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親との確執から生じた自分の問題に、「社会の問題」が内包されていた

もし、ご自身の中に、「自分の中に叡智がある」ということを実感できたとしたら、生活はどう変わると思いますか。

多くの人は、過去に苦しい状況を味わっていると思います。その苦しみを味わった後に、「自分の中に叡智があって、その叡智が自分に深い気づきを促しているような、不思議な感覚」が得られたとしたら、それは素晴らしいヒーリングになると思うのです。また同時に、(苦しみの度合いによっては気軽に言えるものではありませんが)大変だった経験も、貴重な体験へと昇華していくのかもしれません。

私は、おそらく、どんな人にも、「自分の中の叡智」を実感できる能力は眠っているのではないかと思っています。

少し長くなりますが、私自身の体験を述べながら、このような考えに至った経緯を説明しましょう。

■人の心は「スパイラル上昇」のように癒やされていく

私は、「人の心はスパイラル状に癒やされ、それと同時に意識もスパイラル状に進化・成長していくものだ」と感じています。それは「DNAアクティベーション」「アデプトプログラム」に始まる神秘学・形而上学と言われる分野を参照しても、また先人たちの知恵や教えを参照しても、おそらく間違いないことだと思っています。

この文面を、2つに分けて深掘りしてみましょう。

■真実を知るほどに意識が拡大する

まず前半の「人の心はスパイラル状に癒やされる」とは具体的にはどういうことを申し上げているのか、説明します。

私自身の例を使いますと、私の幼少期、私の家庭では、親によるハラスメントが、かなり重度に横行している家庭だったようです。

まずは母親からのハラスメントです。子どもの私は、実の母親から性的ハラスメントを受け続けていました。そして母親のパートナーであるはずの父親は、精神的に問題のある母親から逃げ続けていました。

(詳細は過去記事に譲ります。例えば次の2つの記事をご参照ください:「母親に「ペット」と呼ばれ続けた人生は、どうなるか?」/「父親は「社会」を示す――学歴至上主義かつ「I am not OK.」な父親たちが作り上げた「競争社会」の構造」)

幼少期の私が性的ハラスメントを受けていたという事実に、最初に気が付いたのは3年ほど前、40代半ばにさしかかった頃でした。そしてその後も断続的に、記憶の彼方に追いやられていた母親との嫌な記憶が呼び覚まされました。

記憶が呼び覚まされるたびに、疑問、怒り、悔しさ、悲しみ、そして昇華といった具合に、私の心の中ではいろいろな心理的なプロセスが進んでいきました。

最初にハラスメントを受けていた事実を自覚した頃は、とにかくかなりの精神的なショックを伴いました。母親から無下な嫌がらせをされていたという事実に対する疑いの気持ちもあったため、なおさらでした。端的に言えば、「母親に裏切られた」という気持ちです。しかも、それは子どもの私に悪いところがあるというわけではなく、母親による悪意または精神的な問題によるものです。

その後、関連記憶としてAを思いだし、Bを思いだし、Cを思いだし……といった具合に、芋づる式に別の出来事が呼び覚まされていきました。子どもの頃に不当にハラスメントをされていた怒り、悔しさ、悲しさをそのたびに「感じなおす」わけですが、だんだんと、そのショック感は相対的に弱まっていきました。

ここからがポイントなのですが、そうした「思いだし」と「感情を味わいなおすこと」を繰り返していくうちに、不思議と、当時の私の家庭全体において何が起きていたのか、より深くて広範囲な理解が進んでいったのです。

もちろん、お世話になった家族カウンセラーからフィードバックを受けたり、また自分なりに家族カウンセリングの書籍を参照したりするのも、こうした理解の補助になりました。

その一方で、自分の意識下の奥深いところに眠っている「気づきの力」には、すごいものがあるなと感じました。というのは、そのプロセスの中で、「自分の中に叡智があり、その叡智が、ハラスメントの真実について、深い気づきを促しているような、不思議な感覚」を何度も味わったためです。

確証はありませんが、おそらく、どんな人にもこういう能力は眠っているのではないかと思っています。また、こうした「内なる気づき」のプロセスは、本当の意味で人の意識を拡大させるものがあるように思うのです。

これが、後半の「スパイラル状に進化・成長していくもの」という表現の背景にある、私の体験です。

■「親が子どもの私に振るったハラスメント」の本質――それは「社会に潜む問題」の象徴

加えて、いろいろな形で自分の癒やしを進め、同時に様々な物事に気がついてきた最近、私が強く感じていることがあります。

それは、「母親と父親のハラスメントによって、子どもである私が抱えてきた心理的問題」、言い換えれば「親が子どもの私に振るってきたハラスメントの実態」とは、すなわち、「この社会に潜む問題の象徴」であろうということです。

私の親世代(戦中から戦後間もなくの生まれ)は、「自分の幸せとは何か」や「ほんとうの自分を生きる」という、(本来大事な)ことを考える暇もなく社会に急かされて生きてきた人々がほとんでしょう。

親や先生や世間のプレッシャーを浴びながら、とりあえず「良い学校」を目指して卒業し、「良い会社」に就職し、「(スペック的に)良さそうな相手」と見合いで結婚をし、世間や親や社会の期待を背負って、まさに「社会の歯車」となって生きるしかない世代でした。

母親は私が20歳代くらいの時、ニコニコしながら「私はお父さん(母親の旦那=私の父親のことです)のことが好きで結婚したわけじゃないのよ。あたしは一人では生きられないから結婚しただけ」とすっぱりと語りました。さすがに息子の私は口をあんぐり開けてしまいましたが、おそらくそれは、部分的には本音でしょう。

