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時の試練をくぐり抜いてきた格言

今日もご覧いただきありがとうございます。

わたしは常々思っていることがある。

例えば、

思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気を付けなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気を付けなさい。それはいつか運命になるから。

これは、マザーテレサの格言とされる。
ライフハック系の本では避けては通れないくらいに多数において引用されているのを散見する。

次に、

心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格ぎ変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。

これは、ヒンズーの教えだとされる。
これも引用の定番である。

言葉は幾分違えど、基本原則みたいなものは同じである。
要はマインドありきで、人生はガラッと変えられるというもの。
認知行動療法のように、認知のクセというか、歪みを見直せば、結果的に行動や習慣レベルまで変化していき、結果として人生はおのずと好転していくよねっていうことを表す教えである。

マザーテレサもヒンズーの教えもどうしてこう似通っているのだろうかと常々疑問に思っているのである。
他にも探せば過去の偉人が同じようなことを言っているのがちらほらと出てきそうである。

他にも歴代の偉人たちが多くの珠玉の箴言を残しており、その箴言はわたしみたいに人生の迷える民からしたら、眩しいまでの光で道を照らしてくれる。

しかし、たまに考えるのは、本当にその人が実際に言い放った言葉なのであろうかという疑問である。
どこまで、信憑性があるのかということである。
結局のところ、信じるか信じないかは自分次第の都市伝説的な眉唾物感はあり、プラセボ効果もあるのではないだろうか?

後世の人が後から取ってつけたような箴言もなかには紛れ混んでいるのではなかろうかと思わずにはいられないのである。

これは、認知バイアスの一種であると考える。

いかにもな偉人が言うのと、そこら辺の一般人が言うのとでは、一言一句違わずとも刺さる度合いが天地ほども変わってくる。

上記の格言も居酒屋で酔った人が思いつきで言っているのが聞こえてくるのか、いかにも歴史の試練をくぐり抜いてきたようなアプローチで聞かされるのとでは、浸透度は比較にならないのである。

結局は、信じる思考や心次第で人生が変わってくるというポテンシャルを考えると、上記の格言も誰が言ったかはあまり問題ではなく、本質的な所をついているのは否めないのである。

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