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プレミアとJリーグ、各クラブのミッションに大きな「違い」が見られます


ビジネスはソリューション

人や社会の課題を解決することが目的であり、
売上や利益はその副産物です。

課題は次々と変化し、複雑になり、
多様化していくので、

稼いだお金は

あらたな解決方法を開発する資金
に回されます。

課題が解決されると人は喜び、
社会が明るくなる。

ということはつまり、
笑顔がお金に換金されたということなので、

笑顔をより多く増やしていくために
再投資として使われるもの、それがお金だと思います。

喜びをもたらしてくれる企業は
人や社会からの信用を得て

ビジネスをするうえで発生する
諸問題、齟齬や弊害を取り除く

という恩恵を受けます。


課題解決→笑顔、信用→お金

ビジネスをこのようにとらえると、

会社は何のために存在し、
何をする(もしくは何をしない)組織なのか

を明確に言語化することができます。


企業の存在意義。

ヨコ文字だとミッションやビジョン、コンセプトなどと
訳されたりしますが、

それは議論したり、お客さんに聞いたり、
アンケートや調査をしたりして導くものではなく、

創業者の志によって規定されるものです。

「こんな世界をつくりたい」

という社長の熱い思いがにじみ出る言葉
になるはずです。


■大学院での研究では、

この「存在意義」に焦点を当てて、

なぜフットボールクラブは存在しているのか?
スポーツは人びとに何をもたらすのか?

について論文を書いています。

イングランド・プレミアリーグ各クラブは
オリジナリティあふれるミッションを掲げています。

そしてその中身はというと、
サッカーのことにはあまり触れられていません

日常に変化を与えること、地域とのつながり、
新しい価値を共創する
といった

「課題解決」

に関する言語で占められています。


工場、学校、教会、パブに集まる人々が、
空いた時間に始めたフットボール。

イングランド各地に、それぞれのルールで発展し、
クラブ組織へと進化したという成り行きが、

オリジナリティあふれる「存在意義」
を言語化させたと言えます。

フットボールクラブですが、
原型は「コミュニティ」

人々が集まって、日常から離れて、
感情を開放させて、

「生きててよかった」

という自己肯定感をもらたすことが、
コミュニティの存在意義でした。


■一方、Jリーグに目を向けると

まず、クラブとリーグの成り立ちから
真逆であることに気づかされます。

クラブ組織に発展し、
仕事を休んでプレーする労働者が、

仕事を休んでなくなった給料を
クラブに要求したことでプロ化が促進され、

試合数が確保できず、経営が不安定になったクラブを
経済的に救済する措置として

リーグが設立されたイングランド。

対して日本では、
プロ化を目指して設立されたJリーグ、

そしてJリーグの理念に共感し、
加盟したのは企業のサッカークラブ

という順番です。

Jリーグ各クラブの「クラブ理念」を紐解くと、
使われている言葉が似通っていることに気づくはずです。

地域密着、地域貢献というワードは、
実はJリーグの理念でもあり、

その理念がそのままクラブに移転されました。

リーグができて、
プロクラブが加入したという歴史が、

クラブ理念の横並びにつながったのでしょうか?

使用されている言葉の数
日英に大きな差が見られます。

イングランドが長大で
日本は箇条書き、という体裁が目立つ。

そして「サポーター」という言語の
使用頻度にも極端な違いがあります。

Jクラブの理念には
サポーターの文字がほとんど見つかりませんでした。


■歴史的背景

が原因なのかは定かではありませんが、

サッカークラブのミッションや理念に、
日英でこれほどまでに違いがあるという事実は

何を物語っているのか。

続きはこちら
をご覧いただきたいのですが、

自分の研究をいかしつつ
実際にクラブ経営をする試みも始めました。


立ち上げて約1か月。

ミッション、ビジョン、コンセプトを明らかにして、

クラブにまつわるすべてのコンテンツを、
ミッション、ビジョン、コンセプトに一貫させるべく

マネジメントしています。

そのプロセスをすべてお見せしていますので、
興味がある方はちょっとのぞいてみてください。

結構おもしろいこと書いてますよ。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




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吉本興業スポーツセクション勤務|早稲田大学にて博士論文執筆|マッチャモーレ京都山城広報兼サロンオーナー/英国リバプール大学院MBA/京都サンガ(マーケティング、日刊コラム執筆歴2年)

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