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美しい北部の街、チェンマイ&ルアンパバーンで小休憩【DAY17-22】|働きながら世界一周

色々アクティブに動き続けていたせいなのか、ワクチン接種による副作用なのかわからないが、ここにきて初めての体調不良。

やっぱり体が資本なので、体を大切にしないとと思い知らされた。

ちょうど5月1日から6日の日程で、プーケットから夜行バスでバンコクへ、そして、バンコクから夜行列車でタイ国有鉄道に乗りチェンマイへ、さらに飛行機でラオスのルアンパバーンに移動した。

チェンマイは、タイの中でもとても小綺麗で洗練されていて、落ち着いている街で、街を歩くだけで楽しかった。

ルアンパバーンも同じく街並みが美しく、アジアでありながらヨーロッパの雰囲気も感じられて、雄大なメコン川と自然も楽しめる。

そんな街を楽しみつつ、あんまり無理に何かをしようとせず、エネルギーチャージをしていた。

ということで少し曖昧な記憶を辿りつつ、簡単に旅の記録を書いていきたい。


1.再びバンコクへ

リゾート感を味わったプーケットから、再びバンコクへ戻る。バスで朝にバンコクについて、その夜にチェンマイ行きの列車に乗るというハードスケジュール。

朝5時くらいに気がつくと、バスはバンコクの停留所についていて、隣のタイの女の子が先に降りて行ったが、危うく乗り過ごすところだった。

バスターミナルを降りると、まだあたりは薄暗い。トイレで洗顔と歯磨きをして、朝早くからあいているカフェまで移動し、その後再度病院でワクチンを受けに行く予定だ。

バスターミナルから、バンコクの中心街は少し離れていたので、市営バスのようなものに乗る。バスの乗り方はだいぶ慣れたが、朝6時くらいに乗ったバスは、座れないくらいに混んでいた。

大きなバックパックを抱えふらふらしながら立っていると、60〜70歳くらいのおじいさんが、もうすぐ降りるからと席を譲ってくれた。優しさに心が温かくなった。

ただそれも束の間、次の停留所あたりにつくと、何人かの乗客が乗り込んでくる。そのまま座席に座っていると、バスの運転手が私に向かって何か叫んでいる。現地の言葉でまったくわからない。目の前をみると、私の前にお坊さんが立っていて、どうやらお坊さんに席を譲れということらしい。たまたま私の座っている席が1番前の席だったこともあるのだろうが、初めての現地ルールに少し戸惑った。

タイではお坊さんは位が高く崇拝される立場の方なので、どうやらそうしないといけないようだ。あとはお坊さんは女性に触ってはいけないなど、色々細かいルールがあるみたい。文化が違うとルールも違うのだなと学びになった。ただ席を譲ったらありがとうくらい言ってくれても良いのでは、と思ったけど。人としてさ。

再びバスの中で立っていると、近くに座っていたおばさまが、私の大きなバックパックを自分の座っている前で持っていてくれた。みんな優しい人が多い。バスに乗り30分ほど、目的地の停留所に着いた。

そこから、朝からあいているカフェで仕事をした。カフェは綺麗で、コーヒーも美味しくてとてもよかったのだけど、冷房が寒すぎる(笑)これは東南アジアのカフェ全体的に言えるのだけど、本当に寒い。そういうときのために、カーディガンを常備しているものの、それでも寒い(笑)

なんとか耐え忍んで、9時半ごろに2回目のワクチン接種ため、病院に向かった。9時半から診療開始とGoogle mapには書いてあったが、私がついたころには、すでに多くの人でごった返していた。

1時間ほどで無事に注射も打ち終わり(今回も4本、詳しくはこちら)、ご飯を食べて、また再び仕事とMTG。ここで入ったカフェも、またもや寒かった。。

そして、だんだん体調が悪くなってくる。体が少し熱っぽい。

ワクチンのせいなのか、冷房のせいなのか、もはやわからないが、仕事をしていてぼーっとしてくる。

いくつか予定していたMTGをキャンセルさせてもらって、バンコクにあるスーパー銭湯的なところで体を温めることにした。その日は夜22時すぎの夜行列車で、チェンマイに向かう予定で、シャワーも列車にはない。

タイのブルーラインという市内を走る電車に乗って2駅。ちなみに、電車移動もぼーっとしすぎてあまり記憶がない。きっと熱のせいだと思う。電車の中も寒いけど、いつも以上に寒く感じたのだけ覚えている。

タイのスーパー銭湯は、日本の温泉文化を再現したような施設で、湯船の種類もいくつかあったり、サウナもあって、そして綺麗で、とても居心地がよかった。日本人が運営や企画に関わっているのかな。

