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BGMは脳への負担が大きすぎる

2日間の家族水入らずを終え、東京への帰路、新幹線から更新しています。なかなかハードでタイトなスケジュールでしたが、滞りなく。USJでは、心の底から楽しい時間をすごしました。娘たちよりも興奮してたかも。昨晩遅くに帰宅、そして今日は朝からランニングと英会話をしつつ、洗濯や洗い物、洗面台の掃除など時間が許すかぎり動き続けました。

ところで皆さんは、家事をするときに音楽をかけたりしますでしょうか?私はお気に入りの曲をガンガン流してテンションを上げながら家事をします。人の脳は、好きな曲を聞くとドーパミンやアドレナリンといった物質が増加して前向きな感情になると言われています。筋トレするときも同様。思い込みかもしれませんが、音楽があるだけでいつもより重い負荷に耐えられる気がします。

無関連音効果

という理論があります。目の前でやっていることと音楽の情報がぶつかり合うと理解度が下がるというもの。BGMは脳の負担が大きすぎるので、例えば勉強や読書をするときは音楽は流さないほうがいいでしょう。歌詞がある曲は特に悪影響が強くて、ノリのいいリズムと歌詞に加えて、勉強する内容や本の内容という3つの要素を脳は同時に処理できません。効率が下がってしまいます。

逆に掃除や筋トレといった「単純作業」においては効果的。特に掃除や家事などのように気乗りしないことに対しては、アドレナリンを無理やり分泌させるのに効果絶大、作業効率化が図れます。

でも、音楽を聞く「タイミング」によっては勉強や仕事、読書でも集中力アップを期待できます。作業をする「」の時間で好奇心を刺激するような音楽に触れておく。例えば、読書の10分前までに好きな曲を聞いて、音楽を止めて本を読み始める。そして休憩中にも音楽をかけてドーパミンの分泌を促すと、高い集中力を維持できるはずです。通勤中や駅からオフィスまでの徒歩10分間、音楽を聞くと仕事の効率も上がるかもしれません。

勉強中にどうしても音楽が聞きたければ、風の音や鳥の鳴き声といった「自然音」がおすすめ。逆に集中力を高めてくれます。自然音は人体のリラックスと興奮のシステムへ同時に働きかけ、両者のバランスを適正に調整する作用があります。

そういえば海外のノリのいい曲を聞きながら読書をすると、全く内容が入ってこないのに、ちょっぴり静かめの、スペインとかイタリアなど理解できない外国語の曲だと割と集中できたりします。英語だと「聞き取ろう」というテンションになってアドレナリンが無用に湧き出てしまうんですね。マルチタスクは脳の効果的運用に向いていません。仕事や読書などの知的作業においてはできれば無音で。皆さんもぜひ参考にしてみてください!

久保大輔




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