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ピンチをアドリブで乗り越える技 68/100(ガマン)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。


今日は半分お遊びの投稿です。

「急にトイレに行きたくなった」

ピンチですよね。

こんなとき、そもそも文明が発達する前の人類は、きっとトイレを我慢することとか、無かったんじゃないかな?

と、思うのですがどうでしょうか?

狩猟中に、隠れてなきゃいけないのに、急にトイレに行きたくなって、でも今動けないし、隣にお義父さんも居るし、そもそも匂いで獲物に気が付かれてしまう。

我慢しよう

とかって、あったんですかね?

本能や生理現象を、抑えつけるのが社会です。
野原で、他に誰もいなければ、抑えつけるものは何もないはずです。

ああ、でも、マンモスに襲われるから今は我慢しようとか、あったのかな??

子供もそうですね。

自我が芽生え、ルールを覚えることで社会に適合していきます。

それまでは、オシメが必要なわけです。

21/100とか49/100でも触れましたが、この社会を気にする以前の、本能的な部分が『おのれ』であり、それは現代社会においては『魅力』に繋がると私は思っています。

悪い男や、ちょいワル親父がモテるのも、これと関連してるのではないでしょうか?母性本能をくすぐるというだけでなく、その予測できない危険な香りに、私たちは憧れるのかもしれません。
社会に忖度していない、天真爛漫な感じも魅力的ですよね。

フワちゃんとか、マツコさんとか(ある意味で天真爛漫?!)はこのパターンだと思います。

「本来は、本能的には、こうありたいな。」

と思わせる事が出来たら、それは魅力に繋がります。

いや、お漏らしは決して魅力的ではないですよ!
でも、ピンチを前にしても、パニックになったり、怖気付くことなく、天真爛漫な感じで

「うっかりしてました~」

と言って乗り越えるあざとさも、時には役に立ちます。

いや、でも、なかなか、実際には出来ることではないですよ、これ。

それなりの醸し出すものと、度胸が必要です。でもアリだと思います。

話が逸れたので、本題のトイレに戻します!
急にトイレに行きたくなる時って、緊張している時が多くないですか?

ちゃんと、こうなるのが嫌だから、さっき行っておいたのに、また行きたくなった。あんまり水分取らないようにしてるのに。

撮影前とか、舞台の本番直前、こういう時にこの類のピンチに陥ることが多いです。

でも、不思議なんです。
「これはヤバい」
と思っても、一旦カメラが回ったり、舞台上に立つと、大丈夫なんです。

あ、ちなみに、余談ですが、袴を穿いてても、脱がなくてOKです。でも、装束姿では一応禁止されてます!

舞台上では大丈夫、これって、緊張とは別のマインド状態に入っている気がします。

舞台上に立ってはいても、心ここに在らずな時、勿論役者としてはあってはならないことですが、そんな時はやっぱり、ピンチ状態になるんですよね。

小役時代は、誰しも失敗した経験があります。これも、まだ心ここに在らず、だからでしょうか?
汚い話ですが(今さら?)、重度の風邪でも能舞台に立って嘔吐したのは、後にも先にも、私ぐらいかと思います!

さて、これってどういう状況なんでしょうか?
いわゆる、ゾーンに入ってる状態かな?と私は仮説を立ててます。

ゾーンに入っていると、もよおさない。

原始人も、マンモスを前にするとこのマインドに入るから、大丈夫だったりしたんですかね?

スポーツの試合前に、緊張でトイレに行きたくなったのに、試合中は大丈夫だったこととかって、ないですか?

皆さん、いかがでしょうか?

荒木博行さんとの対談voicyが今朝公開されました!
明日に続きます。



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