神崎修生@福岡県 信行寺
「大人のための寺子屋」では、僧侶の神崎修生が、日々の学びや気付きを記しています。 テーマは「心の豊かさ」「教養」「仏教」など。 皆さまと、人生について考えるような場になればと思います。
浄土真宗本願寺派(本山:西本願寺)の仏事作法についてご紹介します。
日本の思想家・宗教家である親鸞聖人が書いた「正信偈」を、なるべく分かりやすく読み進めていきます。 正信偈を学びながら、自らについて振り返ったり、見つめる機会としてご活用いただけますと幸いです。
心安らぐ一口法話を投稿しています。
【仏事作法解説】では、仏事や作法について知っておきたいことや、よくご質問をいただくことなどを、できるだけ分かりやすく解説しております。 今回は、「お仏壇の意味」について、考えてみたいと思います。 現代の日本では、お仏壇は、ご家族が亡くなったことをきっかけとして購入する場合が多いかと思います。または、お父様お母様のご自宅にお仏壇があり、継承する場合や、買い替える場合もあるでしょう。 そうした時に、お仏壇にはそもそもどういう意味があるのだろうかと疑問に思う方もおられるのでは
2023年3月16日、彼岸法要 1日目。 夜座では、この半年の間に身近な方を亡くされたご遺族をお招きし、「初彼岸追悼会」を勤めました。 故人様のお名前を読み上げ、読経。その後、ご講師の武田正文さん(島根県 高善寺)からご法話。ご遺族の皆様に向けた温かいお話をいただきました。 大切な方とお別れになり、色々な感情を抱え、環境の変化もあった数ヶ月だったことと思います。 お寺で手を合わせるご縁が、少しでも心の安穏につながればとの思いから、「初彼岸追悼会」を企画し、お勤めさせて
3月16日、彼岸法要1日目。温暖で春の陽気。 お彼岸は、先立たれた方を思う季節で、多くの方が、お墓や納骨堂・お寺にお参りをされます。また、お寺で法話に耳を傾けるなど、心安らかに過ごす仏教週間でもあります。 今年は、3月18日がお彼岸の入りですが、信行寺では少し早く、彼岸法要をお勤め致しました。 昼座では、大切な方を偲び、「正信偈」を皆様と共におとなえしました。その後、島根県高善寺より、武田正文さんを講師にお迎えし、ご法話をいただきました。 武田さんは、Youtubeで
先日は、地域のお寺(粕屋組)での青少年部会でした。青少年部では、お子様を対象に、毎年夏休みにお寺などに参拝しています。 今年は、京都 西本願寺への参拝の年。コロナ禍で延期になっていて、久々の本山参拝です。 地域のお寺の皆さんで、夏休みに向けて、今から企画を練っています。お子様にとって、いい経験、ご縁になってくれればと思います。 ちなみに、本山参拝の時には、もう一つの目玉として、大阪USJにも行くのが恒例です。 しかし、ファストパスの値段が、年々凄いことに。夏休みにはコ
【正信偈を学ぶ】シリーズでは、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人が書いた「正信念仏偈」の内容について解説しています。 日々を安らかに、人生を心豊かに感じられるような仏縁となれば幸いです。 さてこの数回、「正信偈」の「如来所以興出世」から「応信如来如実言」までの四つの句について見ています。その中に「五濁」という言葉が出てきます。前回、前々回と、その「五濁」という言葉をもとに、「正信偈」を現代の私たちに引き寄せて味わっていきました。 「五濁」とは、末法のような悪世に見られる五つの濁
先日、日蓮宗の総本山 身延山久遠寺にお参りをさせていただいた。日蓮宗の作元上人と横山上人にご案内いただき、修行時代のことなども伺いながら、贅沢な時間を過ごさせていただいた。本当にありがとうございました。 奥深い山の中に、あれだけの宗教施設があることは、日蓮聖人をはじめ、多くの方の尽力があってこそのことだろう。それぞれがもつ信仰や大切にされてきたものを、肌を通して感じる経験は何者にも代え難い。 また、仲間と一緒にいく旅というものは格別だ。今回、道中前後でご一緒させていただい
先日お寺の宿坊に宿泊する体験をさせていただきましたので、本日はそのレポートさせていただこうかと思います。少しでもお寺を身近に感じていただけるようなご縁となれば幸いです。
信行寺で開催している「朝参り」では、皆様の心が少しでも安らぐようなご縁となればと思い、法話をしております。動画と文章でご覧いただけるようにしましたので、宜しければご覧くださいませ。 ▼動画はこちら 皆様、本日も信行寺の「朝参り」に、ようこそお参りくださいました。 「朝参り」では、短い法話をしております。法話を通して、少しでも心が安らいだり、一日、一カ月を心新たに過ごすようなご縁となれば幸いです。 さて本日は、「自是他非」(じぜたひ)という仏教の言葉を紹介させていただこ
