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「毒親」をゆるせなくてもいい――親の虐待に苦しんできた人々へのエール

今年(2023年)の春、特に3月の春分を境に、地球や宇宙のエナジーが大きく切り替わったように思っています。「本当のエネルギー的な新年は春分から」とも言われているようですが、私もずいぶん大きな転換点を迎えたように思っています。

ここ数年、私には「生まれた環境が人生に与えてきた影響を取り除くこと」が、非常に大きなテーマとしてのしかかっていました。

転じて最近、「毒親」「親ガチャ」といったキーワードがネット上でしばしば取り上げられているようです。また、それと併せて、家族関係に由来するトラウマへの心理的ケア、またいわゆるインナーチャイルドセラピーなどの必要性について論じたメディア記事や書籍が、目立って増えた気がしています。

いろいろな論点や主張がありますが、いずれも最終的には「ゆるし」に至ることが重要だとしています。子どもが両親からひどい対応を受けていたとしても、「そうした親も、ただの一人の人間であった」と気づき、それを心の底から納得できれば、「生きづらさ」と言われる不自然な行動形態が減り、結果として仕事がうまくいく、パートナーシップがうまくいく、自分が望む豊かな生活が享受できる、というのがその趣旨です。

私は長年、自分の心理的な問題を解決するため、20年以上いろいろなことに取り組んできました。もちろん家族カウンセリングやインナーチャイルドセラピーと言われるものも、何度となく受け続けてきました。

その経験から言っても、先の「ゆるし」については大筋、同意します。

ただ、矛盾するようですが、私は「ゆるす必要はないし、ゆるさなくてもいい」という意見も持っています。

というのは、本当に虐待的な状況に遭っていた子どもにとっては、やはり「ゆるしがたい思い」というのは存在しており、カウンセラーなどから「ゆるしの重要性」を説かれても当然、納得しえないものだからです。(しかし優れたカウンセラーであればほとんどの場合、虐待的な状況をきちんと見抜き、適切なケアをしてくれます。私もそうした優れたカウンセラーの方々にしばしば助けてもらいました)

極端な例かもしれませんが、次のようなケースを考えてみましょう。自分がとても愛している人が不当な暴行を受けて死んだとします。殺人犯は捕まって裁判に立ちましたが、まったく反省する素振りを見せない。死刑宣告を受けても「私は一切悪くない」と堂々と主張していたとします。そのような人物に対して「この人物も、人生においていろいろな事情があって殺人をいとわない性質が形成されたのだろう。人を殺してもしょうがないか」と割り切った思いをいだき、優しい心で見つめることはできるでしょうか? おそらく、ほとんどの人が否と突きつけると思います。

やはり、ゆるされない行為というのは存在します。特に精神的DVや性的虐待などは、それに値する人権侵害です。さらにいえば、両親が子どもにそのような人権侵害を行うケースは決してゼロではありません。いやむしろ、実は隠れた形で各所で散見されているというのが現状です。

もし、この私の説明に対して、ハートの底から癒される感覚を持った人がいたとしたら、その人が親から受けていた行為は、まず十中八九、ハラスメントやDVと言われるかなりの人権侵害行為であったはずです。

そして、そのような人権侵害行為を親から受けていた場合は、世に流通している「ゆるしのワーク」などに下手に手を出すことは避けたほうが良いように思います。やや抽象的な話になりますが、被虐待者である子どもの心に埋め込まれた「親にも似た副人格」は、子どもの「ゆるそうかな」という心の動きをうまく利用して、再び子どもの人生を支配するようになるためです。

私がお世話になったある家族カウンセラーは、次のようにも述べています。「かなり異常性の高い親に継続的にハラスメントを受けていた場合、子どもは親が死ぬと『やっと死んでくれた』とホッとするものです。私はそうした方々に対してしばしば『お疲れ様でした』といたわります。一般的には『親をそんなふうに扱うなんて』と批判されるシチュエーションかもしれません。だがそれにいちいち反応する必要などありません。なぜなら、そのように批判する人は、異常性の高い親の実態を知らないだけだからです」

