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コーヒー豆 片手鍋 自家焙煎の記録 Vol.295 - Original Blend

今回は焙煎記録のご紹介です。

前回の焙煎と同様の豆を使って再現度を試してみました。

直径18cmの片手鍋で焙煎をしているのですが、生豆の量は経験から300gがMAXです。

500gまで試したことがあるのですが、片手鍋では重すぎるし、生豆がうまく鍋の中で混ざり合いません。

300gといっても焙煎後の豆の量は50g前後減ってしまうので一回の焙煎で約250gの豆しかできないことになります。

個人で消費する分にはこれでも良いのですが、これから自分のコーヒー豆を世に少しずつ出そうと思う時、この量を何回転もするのは正直大変なことです。

でも片手鍋のスタイルがやっぱりいい。

そんな時は町中華屋さんがチャーハンを作っている姿を想像するのです。
1日に振りに振っている。

そう思うと片手鍋を振りに振ってやろうじゃないかと。うまいコーヒーをこの片手鍋でつくってやろうじゃないかという気になるのです。

今回のブレンドも、うん、おいしい。

ぼくの理想とするコーヒーは香り高くコクがあるもの。でも酸味はなくて、後味すっきりなのがいい。後味すっきりだけど余韻が残って、そして窓を見やるとホッとするようなコーヒー。

そんなコーヒーに近づいた味かな。

コーヒー豆の焙煎をはじめて3年目。やっと自分のブレンドの一期目が見えてきました。

今年の目標のひとつは自分のコーヒー豆を世に出すこと。自分が納得できる味の豆を納得できる形で。

片手鍋を振りながら気持ちを込めたコーヒー豆。

BGMには「コーヒーと音楽」で紹介するような音楽をレコードでかけながら焙煎しています。

ガレージで春夏秋冬を感じながら、風を感じながら、雲を見上げながら、夕陽が落ちるのを眺めながら焙煎しています。

読者の方々の手元にも届けられるコーヒー豆になりますように。


<今日の誕生日>
3月21日 
レイ・ドーセット
(1946 - )この日生イギリスで生まれたミュージシャン。Mungo Jerryのメンバー。

David Lindley(1944 - 2023)この日アメリカはカリフォルニアで生まれたミュージシャン。



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