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海の共同運営マガジン『海のイドバタ会議』

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【海好きさんあつまれ!】 海が好きな仲間のための共同マガジンです。目指すは 「みんなで海のあれこれを話して、ワイワイ楽しみましょ」 といったマガジンです。 【参加条件】 ・…
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#漁業

海の共同運営マガジン『海のイドバタ会議』 作っちゃいました!

【海好きさんあつまれ!】海が好きな仲間のための共同マガジンです。 目指すは というマガジンにしたいです。 【共同運営マガジンを作るにあたって】 はじめまして、海好きの皆さん!海のイドバタ会議の守(もり)と申します。 私は、日本中の海を専門に取材しているフリーライターです。noteを始めて3年たちましたが、今まで海に関わる記事ばかり5000記事くらい書いてきました。(2024.2.16現在) といっても、新聞記事や業界紙、関係省庁などの情報を中心にしたまとめ的な記事が多いの

フネノデンキヤ「船ヲ編厶⑦」創造的復興のカギは『集約』...

輪島港にも津波は来ていた6/21日、また20隻の緊急点検を行いました。 今回は地震によって結構被害を受けた船も多く、復旧のための見積りをしなければならない船も多数見受けられました。 海底が隆起したことが大々的に報じられている輪島港ですが、実は津波も来ていたんです。 その津波で岸壁にぶつかって壊れた船もありました。 観測計では、1/1日午後4時21分に1メートル20センチの津波が観測されて以降、データが入ってきておらず、 さらに高い津波が観測されている可能性があること

「和歌山に日本のアマルフィと呼ばれた漁港があったのをご存じですか?」

  「いいえ! 知りませんでした。ハイ!」 「アマルフィ海岸」とはイタリアのユネスコ世界遺産に登録されている景勝地で、海の斜面に小さな町が点在する美しい景色で有名とのこと。(トップ写真) 和歌山には仕事で7年程かかわり、土地勘もあったが日本のアマルフィと呼ばれた魚港は毎度台風が到来したときに、テレビ局がレポートに来るので有名な場所! はっきり言って、それくらいの認識であった。 そろそろ、登場するがその名は「雑賀崎(サイガザキ)漁港」 和歌山では誰もが知る漁港で、私も何

不漁の魚種がある一方、ブリ豊漁 海水温上昇などが影響か...北海道の漁業の将来とは?

 気候変動により変化しつつある北海道の海。近年は全道的にブリの水揚げが増えた一方、サケの不漁が続いています。北海道の漁業の将来とは。北海道立総合研究機構(道総研)に聞いてみました。 水産資源管理、改正漁業法…北海道の漁業は課題山積  試験調査船による資源調査や海洋環境調査に加え、生態調査や市場調査、種苗生産技術の開発など、多角的な視点で北海道の漁業の問題に取り組んでいる道総研。気候変動が水産資源に大きな影響を与えていると指摘します。道内ではサケの不漁やコンブの生育不良、ホ

大間まぐろ

「クロマグロ(本マグロ)」は黒いダイヤと呼ばれる。 津軽海峡で水揚げされるクロマグロは、天然のクロマグロである。特に青森大間町で水揚げされたマグロは最高級品で、「大間まぐろ」というブランドネームで、全国に知れ渡っている。 2007年には、大間漁協によって出願された「大間まぐろ」が地域団体登録商標となり、出荷される30キロ以上のマグロの頬には、ブランドの目印となる「大間まぐろ」のシールが、貼られている。 ■ 史上最高値は、一匹3億3360万円  大間マグロは普通は時速40

再会 6.12-18

6/12 (水) はえ縄揚げ4:00スタート→えり(2つぼ)→残りのはえ縄揚げ。 日の出前だけど、4時前でもう空は薄明かりに。 予報より風があったが、えりかき前にはえ縄を揚げる頃には大人しくなっていた。 今日のエリには主にコアユ、チビワカサギ、デカワカサギ(極少量)、スゴモロコ、スジエビが入っていた。 ちっさいウナギも入っていたが、揚げている最中にどこかから逃げられた。 キロアップのバス、大きめのギルも(最近多い)入る。 コアユの選別のために沖では2回トオシに通すが、ス

それでもココが私の居場所!時代遅れの哀歌(エレジー♪)