少し話が戻りますが、先に私は、虐待的な行為をしてきた両親については「ゆるす必要はないし、ゆるさなくてもいい」と申し上げました。とはいえ、多くの人は、親の人権侵害行為により受けた悪影響を脱して、自由に、かつ能力を発揮しながら人生を全うしたいはずです。むしろ虐待的な行為にさらされてきた人ほど、普通の「親ガチャ」な人よりも、いっそう強く自由な人生を切望するはずです。

そのような方々には、私は特に瞑想をお勧めしています。瞑想には数多くの効果が期待できますが、私は自分の経験上、トラウマを修復する効果があることを実感しているためです。

瞑想を日々続けていくと、自分の内側に「光」があることをリアルに実感できるようになります。他方、瞑想は自分の思考や感情を客観視する力を高めます。思考や感情を客観視する力が増してくると、多くの場合、虐待的な過去の体験の実態にも気づきます。そうした過去の体験が思い出されるとつらさが湧き上がりますが、そこに自分の内側の光を供給するよう意図するのです。

ざっくり説明するとこのようなプロセスになります。文面ではなかなか説明しづらいのですが、トレーニングを積んでいけば誰でも必ずできるようになります。

もし詳しくお知りになりたいとのことでしたらば、私の個人セッションにおいでいただくか、あるいは瞑想の体験会などにおいで頂ければ、可能な範囲でお答えいたします。

直近、5月7日日曜日に、東京・池袋の綺麗なレンタルスペースにて、瞑想会を開催する予定です。ぜひ次のnote記事を御覧ください:「5月7日(日曜日)午前中、東京・池袋にて瞑想会+ワークショップのお誘い|Yoshihiro Takashita|note

最後はやや宣伝めいた話題になってしまいましたが、「私が長年探ってきたノウハウを、一人でも多くの方にお伝えしたい」というのが、私の真摯な思いです。

翻って、「自分は一体何者なのか?」と自分自身を探究していくと、必ず、ある段階において、他者への「ゆるせない」思いが自然と、「ゆるし」に近い「全体を俯瞰する境地」へとシフトしているのが自覚できてきます(もちろんその境地は漸次的なものではありますが)。

その境地に至った時、自分自身の深い使命といいますか、「この社会に対して自分は何を提供していきたいのか」というテーマが見えてくると思います。

■「真実の剣」note記事をご覧いただきました方へ

「真実の剣」のnote記事をご覧いただき、ありがとうございました。併せて、ぜひ、下記のヒーリングや瞑想ワークショップの情報もご覧ください。

「真実の剣」ヒーリングおよびセミナーWebサイト

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■あなたの一人の神としての特性を開く「DNAアクティベーション」

DNAアクティベーションは、伝統ある形而上学の学校が古来引き継いできた、最重要のヒーリングメソッドの1つです。

DNAアクティベーションでは、後頭部から背中上部にある、皮膚から上1cm~2cm程度の領域に対して専用のワンドでアクセスします。これにより、受ける人のエネルギーを活性化していきます(出所:MMSジャパン「DNAアクティベーション」ホームページ)

かつては王族や神官など、限られた人にのみDNAアクティベーションの存在が明かされてきました。つまり、ごく一部の人物しか、このDNAアクティベーションの恩恵を受け取ることはできませんでした。

しかし、今は形而上学の学校・モダンミステリースクールが一般公開に踏み切ることにより、正式なトレーニングを受けて認められたヒーラーなら、施術ができるようになりました。これにより、市井で活躍するより多くの人々が、このDNAアクティベーションの恩恵を受けられるようになっています。

これを受けた人は、まさに形而上学が語る最大の教え、「I am God.」の一片――素晴らしき自らの潜在的な可能性が拓かれます。徐々に心の平和、心の豊かさ、さらには自らの人生を切り開いていくことができるようになるでしょう。

私がDNAアクティベーションを最初に受けたのは2005年9月のことでした。そしてDNAアクティベーションの施術法を最初に学んだのは、2009年でした。初めて学んでから10年以上もの月日が経過していますが、このヒーリングの威力については発見の連続です。

受けた人が備える可能性を最大限に開く、古来の叡智・DNAアクティベーション。このヒーリングの恩恵を、ぜひ、多くの人に受けていただきたいと思います。

DNAアクティベーションの解説ページはこちら

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