は「聴き手の関心や思いを知る方法」というテーマでお話をしていきます。例えば、自坊で法話をおこなう場合、どのような話をしたらよいでしょうか。自分が思うことを話すのも一案ですが、聴き手が関心をもつ話ができれば、より聴き手の心が動き、感動や満足は高まるでしょう。

話をする上で、聴き手のことを知っていることはとても重要です。聴き手の関心や思いを把握した上で、それに基づいて話を構成し、話したほうが、聴き手の心が動かされやすく、理解や納得をえられやすいからです。

では、聴き手の関心や思いを知るには、どうすれば良いでしょうか。結論をいうと、それは大きく2つあり、1つは「想像すること」、もう1つは「聞くこと」です。

前回は、「想像すること」について、聴き手の関心や思いを想像する方法を、具体的にワークを交えてお話をしました。今回は、「聞くこと」について、どういう場面で、誰に、何を、どのように聞くと、相手の関心や思いを知ることができるか、ワークを交えて具体的に考えてみたいと思います。


相手に聞くことができない場合は、想像するしかありませんが、聞けるのであれば聞くにこしたことはありません。そして、お寺では、聞くことが可能な場合が多くあります。後ほどお話しますが、聞くという点において、お寺はとても強みがあります。

そして、聞くという行為を通して、それがお寺でのよき場づくりにまで発展していくという相乗効果もあります。お寺に人が来ないがどうしたらよいか。そのような悩みをお持ち方にも、ヒントを感じていただけるのではないかと思います。


さて、さっそく始めていきましょう。

ーーー

ここから先は、有料コラムになります。連載になっておりますが、1コラム単位の購入も可能ですので、ご関心があられる方は、是非ご覧ください。

また、「寺院を改善する方法」というマガジンを定期購読いただくこともできます。定期購読をいただくと、マガジン内の全ての記事が読める他、非公開のFacebookグループにもご招待致させていただきます。

そちらには、有料コラムにも載せていない、限定の文章や動画などを配信しています。宜しければ、定期購読もお願い致します。

◇定期購読マガジン「寺院を改善する方法」はこちら

この「僧侶が身に付けたい話法」シリーズのコラムは、連載になっており、過去の3回分のコラムの続きとなっています。

◇過去のコラムはこちら。


ここから先は

3,628字 / 4画像

¥ 100

いただいた浄財は、「心豊かに生きる」ことにつながる取り組みに活用させていただきます。