日本のスーパー銭湯でもよくある、受付でロッカーの鍵をもらって、そのIDで全部屋内の決済ができる。入浴料は500バーツ(日本円で2,000円)で、館内着とタオルがついてくる。それプラス私は、さらに500バーツでタイ古式マッサージをすることにした。

温泉は、紙パンツと紙ブラがもらえて、丸裸ではないところは海外っぽい。湯船はいくつかあって、温度が湯船ごとに違ったり、リラックスやダイエットなどの目的によって、おすすめのお風呂の種類の順番が書いてあったり、エンターテイメント性も高い。

1時間くらいお風呂に入って、施設内でご飯を食べて、マッサージをした。やってくれた方の技術が高かったのか、かなり体の疲れがとれた。面白いのが、マッサージをしてくれた方へのチップは、マッサージ後のレシートに、ボールペンで記載をして、その後最終お会計のときにカウンターで払う。お会計はクレジットカードで払っても、チップについては現金で払う。なんだか不思議。

温泉で少し体が癒されて、その後タクシーでチェンマイ発の列車が出る駅へ向かった。高速に乗ったのだが、高速代は、高速代払うところでこちらが運転手に渡すという不思議スタイル。

基本バンコクのタクシーの運転手さんは良い人だけど、外国人に対してめんどくさそうだし、適当だなと思う。病院に行く時に乗ったタクシーのうんちゃんも、場所を伝えて向かってくれたのは良いけど、私がここでおろして!って言っても、「いや、あなたの言っている場所はこっちだ」って謎に言われて交差点を渡った先でおろされた。いや、そうじゃないんよ、、、っていう説明をしたかったけど、英語が伝わるかもわからないし、もう車は進んでいたし、細かいコミュニケーションとるのも私もめんどくさかったので、何も言わなかった。

めんどくさがらないことが大事なんだと思うけど、めんどくさいことになるなら私が少し我慢したら良いやって思っちゃうくせがどうしてもあるんだよな。

ともかく無事にバンコクの駅に到着して、ここからワクワクの電車旅。

2.電車に20時間ゆられ、チェンマイへ

とにかく体調がやっぱり優れなかったので、バンコクの駅について、駅の床で寝るという人生初めての体験をした(笑)

電車が発車する時間に近くなると、改札が開くというスタイルで、現地の人たちも待っている間結構床に座り込んだりしている人たちもいたので、それに紛れてやってみた。少し人の目が気になったけど、悪くなかった。

今回寝台列車の予約が埋まってしまっていたので、2等のシーティングシート(座るタイプの席)での予約だった。その車両は冷房もなくて、窓全開なのと、扇風機のみ。大丈夫かなと不安だったが、結果めちゃくちゃ良かった。

冷房ほど寒くないし、電車が動くと風が吹いて、心地よい風を浴びながら移動できる。最初は隣に人がいたけど、途中で降りて行ったので、実質2席を占領しながら、ゆっくりすることができた。

定期的に社内販売の人が通りがかり、ジュースやごはんを販売してくれる。私もオレンジジュースやガパオライスを購入した。

電車には電源もWi-Fiもないのだが、可能な限りは仕事も少ししたりした。ただ途中電波が通じなくて、あまり仕事にならなかった。

22時過ぎに出て、電車は次の日の12時過ぎにチェンマイに着く予定。とても長い旅路だったけど、楽しかった。海外の列車であるあるの遅延が発生して、結局チェンマイについたのは13時半ごろだった。

そこから勧誘のおじさんのトゥクトゥクに乗って、ホテルに移動。仕事。

そして、Google Mapで見つけた、ホテルの近くにある激ウマ牛肉麺を食べに行ったりした。閉店間際だったけど、店主のおじさんがいいよって言ってくれて店にいれてくれた。

牛肉麺、食べかけだけど

チェンマイでは、旧市街と呼ばれるお寺などが集結しているエリアがあって、今回そこを中心にお寺を巡ったり、カフェに行ったり、足のネイルをしたりした。ちょっと体調がすぐれなかったので、本当にゆっくりしたり仕事をしただけだったけど、それでも街が綺麗で可愛くておしゃれで、少し歩いているだけでも楽しかったし、また行きたいと思える街だった。

チェンマイのお寺、ワットプラシン
おしゃれな建物
旧市街の川
川沿いでゆっくりする人たち
緑に囲まれた珈琲屋さん
このコーヒー、めっちゃ美味しかった

また、泊まったホテルの人たちもとても親切で、延泊に対応してもらったり、ランドリーサービスをお願いしたり、お迎えのタクシーを呼んでもらったり、よくしてもらった。

チェンマイ3日目には、ゾウの保護センターに行くツアーに参加をした。直前まで行くか悩んでいたが、結果行ってみてめっちゃ良かった。ゾウとあんなに身近に触れ合える機会もないし、周りは欧米の方々しかいなかったけどそれがコミュニケーションをとる機会にもなった。なんでも、勇気を持って、一歩踏みだすことの大事さを改めて感じた。

