コーヒー豆 片手鍋 自家焙煎の記録 Vol.314 - ETHIOPIA
ETHIOPIA - SIDAMO - GUJI - G1 - NATURAL
片手鍋でコーヒー豆の焙煎をしています。
ずっとブレンドづくりをしてきましたが、自分の中でなかなか納得のゆくブレンドができたので、シングルで焙煎もまたはじめています。
今回の豆は、エチオピアはシダモ グジ G1 ナチュラル 。タデ農園の無農薬コーヒー豆です。
このグジはブレンドにも使うので、シングルでどんな味か再度確かめたくなりました。
エチオピアなどの香り高い豆は浅めの焙煎度にする方が多いのかもしれませんが、ぼくは浅煎りに出てくる酸味があまり得意ではないこともあって、中煎りにしています。
今回もいつもと同じような焙煎度。
飲んでみます。懐かしい味があります。普通においしい。ただ、そこまで個性が強いわけではないので、記憶に残る感じではないです。
もう少し浅くしたらまた別のイメージになるかもしれません。
エチオピアのイルガチェフやグジあたりは香りもよく整った味わいがあるので、COE受賞豆などに比べるとお手頃価格で楽しめる、中間的なコーヒー豆で重宝されている節があります。
市場価格は焙煎された豆で100g = 700 - 800円あたりでしょうか。
ただ、このあたりの価格も難しいところで、コーヒーを普段スーパーなどで購入される方からすると100g = 500円以内でないと高いと感じて一歩購入まで踏み出せない印象もあります。
ぼくは白ワインを飲みますが、普段1000円以内のワインを購入されている方からすれば2000円、3000円を超すようなワインはよっぽどのことがない限り購入しない感覚に近いかもしれません。
少々高くとも「おいしい!」と思ってもらえれば購入ハードルは下がるはず。それが故に最初の「おいしい!」の重要度は高いです。
すべての人に「おいしい!」と思ってもらえるものを作るのは不可能だと思いますが、より多くの人に「おいしい!」と思ってもらえるものをつくるのは可能だと思います。
まずは、自分のおいしいを大切にしつつ、いろんな人に試飲してもらって、おいしいの幅を捉えたいと感じている次第です。
<今日の誕生日>
6月11日
Steven Drozd (1969 - )この日生まれたアメリカのミュージシャン。The Flaming Lipsのメンバー。
Antti Sarpila(1964 - )この日フィンランドで生まれたジャズ・クラリネット奏者。
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