結果を得て、学び、反省し、向上していくことこそが「成功」である
「すごいね!」
長女が学校で100点をとったり、
次女が保育園でお絵かきをしたり、
それを見せてくれるたびに
かけてあげる言葉です。
ちょっと前までは、
「結果」に対する
「すごいね!」でした。
最近は意識して、
「プロセス」に対して
「すごいね!」
というようになりました。
■100点がすごいのではなく、
「がんばって漢字を覚えたこと」を
「すごい!」
絵を描いたことがすごいのではなく、
お絵かきが
「できるようになったこと」が
「すごい!」
「結果」をほめるのではなく、
結果をだすまでに要した「努力」をほめる。
能力をほめると知能が下がり、
努力をほめると知能が上がる。
という実験結果
があることを知って
僕も大急ぎで
子どもへのほめ方をあらためました。
とにかくほめればいい
と信じていましたが、
どうやらそうでもないらしい。
■高校生100人
を対象にした実験で、
まず全員に難しい問題をさせる。
終了後、
2グループに分けて
ほめ言葉をかけるのですが、
一方のグループでは
「80%正解!頭いいね!」
という感じで
生徒の「能力」を評価する。
もう一方のグループでは、
「80%正解!よくがんばったね!」
といったぐあいに、
自分に優れた才能がある
と思わせないように、
問題を解く「努力」
を評価しました。
■その後、
「能力」を評価されたグループは
二回目の問題(一回目より難しい)
にとり組むのを拒んだそう。
「努力」を評価されたグループでは、
9割がチャレンジしたといいます。
前者は、
ボロを出して能力を疑われたくない
という心理が働き、
後者は、
学べるチャンスを逃しませんでした。
難問を出されても嫌になったりせず、
むしろ難しい問題の方がおもしろい!
と答える生徒が多かったようです。
実験前は、
両グループの成績はまったく同じ。
ですが一回目の問題を出して以降、
差が出始めました。
「能力」を評価された生徒は
徐々に成績が落ち、
三回目に簡単な問題を解かせても
成績が回復せず、
「努力」を評価された生徒は、
チャレンジ精神でスキルが身につき、
どんどん成績は向上していきました。
■120名の、
ピアニスト、彫刻家、オリンピック選手、
テニスプレーヤー、数学者、神経学者など、
ずば抜けた実績を持つ人
に対して行われた調査によると、
大多数が平均的な幼少期を過ごし、
本格的なトレーニングを行うまで
際立った才能を示さなかったことがわかりました。
青年期になってもその片鱗はみえず
大器を予感させるにはいたりませんでしたが、
さまざまな人に支えられ、
たゆみない努力を重ねて
頂点にのぼりつめたのです。
そんな調査結果から、
学習環境があれば誰でも能力を伸ばすことが可能。
という真理
が導き出されます。
■「成功」って何?
もちろん結果は大事。
ですがそれはあくまでも
客観的指標
であり、当の本人の
正しい心的態度は
ベストを尽くして、学んで向上する。
試合はもちろん、
勝つために出場する
という側面はなきにしもあらずです。
ですが、それ以上に、
周りの人の助けをかりて
試行錯誤して
能力を向上させる近道を見つけ出し、
たゆまぬ努力を重ねてきた
その成果(進捗)を確認したい。
個人差はあれど、
多くのサッカー選手が
試合結果のいかんをとわず、
ミックスゾーンで冷静に試合を振り返り、
言葉を尽くして
現状を把握しようとする姿は、
僕も何度も目にしてきました。
そして翌日、
練習場では明るい笑顔
であいさつをして、
はつらつと元気に
ボールをけり、走る選手たちに、
前日の勝敗という「結果」
の影響があまり感じられません。
反省を糧にさらに前進しよう、
失敗は教訓である。
という信念が透けて見えます。
■ビジネスにおいても同じ。
結果より成長に主眼を置いて
努力することに責任を持つ(コミットする)
売上をつくることのみが成功
と考えるのではなく
結果を得て、学び、反省し
向上していくことこそが成功である。
謙虚で控えめに、
たえず答えを探して自問し続け、
答え(結果)がたとえ
厳しいものであったとしても
直視できる人。
失敗を真正面から受け止める一方で、
最後は必ず成功するという確信を失わずに
前向きなマインドでいられる人。
僕だけではなく
周りのパートナー全員が
力を合わせて学びながら進む、
楽しくてワクワクする旅に出る。
そんな物語を描いて
これからもがんばっていこうと。。。
いったい何があったんだ!?
と思われそうな投稿になってしまいました(汗)
特に何もありませんが
あらためて自戒を込めて。
そして僕以上にチャレンジされてる、
フォロワーの皆さんにあてて。
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございます。
それではまた明日。
おつかれっした!
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