ゾウツアー参加の皆さん
ゾウと一緒に水浴び
お尻かわいい

ゾウの鼻息の生温かさの感覚が、いまもリアルに蘇ってくる。昔、「かわいそうなゾウ」という戦争中の動物園のゾウを描いた絵本を読んで号泣したことを思い出した。

3.短すぎたルアンパバーン滞在

チェンマイについて4日目、5月5日の15時過ぎの飛行機で、チェンマイ空港からラオスのルアンパバーンに向かった。

ラオエアライン

ラオエアラインというラオスの航空会社で、チェンマイから1時間ほどでルアンパバーンに着く。チェンマイからほぼ1日かけてバスで移動という方法もあったのだが、今回は時間を優先にした。飛行機は大きくないけど快適だったし、ラオスで有名なカフェJomma Cafeのクロワッサンが機内で軽食として出てきたりして、少しテンションが上がった。

クロワッサン

16時すぎにルアンパバーンの空港に着く。空港には、市内まで送迎サービスのカウンターがあり、私もそこに並んでホテルまで送迎をしてもらうことにした。80,000kipほどで、日本円だと500円くらい。

他の欧米人観光客と10人くらいでバンに乗って、私は私のホテルの近くでおろしてもらった。今回のホテルは青と白を基調とした可愛いデザインとインテリア。

奥の青い建物がホテル
部屋の中

ラオスはフランス領だった歴史もあるけど、このルアンパバーンという街は、ラオスの中でも特に、ヨーロッパ風の建物が立ち並び、花が咲き乱れ、美しく綺麗な街だ。それでいて騒がしくもなく、雄大なメコン川を中心に豊かな自然があり、観光客は多いけど、ゆっくりすることができる。フレンチやイタリアンが食べられるレストランもあれば、仕事ができるおしゃれなカフェもあれば、美味しいコーヒーが飲めるコーヒー屋もあれば、ラオスの現地料理が食べられる屋台やレストランもある。

川沿いの朝日
メコン川を見ながらコーヒーと仕事
朝6時半のルアンパバーン
洋風のおしゃれな建物

そんな素敵な場所でゆっくり1週間くらい過ごせばよかったのだけど、最後ベトナムに移動して日本に一時帰国する予定を立ててしまっていたので、今回は1泊のみのショートステイ。

ついた日は疲れて、ご飯も食べずすぐ寝てしまって、次の日の朝から朝日を見ながら散歩をしたり、メコン川を見ながらおいしいコーヒーを飲んだり、市街地が見渡せる丘に登ったり、マンゴースムージーを飲んだり、屋台で激うまカオソーイを食べたりした。

激うまカオソーイ

大体どこの町でも1回は、現地の屋台やレストランっぽいところで激安激うま飯を食べているけど、本当に美味しいし安い(語彙力なくてすみません)

そして、毎回思うけどラオスの人は穏やかで優しい人が多い。今回の宿先やご飯屋さんの人たちもみんな優しかった。

4.アジア人の男性になぜかモテる?!

ルアンパバーンで、朝散歩をしていたら、中国人の団体客のおじさんたちに話しかけられて、一緒に写真を撮って欲しいと言われた。東南アジアの寺で、よくかごに入った小鳥を売られていて、その小鳥を逃したら幸せになるみたいな謎の習わしがあるけど、そのおじさんたちもかごに入った小鳥を持っていて、一緒に逃そう、と言われた。私は、ちょっと鳥が怖くて、少しだけ一緒にやっているふりをしたけど、あんまり良い気持ちはしなかった。

その後、丘に登っているときには、別のアジア人の男性から話しかけられて、また一緒に写真をとって欲しいと言われた。

アジア人男性に私はモテるのかしら。大体どっかで誰かに話しかけられる(笑)

日本にいると、綺麗でいなきゃ!とか、洗練されたファッションでいなきゃ”とかって意識がより強くなって息苦しいことが多い。あとは細くならないと、とか。いま旅行していて、ほぼすっぴんだし、毎日ほぼ同じ服を着ていて、何も気にしていないけど、話しかけられることが多い。

モテることが全てではないけど、良いことだと思う。そして、シンプルにありのままで、それで良いんだと思う。日本に帰ってもそのマインドを忘れないでいたい。

そんなこんなで少しずつ体調も復活してきた中、19時の飛行機でベトナムに向かう。

ラオスの思い出で買った、ゾウのキーホルダーをバックパックにつけていたのだけど、荷物を預けていたらベトナム空港で早速なくなっていて悲しくなった。

ゾウのキーホルダー

まあそんなこともあるよな、と前向きに、まだまだ旅はつづく、、!


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