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「『今ここ』神経系エクササイズ」を読んで(読書感想文#51)

この本は神経系のトレーニングという表現に興味を惹かれ、読んでみました。トラウマの本で出てきたソマスティック・エクスペリエンシング(SE)療法が基になった理論のお話でした。

▼「今ここ」神経系エクササイズ/浅井咲子著

絵本で学べる内容になっていて、その後の説明もイラストアイコン満載で分かりやすいです。

交感神経、背側迷走神経、腹側迷走神経

神経系は交感神経の他、副交感神経は背側迷走神経と腹側迷走神経で調整しているというポリヴェーガル理論で、様々な事象を説明しています。

背側迷走神経で、凍り付き(シャットダウン)が起きるというのは、トラウマの本で読んで衝撃的だった部分です。その意味が分かってきました。
いわば、背側迷走神経による急ブレーキだということ。

そしてもっと優しいブレーキとして、腹側迷走神経があるということでした。「人とのつながり」の神経と表現されていたけれど、これが私にはピンときづらかった。心拍の状態は周囲2.5mの人と同期できるとか、本当なのか分からず。。脳にあるミラーニューロンみたいなものが、迷走神経としてあるということ?
絵本の中で、抱きしめられて落ち着く表現がでてきるので、「ほっとする」みたいなことかなと。それであれば、分かりそう。

私が回避傾向だから、掴みづらいのかもしれず。本書内にあるエクササイズで、土台作りが必要なのかもしれません。

神経系エクササイズ

神経系のエクササイズとして、「腎臓の位置に手を置くといい」という説明。腎臓が副腎を圧迫することを和らげて、アドレナリン、コルチゾールの長時間分泌を防ぐという説明なのだけれど。・・・私に内科器の知識がなく、よく分かりません。

5つのエクササイズとして、「ぼー」と声を出したり、「ぎゅー」と顔をしかめて緩める、手を「にぎにぎ」、息を「ふーっ」の5つが紹介されていました。
これは、リラクゼーション法とか、漸進的筋弛緩法のことですかね?

<おわりに>

裏付けとか考える前に、やってみて、感覚的に神経系を構築していきましょう、そういうことだと思います。自分が思考優勢すぎるんだなぁと、しょげ気味でした。。とても学びになる部分も多かったので、やれるところから、取り入れてみようと思います。

もっと神経系のことを勉強したら、実感を持ってわかるようになるのかなぁ。ここまでお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

▼SE療法を知った、トラウマの本


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