【正信偈を学ぶ】シリーズでは、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人が書いた「正信念仏偈」の内容について解説しています。 日々を安らかに、人生を心豊かに感じられるような仏縁となれば幸いです。 さてこの数回、「正信偈」の「如来所以興出世」から「応信如来如実言」までの四つの句について見ています。前回は、「五濁」という言葉から、現代の私たちに引き寄せて「正信偈」を味わっていきました。 「五濁」とは、末法のような悪世に見られる五つの濁りのことを言います。その五つとは、「劫濁」(こうじょく)
【仏教に学ぶ】シリーズでは、身近な疑問や悩み事を、仏教に学んでいます。前回に続き、「不必要に怒らない三つの智慧」というテーマで見ていきます。 前回は、「不必要に怒らない三つの智慧」の二つ目として、「思いやりの心を持つ」ことの大切さについて見ていきました。思いやりの心を持つことで、相手に対する理解が深まったり、相手に対する見方が変わり、怒りの心が和らぐことがある。そのようなお話をさせていただきました。 そして今回ですが、「不必要に怒らない三つの智慧」の三つ目として、「無財の
【正信偈を学ぶ】シリーズでは、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人が書いた「正信念仏偈」の内容について解説しています。 日々を安らかに、人生を心豊かに感じられるような仏縁となれば幸いです。 さてこの数回、「正信偈」の「如来所以興出世」から「応信如来如実言」までの四つの句について見ています。 今回は、「正信偈」の「五濁悪時群生海」という部分に出てくる「五濁」という言葉から、現代の私たちに引き寄せて「正信偈」を味わってみたいと思います。テーマは「五濁」です。それでは、さっそく見ていき
信行寺で開催している「朝参り」では、皆様の心が少しでも安らぐようなご縁となればと思い、法話をしております。動画と文章でご覧いただけるようにしましたので、宜しければご覧くださいませ。 ▼動画はこちら 皆様、新年明けましておめでとうございます。今年最初の朝参りに、ようこそお参りくださいました。 今日、このように皆様とお会いでき、共に仏様に手を合わさせていただいていることを、とても嬉しく、そしてありがたく思います。本年もどうぞ宜しくお願い致します。 ◆ 昨年を少し振り返っ
様々な宗教が説く真理や真実、また宗教的体験には、共通点が見られる。
【仏教に学ぶ】シリーズでは、身近な疑問や悩み事を、仏教に学んでいます。前回に続き、「不必要に怒らない三つの智慧」というテーマで見ていきます。 ▼前回の内容はこちら 【仏教に学ぶ】「不必要に怒らない三つの智慧」①怒りの原因を知る|神崎修生@福岡県 信行寺|note 私たちは、怒っている時に、その怒りの原因を自分以外のものに求める癖を持っています。そしてまた、思い通りにならない時に怒る癖も持っています。 つい人のせいにしてしまう。思い通りにいかない時に怒りやすい。そうした私
時代を超え、多くの人を魅了してきた仏教書『歎異抄』。稀代の宗教家、思想家と言われる親鸞聖人の、人間や世の中の本質を突いた逆説的な言葉の数々が、現代の私たちの常識や価値観が揺さぶられるような感覚を覚える書物です。 信行寺で開催している「真宗講座」では、その『歎異抄』を読み進めながら、人生の意味を味わい、生きる喜びや感謝の心を深めています。 今回は、『歎異抄』の「第十一条」を拝読しました。その時の内容を、文章と動画でご覧いただけるように致しましたので、ご関心がある方はご覧くだ
【正信偈を学ぶ】シリーズでは、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人が書いた「正信念仏偈」の内容について解説しています。 日々を安らかに、人生を心豊かに感じられるような仏縁となれば幸いです。 さてこの数回、「正信偈」の「如来所以興出世」から「応信如来如実言」までの四つの句について見ています。今回は、その中の「五濁悪時群生海 応信如来如実言」の句に込められた心を、見ていきたいと思います。 テーマは「末法」です。それでは、さっそく見ていきましょう。 ▼動画でもご覧いただけます ◆末