となると、母親が父親に対して感じていた不満、そこから来る鬱屈したネガティブ感情を、何も抵抗しない子どもの私にひたすらぶつけまくるという可能性は、十二分に高いと考えられます。――もちろんハラスメントは人権侵害で、相手の魂を破壊する行為なので、どんな理由があったとしてもやってはいけないことです。念のため。

また私の父親も、有り体に言えば大黒柱としてはかなり問題を抱えた人物でした。結婚してから判明した妻(私の母親)が抱える精神的な問題に驚いて、母親となるべく接触しないと決めていたようでした(これは数年前に本人から言質を取っています)。そして彼は逃げるように仕事と趣味にまい進し、家では自分の部屋に引きこもるというスタイルをずっと貫き続けています。80歳にもなろうとしている現在も、です。

そのような「大黒柱の家庭放棄」は、子どもの私にはかなり過酷な環境を強いることになりました。それが子どもである私の心理的問題となり、また生きづらさとなりました。

家族心理学では一般システム理論に基づいて「連鎖」と呼びますが、両親の問題はそのまま、子どもの心理的問題として表出することになります。まさに私が抱えてきた心理的問題は、このような父親と母親の様相が作りだしたものでした。

翻って、母親と父親それぞれが持つネガティブな特性および行動様式は、まさに社会の「お前はこのように生きろ」という「押しつけ」が作りだしたことは、ほぼ間違いないでしょう。

一方、子どもは純粋な存在です。おそらく誰もが子どもの頃はそうなのでしょうが、見事に純粋に「ほんとうの自分」を生きようとする私を見て、母親は猛烈な自己否定感や嫉妬などのネガティブ感情に駆られて、無意識のうちに(あるいは動物的な反応で)私に対して猛烈なハラスメントを振るうに至ったのでしょう。そして父親は、本来パートナーとして制止するべき母親のハラスメントを放置しつつ、さらには自らも抑えきれない存在不安をぶつけるために、私という子どもを使っていたようでした。

■古来の神秘学・形而上学が自分の問題を理解する手助けに

転じて、21世紀を迎えた現代において、まさに「人それぞれが、自分の心が喜ぶ道」「ほんとうの自分」を探求できる社会が少しずつ、形成されようとしています。

私は神秘学・形而上学をはじめ様々な道を求め、そして50歳の声が聞こえるようになってきてようやく、自分の周囲に渦巻いていた、様々な問題を客観的に見られるようになってきました。今回述べてきた家庭の問題は、その代表例のひとつです。

様々な心理的問題を抱え、生きづらくて生きづらくて仕方がなかった私が、ここまで自分を取り戻せるようになってきたのは、間違いなく「DNAアクティベーション」そして「アデプトプログラム」をはじめとした古来連綿と続く伝統のおかげだと思っています。

もしご興味が湧いたら、私の他、全国のMMS公認ヒーラー・ガイドを調べて、訪ねてみてください。人類の叡智が、いかに「ほんとうの自分」を取り戻すのに貢献するのか、きっと分かっていただけると私は確信しています。

■「真実の剣」note記事をご覧いただきました方へ

「真実の剣」のnote記事をご覧いただき、ありがとうございました。併せて、ぜひ、下記のヒーリングや瞑想ワークショップの情報もご覧ください。

「真実の剣」ヒーリングおよびセミナーWebサイト

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■あなたの一人の神としての特性を開く「DNAアクティベーション」

DNAアクティベーションは、伝統ある形而上学の学校が古来引き継いできた、最重要のヒーリングメソッドの1つです。

DNAアクティベーションでは、後頭部から背中上部にある、皮膚から上1cm~2cm程度の領域に対して専用のワンドでアクセスします。これにより、受ける人のエネルギーを活性化していきます(出所:MMSジャパン「DNAアクティベーション」ホームページ)

かつては王族や神官など、限られた人にのみDNAアクティベーションの存在が明かされてきました。つまり、ごく一部の人物しか、このDNAアクティベーションの恩恵を受け取ることはできませんでした。

しかし、今は形而上学の学校・モダンミステリースクールが一般公開に踏み切ることにより、正式なトレーニングを受けて認められたヒーラーなら、施術ができるようになりました。これにより、市井で活躍するより多くの人々が、このDNAアクティベーションの恩恵を受けられるようになっています。

これを受けた人は、まさに形而上学が語る最大の教え、「I am God.」の一片――素晴らしき自らの潜在的な可能性が拓かれます。徐々に心の平和、心の豊かさ、さらには自らの人生を切り開いていくことができるようになるでしょう。

私がDNAアクティベーションを最初に受けたのは2005年9月のことでした。そしてDNAアクティベーションの施術法を最初に学んだのは、2009年でした。初めて学んでから10年以上もの月日が経過していますが、このヒーリングの威力については発見の連続です。

受けた人が備える可能性を最大限に開く、古来の叡智・DNAアクティベーション。このヒーリングの恩恵を、ぜひ、多くの人に受けていただきたいと思います。

DNAアクティベーションの解説ページはこちら

DNAアクティベーションをお受けになりたい方からのお申し込み・お問い合わせ、歓迎いたしております。下記のnoteお問い合わせフォームから「DNAアクティベーション希望」とお書きになって送信ください。折り返し、当方から連絡いたします(東京・池袋/目白がメインの活動場所ですが、各地への出張も可能です)

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