この船は 帰る場所がなくなってしまいました 何とか解決策をみつけたいのですが どうすることもできません 何か悪いことをしたのでしょうか? 今はただ時間が経って 邪魔者扱いされ片付けられるのを待つだけです マスコミは やれ復興だその他の問題ばかりを大騒ぎしています そこに映らない、伝えてもらえない そんな場所が今でも手つかずに残っているのに そしていつか、だんだん人々の記憶から薄れていくのでしょう 今はただ唇をかみしめて 『創造的な復興』という名の夢物

フネノデンキヤ「船ヲ編ム⑥」まだまだ先に進めない今、船のでんきやにできること

だんだんと暑い季節になってきました。 北陸地方はいつもより遅れている梅雨も影響してるのか、今日は特別に暑い輪島です。 前回の緊急点検でエンジンがかからず点検できなかった船に行ってきました。 ちょうど寿命だったバッテリー交換 交換したのが、平成29年となると7年目。 こんな大きなバッテリーでも寿命は8~10年。 ほとんど毎日沖へ出る夏場なら大丈夫だったけど、たまにしか出漁しない冬場は危ないなぁと思っていた時にこの地震。 船主さんは1月以来、避難所暮らしで5ヶ月近く

惜しみなく手間を掛けて育つ、鹿児島のカンパチ。 【ニッポンの魚獲り】

 鹿児島県は養殖が盛んで、なかでもブリとカンパチはともに日本一の水揚げ量を誇っています。  その鹿児島のブリといえば、県の北西部に位置する長島町が有名です。長島町は九州本土と橋で繋がる長島本島を中心に、伊唐島、諸浦島、獅子島など23もの島々から成ります。天草と九州本土に囲まれた、それらの陸地が作りだす速い潮と、年間を通して変化の少ない海水温は、この海域を、ブリをはじめとする活魚の優れた養殖場に育ててきました。  一方のカンパチは、県南東部の大隅地区が有名です。こちらは外海に

GOWお仕事図鑑 養殖供給部門編

グローバル・オーシャン・ワークスのぶりは、錦江湾上にある約200台の生簀で養殖しています。規格外の生簀数に、驚愕の病気予防策……。緻密な職人技を駆使し、もじゃこ(稚魚)から2年をかけ高品質のぶりを育て上げるGOW養殖供給部門主任の立山祥吉(たてやま・しょうきち)さんにお話を伺いました。 ぶりの状態、変化を見極める観察力――立山さんの自己紹介をお願いします。 鹿児島市出身です。5歳の頃から高校時代まで志布志市で過ごした後、福岡の専門学校に進学しました。 専門学校では水族館や

海が好きな人へ!新築祝いや記念品そして自分自身へ世界の一つだけのマリンランプを贈ろう

数年来、新築やリフォームの際に“マリンランプ”を購入されるお客様が大変増えております。 こだわりのある方だからこそマイホームにマリンランプを設置する! そんな方への新築祝いや大切な方への誕生日のプレゼントに “マリンランプスタンド” はいかがでしょうか!? 贈る相手にも喜ばれると同時に貴方のセンスの良さに一目置かれることは間違いありません。  記念品としてのマリンランプ そんな折、ある会社から連絡をお受けしました。会社の創立記念事業の一環として記念品を探している!との

p.22【途上国支援】ふりかけの可能性

こんにちは、今日は、途上国へのふりかけ支援の話を書こうと思います。 以前私が留学した際にお世話になった特定非営利活動法人のPARCiCさんでやられてる取り組みの一つに、途上国の学校給食への魚を使ったふりかけの導入・生産により、子供たちの栄養改善と職の機会を増やしたというものがあります。 この話を聞いた時、ふりかけという着眼点が私にとってはとっても新しいものでした。途上国に食べ物を支援するとなるとパンや米、芋といった主食になったり、ひとつで満腹になれるものを選ぶことが多いと

フネノデンキヤ「船ヲ編ム⑤」復興とは呼べもせず復旧すらままならない港

沖合漁業の「当たり前」が変わった事例|福島県 株式会社酢屋商店

今回は福島県を母港とする大型まき網船団 酢屋商店さんの事例をご紹介します。 同社では最新の衛星通信「Starlink」の導入によってこれまでのコミュニケーションが大きく変わり、日々の操業に劇的な変化をもらたしています。 そこで今回は株式会社酢屋商店 第一寿和丸の漁労長と通信士の櫛田さんにお話をお伺いしました。 STARLINK(スターリンク)とはSTARLINKとは、スペースX(SpaceX)によって開発された衛星インターネットサービスです。 2024.2より海上での