「母娘問題 オトナの親子」1・2を読んで(読書感想文#66)
今日はマンガです。
だいぶ前に1の本を読んでいて、感想書いたんだったかなー、と思いましたが、どうやら書いていなかったみたいです。
今回、続編を読んだので、綴ってみます。
個別事例ではなく、母娘問題にはパターンがたくさんある
精神的な問題について学ぶほど、親子関係の重要性が分かるようになり、専ら母娘関係は興味深くて引き続き色々学んでいます。
最初に1を読んだ時は「こんな毒母もいるんだな」と、「大変な事例」として捉えていました。
ある程度、親子の問題を知ってから2を読むと、事例紹介ではなく母娘関係の「パターン」に見えてきます。
過剰な期待をしたり、利用したり、搾取したり、世話をさせたり・・・
距離の取り方や、高年齢になるにつれての問題
そして2では、家を出たりした後の「距離のとりかた」に視点が置かれているのが面白い。
確かに、各々の自立のためには、適切な距離感が大切だなと思います。
それと、3世代(孫育て)や、介護が絡んでくるのもポイント。
娘側も、おばあちゃん側に子育てを手伝ってもらったりして甘えている。
介護を娘に期待したり。
どこまでを「当たり前」と思っているか。
こういう基本的なところの認識が、親子だとはいえ一緒だと勘違いしていると、すれ違いになると思います。
ちがう人間だから、考えは違って当然。
その考えが作り出される背景は、世代間連鎖する部分もあるし、育て方・声かけでも変わるし、本人の気質も部分的にはある。
巻末の著名人インタビューも面白い
今回、2の後ろの方には、色々な著名人の方の「母についてのエピソード」が語られているページがあって、これも面白かったです。
みなさん正直に話されているので、綺麗な話は少なめで、整理のつかない状態を語られたりしていて、親子関係となると「物語のようにはいかない」というか、「スマートにすべて解決という訳ではないんだな」という感じがします。
マンガなので、母娘問題のなにがポイントなのか大枠掴みたい方には、読みやすくて面白いので、よいかなと思います。
ここまで読んでいただき、どうもありがとうございます。
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